メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

62、ミュンヘンへ

2013年04月07日 | 魂の旅立ち
辛かったスイス編。

近頃は移動日を作る余裕が無いので朝早くから行動してばかり。
宿から駅まで遠いのでさらに早く移動開始。

落書きだらけの通り、朝だってのにクラブ街は騒がしく、いかつい警察達が黒人を摘発していた。
漠然と抱いていたスイスのイメージは全て幻想だった。

朝のチケット買いで前日調べたチケットと違うチケットを買わされる。
自分の英語力が問題なのだが、チケットを買えて欲しいと言うためにまたカウンターに並ぶ。
並んでる間ドキドキしていた、こんなのももう繰り返され続けた感情。
そしてつたない英語で
「僕が欲しいのはこっちのルートでコレをチェンジして欲しい」と伝える。
カウンターのお姉さんに若干キレられて凹んだ。
しかし「どうせコイツに会うことは二度とない!」と自分に言い聞かせ何とか頑張ってチケットを変えて貰った。

そして今日も長距離移動。
電車の移動時間は心が休まる僅かな時間。

可愛らしい女の子姉妹が僕の座席の近くで遊んでいた。
天使のように可愛らしかった。
微笑んだりしている内に僕に懐いてくれた。
椅子の陰や隙間から顔を出しては僕を鬼にしたプチかくれんぼの様にキャッキャしていた。
僕はひどく癒された。

電車を降りる時、母親と軽く話した。
そのドイツ女性は日本の子供は可愛くて大好きだ、と言った。
僕はドイツの子供の方が可愛いと思う、天使みたいだと飴を二人の子供にあげお礼を言われた。
こんなやり取りの一つ一つが自分を旅人にしてる気がした。

再び戻ってきたドイツ、辿り着いたのはミュンヘン。
地元のサッカーチームが優勝したので街にはちょいちょいサポーター集団が居て歌って騒いでいた。
コレもヨーロッパの風景だな、と思った。

僅かな時間で市内交通の一日券を買い、僅かな時間で市内交通の仕組みや路線を把握する。
そしてトラムに乗って宿には行かず美術館へ。
美術館で1時間以上過ごしたかったので分刻みの旅程だった。
ここまで前日に計画した通りにこなすことが出来た。

因みにミュンヘンの市内交通チケットの自販機は日本語でも買えて非常に喜ばしい。
ヨーロッパ語に加えて日本語だけが選べる、ドイツは日本人に優しいです。

そしてようやく宿へ。
まるで学校のような巨大なホステル、ディスコも付いていた。
チェックインして荷物を置いて再び街へ。

中心街のレジデンツや新市庁舎付近をブラブラ。
教会などを見て回った。
駅まで戻って駅周りの公園などを歩いていたら夜だった。

市庁舎の仕掛け時計が21時に動くというので付近で時間を潰す。
寒い中待ってそれを観た。

今後ミュンヘンに行く人のために助言するが、たまたま近くにいて観る分にはいいが、
わざわざ観るほどのものじゃ無い。
相当しょぼい!

結構空腹だったのでバーガーキングで晩御飯。

ドイツのジュースには氷が入っていない。

そうして宿に帰ろうとトラムに乗るがどうやら様子がおかしい。
ちゃんと正しい路線に乗ったはずなのだが・・・気がつくと全く知らない場所に。

意を決して降りたが全く人気のない場所。
引き返しのトラムも暫く来ない。

仕方なく来た方向へ歩く。
歩く。
歩く。

結構距離があった。

歩く。
歩く。

疲労困憊、足が痛くなってきたが根性で歩く。

既に24時。
僕は今深夜のミュンヘンを宿に向けて独りぼっちで彷徨っている。
自分の人生にこんな時間が来るなんて想像すら及ばない出来事だった。

疲れ果てたので、流石にここで乗れば宿に帰れるだろう・・・って通りまで来た。
トラムの停車場は大抵ちょっとした駅みたいになってるが、そこの停車場はバス停の様な看板がひとつあるだけだった。
本当にここにトラムは止まってくれるのか?

ひとまずトラムが車でタバコをふかしていた。
ミュンヘンの夜空を見上げてタバコをふかしていた。
泣けそうな旅の最中だった。

トラムが見えた時も本当にここに止まるのか?とドキドキだったが止まってくれた、乗れた。
ようやく安堵して宿に帰った。

共用シャワーでほんの少し体力回復。
疲れ果てていたが翌日もハードな旅程なので深夜まで電車の乗り方を調べていた。

学生寮の様な宿、ガキばかりの宿。
ペアレンタルコントロールでエロサイトにアクセス出来なかった・・・。

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