マスカレード・ナイト
を観ました。
ある日、警察に届いた匿名の密告状。
それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に現れる、というものだった。
大晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。
優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)と事件解決にあたるが、パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している。
次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいた…。
刻一刻と迫り来るタイムリミット。
増え続ける容疑者。犯人の狙いは?密告者とは?残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか?
鈴木雅之監督です。
フジテレビ系列のドラマや映画の巨匠って感じですね。
商業作品専門でヒット作も多い印象ですね。
東野圭吾原作ですが昔は東野圭吾大好きである時期までは全作品を読んでいました。
これは読むのやめて以降の作品なので読んでませんが。
結構キャッチーでポップな印象を受けるミステリーです。
前作も見ていますが妥当に楽しめる娯楽ミステリーだった印象です。
今作もかなり前作のテイストを踏襲している感じです。
ちょっとお約束っぽい登場シーンやらアウトローな風貌の刑事がホテルマン風にイメチェンさせられるくだりとか。
ホテル側と警察側の会議室やらやり取りがシンメトリーで描かれる感じなど、ああ前回もこんな感じだったなとなるくらい既に定番な雰囲気でした。
新田と山岸のやり取りもかなり前作と似た少女漫画みたいなイチャイチャのいがみ合いって感じでした。
そんな感じなので前作を再上映しても差し支えないくらい同じような映画だと思いました。
前作は初めて見るので結構楽しめましたが2度めとなるとその軽快なやり取りもちょっと重く感じました。
奥行きのある演出は前作以上な印象で、大勢の登場人物たちが手前や奥でやり取りしてるのをシームレスに見せるのは好きでした。
事件はあまり引き込まれる事件じゃなくて娯楽のスパイスみたいな事件でした。
主に犯人とターゲットと密告者を大人数仮装パーティーの中から探す展開ですが。
主人公含め登場人物たちができる風に振る舞っててもやってることはかなりポンコツでちょっとストレスでした。
今回の新田は別のフロントマンって言われてるのに常に山岸のところにいってイチイチちゃちゃ入れしてました。
それがずっと「なんで?」となって引っかかり没入への障壁でした。
また来てる!なんでリスク管理しない?強引に衝突を作るなぁ
の繰り返しでした。
なんだか起承転結、事件の真相やら犯人の感じも前作と似ていた気がします。
個人的には解決編があまりピンと来ませんでした。
その要素だけがキーになってしまうのか、って感じでした。
監督が同じってのもありますがキャスト含めHERO感は強いですね。
もちろんそういうのが好きな層をターゲットにしてると思うので理に適っていると思いましたが。
音楽や演出やセット含め好みの極上のミステリー感はあるのですが要所要所がちょっと物足りなくてのめり込めない感じでした。
大晦日舞台なのに大晦日っぽさが全然ありませんでした。
主演の新田ははもちろん前作から引き続き木村拓哉です。
どちらかと言えば好みじゃない方に入る気がしますが年々役者としての魅力は増してる気がします。
なんだかんだでとても格好良いと思います。
前作はあまり全身カットで長澤まさみと並ぶシーンが無かったような気もしますが、自分が忘れてるだけかもですが。
今作は並んでるシーンがそこそこあり、ちょっとスタイルの差が気になりました。
長澤まさみの方が高身長なのに小顔なのでちょっとキムタクのブランドに良くない気もしましたが。
SMAP解散以降はそういうのももう構わないって気概も感じますね。
演技はザ・キムタクなやつでしょう。
相棒の山岸はフロントからコンシェルジュに移動してましたが前作同様長澤まさみが演じています。
デビュー時からファンですが相変わらず魅力的ですね。
最近他所の作品で役者としての幅を広げてる分、こういう普通のいい子の役は物足りない気がしました。
まさに役不足という感じでした。
存在感はバッチリなのでいるだけでも惹きつけられますが。
今作では新田の担当になると言われたフロントマンは石黒賢でした。
上記の通り新田は山岸にべったりでこの人の出番は全然少なかったですが。
我々世代にはちょっとベタなトレンディ俳優でしたが、キャラ変しながらいい感じのキャリアを歩んでいますね。
ちょっと嫌味な悪役をやらせるには抜群ですね。
沢村一樹が大クセの宿泊客でした。
徐々にコンシェルジュに無理なお願いをしてくるまさしくモンスターカスタマーでした。
登場人物が多い作中で良い盛り上げポイントでした。
警察側のリーダーの渡部篤郎は前作同様ですが。
このキャラクターが結構痛快で好きですね。
無駄な議論は受け付けない感じで。
ホテル側のリーダーの石橋凌もすっかり味のあるベテラン俳優になりましたね。
いろんな作品のいろんな役にハマってきて。
もうロックスターの印象も忘れそうな程です。
ベテラン刑事役を引き続き小日向文世が演じています。
前作では味方になるまでのゴタゴタがありましたが今作は最初から味方です。
なんかクセ強で実際は知らないですがリアルな雰囲気を感じます。
梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋、中村アン、田中みな実、勝村政信、木村佳乃、凰稀かなめ、麻生久美子、高岡早紀、博多華丸、鶴見辰吾、篠井英介などキャストも多く豪華です。
ちょっとコミカルな形で明石家さんまもカメオ出演してました。
ちょっと前作よりはパワーダウンした印象で期待よりは下でした。
そんなわけで6点。
を観ました。
ある日、警察に届いた匿名の密告状。
それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に現れる、というものだった。
大晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。
優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)と事件解決にあたるが、パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している。
次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいた…。
刻一刻と迫り来るタイムリミット。
増え続ける容疑者。犯人の狙いは?密告者とは?残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか?
鈴木雅之監督です。
フジテレビ系列のドラマや映画の巨匠って感じですね。
商業作品専門でヒット作も多い印象ですね。
東野圭吾原作ですが昔は東野圭吾大好きである時期までは全作品を読んでいました。
これは読むのやめて以降の作品なので読んでませんが。
結構キャッチーでポップな印象を受けるミステリーです。
前作も見ていますが妥当に楽しめる娯楽ミステリーだった印象です。
今作もかなり前作のテイストを踏襲している感じです。
ちょっとお約束っぽい登場シーンやらアウトローな風貌の刑事がホテルマン風にイメチェンさせられるくだりとか。
ホテル側と警察側の会議室やらやり取りがシンメトリーで描かれる感じなど、ああ前回もこんな感じだったなとなるくらい既に定番な雰囲気でした。
新田と山岸のやり取りもかなり前作と似た少女漫画みたいなイチャイチャのいがみ合いって感じでした。
そんな感じなので前作を再上映しても差し支えないくらい同じような映画だと思いました。
前作は初めて見るので結構楽しめましたが2度めとなるとその軽快なやり取りもちょっと重く感じました。
奥行きのある演出は前作以上な印象で、大勢の登場人物たちが手前や奥でやり取りしてるのをシームレスに見せるのは好きでした。
事件はあまり引き込まれる事件じゃなくて娯楽のスパイスみたいな事件でした。
主に犯人とターゲットと密告者を大人数仮装パーティーの中から探す展開ですが。
主人公含め登場人物たちができる風に振る舞っててもやってることはかなりポンコツでちょっとストレスでした。
今回の新田は別のフロントマンって言われてるのに常に山岸のところにいってイチイチちゃちゃ入れしてました。
それがずっと「なんで?」となって引っかかり没入への障壁でした。
また来てる!なんでリスク管理しない?強引に衝突を作るなぁ
の繰り返しでした。
なんだか起承転結、事件の真相やら犯人の感じも前作と似ていた気がします。
個人的には解決編があまりピンと来ませんでした。
その要素だけがキーになってしまうのか、って感じでした。
監督が同じってのもありますがキャスト含めHERO感は強いですね。
もちろんそういうのが好きな層をターゲットにしてると思うので理に適っていると思いましたが。
音楽や演出やセット含め好みの極上のミステリー感はあるのですが要所要所がちょっと物足りなくてのめり込めない感じでした。
大晦日舞台なのに大晦日っぽさが全然ありませんでした。
主演の新田ははもちろん前作から引き続き木村拓哉です。
どちらかと言えば好みじゃない方に入る気がしますが年々役者としての魅力は増してる気がします。
なんだかんだでとても格好良いと思います。
前作はあまり全身カットで長澤まさみと並ぶシーンが無かったような気もしますが、自分が忘れてるだけかもですが。
今作は並んでるシーンがそこそこあり、ちょっとスタイルの差が気になりました。
長澤まさみの方が高身長なのに小顔なのでちょっとキムタクのブランドに良くない気もしましたが。
SMAP解散以降はそういうのももう構わないって気概も感じますね。
演技はザ・キムタクなやつでしょう。
相棒の山岸はフロントからコンシェルジュに移動してましたが前作同様長澤まさみが演じています。
デビュー時からファンですが相変わらず魅力的ですね。
最近他所の作品で役者としての幅を広げてる分、こういう普通のいい子の役は物足りない気がしました。
まさに役不足という感じでした。
存在感はバッチリなのでいるだけでも惹きつけられますが。
今作では新田の担当になると言われたフロントマンは石黒賢でした。
上記の通り新田は山岸にべったりでこの人の出番は全然少なかったですが。
我々世代にはちょっとベタなトレンディ俳優でしたが、キャラ変しながらいい感じのキャリアを歩んでいますね。
ちょっと嫌味な悪役をやらせるには抜群ですね。
沢村一樹が大クセの宿泊客でした。
徐々にコンシェルジュに無理なお願いをしてくるまさしくモンスターカスタマーでした。
登場人物が多い作中で良い盛り上げポイントでした。
警察側のリーダーの渡部篤郎は前作同様ですが。
このキャラクターが結構痛快で好きですね。
無駄な議論は受け付けない感じで。
ホテル側のリーダーの石橋凌もすっかり味のあるベテラン俳優になりましたね。
いろんな作品のいろんな役にハマってきて。
もうロックスターの印象も忘れそうな程です。
ベテラン刑事役を引き続き小日向文世が演じています。
前作では味方になるまでのゴタゴタがありましたが今作は最初から味方です。
なんかクセ強で実際は知らないですがリアルな雰囲気を感じます。
梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋、中村アン、田中みな実、勝村政信、木村佳乃、凰稀かなめ、麻生久美子、高岡早紀、博多華丸、鶴見辰吾、篠井英介などキャストも多く豪華です。
ちょっとコミカルな形で明石家さんまもカメオ出演してました。
ちょっと前作よりはパワーダウンした印象で期待よりは下でした。
そんなわけで6点。