第37期東京おもちゃ美術館おもちゃ学芸員養成講座 開催!

 11月16日~17日に第37期おもちゃ学芸員養成講座を開催し、14名の皆さんがおもちゃ学芸員の仲間に加わりました!
最初は少し緊張した様子で講義を聞いていましたが、たくさんのおもちゃに触れながら仲間と言葉を交わし、笑顔のあふれる賑やかな2日間となりました。

≪グッド・トイについて≫
副館長の橘高より、グッド・トイとは何か、どのように選考されるかについて紹介しました。おもちゃの開発背景や開発者の想いの解説を聞きながら、実際にひとつひとつグッド・トイを手に取り、グループで遊びながらその特長やいろんな遊び方を発見しました!



≪おもちゃで自己紹介/先輩おもちゃ学芸員と話そう≫
先輩おもちゃ学芸員から、おもちゃ学芸員になったきっかけや活動の楽しさを日々のエピソードを交えて紹介した後、グループ毎に積み木やボードゲームを使って自己紹介や先輩おもちゃ学芸員への質問タイムを行いました。おもちゃの遊び方はどうやって学ぶの?いろんな国の方とのどんな風に接しているの?等々、たくさんの質問があがりました。これから日々の活動の場で一緒になるのが楽しみですね!



≪手作りおもちゃで遊ぼう≫
「おもちゃこうぼう」の活動を学んだ後、身近な材料で簡単に作れて、カチカチといい音の鳴る『牛乳パックのカスタネット』を作って遊びました。
皆さん、黙々と取り掛かり、思い思いの絵を描き始めましたが、お互いの綺麗な模様を見ながら会話も弾んでいました。出来上がったカスタネットを、こまのように回してみたり、ブラブラ振ってみたり、色んな遊び方をグループで発見して盛り上がりました!



≪東京おもちゃ美術館の収蔵品について≫
100カ国10万点の収蔵品が集まった経緯や企画展示室のコンセプトを聞いて、実際に企画展示室で企画展の各国の人形について時代背景を踏まえた解説を聞きました。展示替えにはおもちゃ学芸員も参加することを聞いてワクワク!





≪ようこそ!おもちゃ美術館へ!≫
館長の多田から、東京おもちゃ美術館の成り立ち、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会について、おもちゃ学芸員の役割などについてお話しし、皆さん興味深く真剣に聞いてくださり、また、皆さんのゆかりのある地域の姉妹館の存在を知って親近感を持っていただきました。





≪おもちゃと遊びの文化継承について≫
けん玉やお手玉などの歴史を学びながら、楽しみ方やコツを小さいお子さんから大人までどのように伝えるかを実践しました。けん玉を頭に乗せてユニコーンになってみたり、輪になって歌いながらお手玉を回したりと、楽しみながら遊びの広がりを体験!





≪館内レクチャーツアー≫
館内各所のコンセプトや特色の解説を聞きながら、来館者のみなさんが楽しんでいる様子や、おもちゃ学芸員の実際の活動に触れていただきました。ゲームのへやでは、年に1度のサンタクロース号の点灯を今回特別に行い、来館者のみなさんと一緒に楽しみ、点灯したときには歓声があがりましたね!!




≪おもちゃ美術館が伝える木育と木育から始まる子育て支援≫
「木育」とは何か、日本の森林占有率が世界で2位ということも驚きでしたね。おもちゃ美術館が推進する木育活動と子育て支援を紹介しました。また、たくさんの木のおもちゃで遊び、魅力を感じてもらいました。



≪いとのこ体験≫
おもちゃこうぼう内の「いとのこや」で、実際にいとのこを使ってみました。
皆さん真剣にいとのこに向き合い、丁寧にやすりをかけました。自分の出来栄えに満足したり、周りの方々と見せ合いっこしたりして、ステキなおもちゃを作っていました。



≪認定証・エプロン贈呈≫
2日間、たくさんのおもちゃに触れ、館内の様子やおもちゃ学芸員の活動を肌で感じていただけたかと思います。お疲れ様でした、と全員で拍手!
これからはエプロンを付けて、おもちゃ学芸員としてご活躍いただき、おもちゃを通じて様々な繋がりをつくり楽しんでいただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!!








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