メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

フェア・ゲーム

2011年11月07日 | 映画
フェア・ゲーム を観た。


アメリカ合衆国史上最大のスキャンダル、と言われる事件を映画化したもののようです。

この事件を知らなかったのでフィクションかと思いましたが、ラストに実際の映像が流れたのでノンフィクションだったようです。
プレイム事件と呼ばれる事件の映画化です。

記憶にそう遠くないイラク戦争の背景。

イラクを攻める理由が欲しいからと国の依頼でイラクの内情を探っていたCIA。
その優秀なエージェントのヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)は元大使の夫ジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)のコネクションを使ってジョーにイラクに核の原料を送ってると噂されるニジェールに調査に行ってもらう。

ジョーはニジェールは原料を送ってないと判断しCIAも慎重に色々な情報を判断してイラクは核開発をしてないと結論するが、ホワイトハウスはブッシュ大統領の発言を正当化するために何とかイラクは核開発してるとCIAに言わせたがっていた。

そしてCIAエージェント達を脅して嘘の発表をする。
それに不満を抱いたジョーは国家の嘘を新聞に暴露する。

ホワイトハウスは腹いせに秘密工作員である妻のプレイムの素性をバラしてしまう。
世界中でスパイ活動など重要なプロジェクトを沢山進行していたプレイムはその全てを中止せざるを得ず恨みを買う。

怒り心頭なジョーはホワイトハウスを相手に徹底的に戦い始め、家族の為に泣き寝入りしようとするプレイムと確執が生まれてしまう。


というお話。

非常にストレスの溜まる腹立たしいお話でした。

歴史の闇に葬ってはいけない色々な事実があります。

これもそんな事件でしょう。

ナオミ・ワッツとショーン・ペンはよく共演しますね。
もう夫婦っぷりが見事です。

流石の演技派二人なので本物の夫婦みたいに見えてしまいました。

しかしよくぞコレを映画化してくれました。

ブッシュ政権には大きな闇がありますね。
元々ブッシュ政権に非常な憤りを感じていた僕としてはこういう映画はどんどんやってほしいと思います。

映像、演出、編集等がハイレベルで観やすく秀逸な映画でした。


そんなわけで8点です。


時間が経つと多くの人は深刻な事でも忘れてしまいますから、そうしない為にもコレ系の映画は誰かが作るべきです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。