tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

「世界は言葉でできている」を自分なりに解いてみる-1

2012-10-25 17:06:00 | 今日の出来事
昨日始まったフジテレビの新番組「世界は言葉でできている」
お題を自分なりに解いてみる。もちろん、出演者の回答を見る前に。


1-「総じて【   】は、すべて価値のないものである」(ニーチェ)

何か皮肉めいたことを言っているんだろうということは想像がつく。

【金で買えるもの】なんかはすぐに浮かぶ。
あるいは【誰もが欲しがるもの】とか。

だが、いかにも「警句のための警句」「箴言のための箴言」のようで、
自分の実感にすとんと落ちるところがない。

「言い切ってしまったもん勝ち」だとすれば、
「価値」という言葉を敢えて繰り返して、こんなところだろうか。

自分 「総じて【価値が計れるもの】は、すべて価値のないものである」

人の命も、自然の偉大さも、愛情や友情の深さも、
本当に大切なもの、本当に価値あるものは数値化することができない、
という意味で。

設楽統 【言葉で伝えられるもの】(76ポイント)
徳井義実 【あらゆる後悔】(72)
市川猿之助 【体裁が繕われたもの】(74)
又吉直樹 【類似品】(81)
Mummy-D 【ひとからもらえるもの】(51)
西村賢太 【小、中学時代の友人】(14)
設楽 【手に入れた物】(58)
ニーチェ 【値段のつくもの】(78)

出色の回答は西村賢太だろう。
他の回答者が「漠然とした概念」を答えとして挙げているのに、
(そしてそこに「逃げ込んで」いるのに)
ここまで個別具体的なことをズバッと言い切れてしまう。
大竹まことが「孤高に生きる、という彼の宣言」と言っているが、
まさにそうした立場に立つのを辞さないことこそが、作家の生き様なんだと思う。
キレイな回答にまとめようなんて思っていないのだ。


2-「【   】と思って生きてみなさい。いつかそれが正しいとわかる」(スティーブ・ジョブズ)

「意志あれば道通ず」みたいな、前向きな意味合いになるのだろう。
でも、できればそういう「模範解答」を忖度せずに、
自分が本当に腑に落ちる答えを出してみたいのだが…。

この問いは難しい。単なる「言葉の穴埋め問題」ではなく、
「あなたの人生の信念」そのものを問うているからだ。
フレーズを一から考えねばならない。

自分 「【自分の歩む道が進むべき道だ】と思って生きてみなさい。
   いつかそれが正しいとわかる」


市川 【自分には必ず何か果たすべき役割がある】(85)
西村 【この際、一度死に損なった】(68)
設楽 【最後に自伝を書く】(60)
Mummy 【とりあえず、親のいうことは聞いとくか…】(81)
又吉 【生きている】(72)
徳井 【世界が間違っているんだ】(62)
設楽 【海外旅行をしている】(54)
ジョブズ 【毎日を人生最後の日だ】(91)

ジョブズの答えは、なるほどその通りだ。「いつかそれが正しいとわかる」。
死を見据えていた人ならではの、言葉の真実味がある。


3-「人生において大切なのは【   】であって、【   】ではない」(ゲーテ)

2つの【 】には対比する言葉が入るのだろう。
真っ先に思い浮かぶのは、【何を与えたか】/【何を得たか】
でも、自分はそこまで徳が深くはない。

自分 「人生において大切なのは【どこをたどってきたか】であって、
   【どこにたどり着いたか】ではない」


「飛行機や新幹線で目的地までひとっ飛び」という旅よりも、
目的地までの行程そのものを楽しむ旅をしたい。
人生もそういうものだろう、と。

設楽 【道のり】/【目的地】(82)
徳井 【伝えること】/【考え込むこと】(52)
西村 【絶望も畏れぬこと】/【絶望に慣れること】(78)
Mummy 【ただ生きていくこと】/【なぜ生きるのかを考えること】(66)
市川 【一緒にメシを食える仲間の数】/【携帯アドレスの登録件数】(68)
又吉 【迷い】/【悟り】(80)
設楽 【あなた】/【わたし】(18)
ゲーテ 【生きること】/【生きた結果】(78)

又吉の言葉が深いなあ。

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手抜きの平日のサンプリング例

2012-10-24 23:22:53 | 今日の出来事
08:50 起床。目覚ましはケイタイで8:40と8:50の2回セット。
    明け方4時前に一度1時間ほど目覚めているので、熟睡感が乏しい。
09:20 家を出る。朝食はとらない。
    髪型を整えてコンタクトレンズをはめてひげを剃って着替えるだけ。
09:35 最寄り駅着。座れる。新聞読む。
10:15 会社着。まずはトイレで手洗い、うがい。メールチェック。
10:30 定例の会議。
11:30 会議終了。会議を受けていくつか用事を済ます。
12:00 思い立って地下鉄で日比谷公園へ。「ガーデニングショー」を見て回る。
     素敵な庭あり。プロでもセンスのない庭もあり。しかし何よりこの陽射しが嬉しい。
13:00 「ペッパーランチ」でサービスステーキランチ850円。
    今日はいつもくれるドリンク券くれなかったが、そうそうこの店に通い詰める理由もないしな。
13:30 本屋で立ち読み。
13:50 帰社。デスクワーク。
16:30 抱えてる仕事が片付いたので、本を携え近くの秘密サボリスポットへ。
    東野圭吾『麒麟の翼』。1/3程度だったのがかなり読み進む。
17:30 帰社。デスクワーク。
18:20 退社。帰りの車内で引き続き『麒麟の翼』。
19:00 自宅最寄り駅下車。「てんや」天丼と海草サラダ600円。『麒麟の翼』読了。
19:20 小型スーパーで牛乳やジュース、冷凍食品など買う。
19:40 図書館で本を借りる。
20:00 帰宅。シャワー。並行して洗濯2回。下着類で1回、柔軟剤の必要なYシャツ類で1回。
21:00 NHKニュース。どっかの高校球児がドラフト指名受けたとか、どうでもいいトップニュース。
    夕刊読む。合間に風呂場に洗濯物干す。洗濯物は外に干したことがない。それでも充分乾く。
22:00 このブログ書いたり、ネットの用事いくつか。
23:00 『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』読み始める。
24:00 就寝。風邪薬のおかげで今日もすぐ眠りに落ちるだろう。

仕事30%程度の日。もちろん忙しい日だってある。

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昨晩見た夢

2012-10-24 14:23:18 | 今日の出来事
映画みたいな夢を見る。

よく見るのは、「何かから追いかけられ、必死に逃げている夢」。
恐怖感や息苦しさよりはスリルや高揚感に満ちていて、目が覚めるのが惜しいくらい。
不思議とその逆の「何かを追いかけている夢」というのは見ない。

これもそんなモチーフのひとつだろう。
昨晩見た夢。

何が目的なのか分からないが、地下にトンネルを掘り進めている。
『大脱走』のような、手掘りで極秘裏に掘り進める狭いトンネルだ。
目的地に到達したらしい。
爆薬を仕掛け爆発させる。
ところが爆発は失敗したらしい。

そこで自分はこう思うのだ。

「夢なんだからさ、爆発も一発で成功でいいじゃん」

笑ってしまう。
夢の中で全くの異世界に連れて行かれながら、
「これは夢なのだ」と冷ややかにそれを中空から見つめている自分がいるのだ。

追いかけられる夢を見ているときもそう。
いよいよ捕まりそうなピンチになると、
「夢なんだからさ、覚めればいいじゃん」
と呟く自分がいるのだ。

そうして眠りからうっすら覚めかける。

布団にくるまっている今の自分が、
あたかも地下トンネルで土に埋められているかのように感じ、
トンネルを掘っていた時の自分は、
この圧迫感、閉塞感にどうやって耐えていたのだろう?と思う。

夢と現実がいつしか同じ1枚の表面におさまり、そうして完全に目覚めてしまう。

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物乞いの人がインターフォン?

2012-10-23 17:32:33 | 今日の出来事
昨日の朝の話。

7時過ぎに誰かがうちのインターフォンを鳴らした。

こちらはまだ寝てる。
7時過ぎといえば都会なら「早朝」の部類だろう。
こんな朝から誰なんだいったい?と思いながら、無視した。

まあ、基本的に一人暮らしはインターフォンを押されても無視するものだ。
出たって、NHKか、新聞の勧誘か、宗教の勧誘が関の山。
宅配便がこんな朝早くに来るはずもないし。

だが、二度寝しようにも眠れなくなった。

しばらくすると近所のオバさん
(喋る時に声の甲高さと早口を抑えられないタイプのオバさん。
とても耳障りで、僕が一番苦手とするタイプだ)
の話し声が聞こえてきた。

どうも「インターフォンを押した主」の話らしい。
うちだけでなく近所を順番に押して回っていたのだろう。
オバさんの声は大きいものの、何に追いまくられているんだろう?と思うような
前のめりで切羽詰まった感じで、何を言っているんだかよく聞き取れない。

伝わるところによれば、インターフォンを押したのは
汚い身なりのホームレスだったようだ。
「声甲高」オバさんは、声質に違わない性格の悪さを遺憾なく発揮し、
「インターフォンを拭いとかなきゃ」などと言っている。
底意地の悪さ、なかなかのものだ。

ホームレスなら1軒1軒物乞いでもしていたんだろうか。
物乞いは別に構わないが、家の玄関先まで押しかけられるのは、
さすがに身構えてしまう。
その人の身なりが息を呑むような「ホームレス然」としたものだったら、
不機嫌・不愉快というほどの鋭い感情ではないにしても、
ドアを開けた目の前で顔を突き合わせた際の映像が焼きついて、
朝から重苦しい気分に苛まれたことだろう。

この辺がホームレスに温かい街とは思えない。
「物乞い」も成果を上げてはいないだろう。
むしろ、「インターフォンを拭かなきゃ」と
事も無げに口にしてしまうオバさんからすれば、
警察に連絡して排除を図ろうといった流れに容易につながるのではないか。

なんでもない相手同士でもバリアはある。
ホームレス相手でもやっぱりバリアはあるだろう。
だがバリアを意識して生きるのもくたびれる。

とにもかくにも…自分は居留守を使って正解だった、と思う。

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力ずくの睡眠

2012-10-23 16:26:43 | 今日の出来事
相変わらず寝ていて夢を見る。

だが最近は風邪薬を服用しているせいか、
眠りに落ちるのがなんだか「力任せ」のところがあり、
本来なら「自由落下」で充分眠りに入れるはずが、
妙に加速度をつけられて振り回されてしまうようなところがあり、
そのせいか、夢を見て目覚めても、
再び眠りに引きずりこまれ、夢の中身を記憶に刻みつけておくのがままならない。

ただでさえ脈略のない夢ばかり見るのに、
それが小さな断片でしか覚えていられない。

一晩に何度か夢を見ることもある。
それも全部砕けた破片でしか残らない。

夢など見たくない。
だが、地層に埋もれてしまう夢も気がかりで、言い知れぬ不安を呼び起こす。

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