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包帯クラブ

2009年04月02日 | 映画
包帯クラブを観た。

若者達の青春と闇と苦悩を描いた熱血映画です。
20世紀少年の堤幸彦監督作品です。

ワラ(石原さとみ)は両親の離婚等のせいで冷めた性格になっていた。
自殺しようとしたわけではないが病院の屋上で手すりに乗っていたところ全身傷だらけで変な関西弁で喋るディノ(柳楽優弥)と出会う。
ディノは非常に変わった男で、傷そのものに包帯を巻くのではなく、傷ついた場所に巻くというアイデアを披露される。
その風にたなびく包帯を見て心が動いたワラだったが、その場ではつっけんどんな態度で去ってしまう。

ワラは親友タンシオ(貫地谷しほり)の失恋の話を聞き、別れた場所に包帯を巻いてあげたらやたら感動されネットに写真を公開したら大好評。

タンシオの片思いの大学生ギモさん(田中圭)と三人で包帯クラブのホームページを開設する。

発案者のディノに許可を取りに行くとディノは爆竹で自分を傷つけたり、川の水を飲んだりする。

世界中の苦しむ人間達の苦しみをちょっとでもわかろうというテーマ。

包帯1本じゃ何も変わらないとワラは言うがもし包帯1本で世界が変わったらめっけもんやとディノも加わり4人で包帯クラブの活動を開始する。

ホームページに寄せられる人々の傷の場所に包帯を巻いていきます。


(ネタバレ)
ワラとタンシオの昔の友達リスキ(佐藤千亜妃)とテンポ(関めぐみ)を誘うが
テンポは馬鹿にして参加せずリスキのみ加わる。

リスキとテンポは喧嘩して絶交中。

活動は盛り上がるが、やがて先生や警察に目をつけられ活動は終わりになる。

それを垂れ込んだのがテンポ、そしてテンポは自殺をする為姿を消す。

みんな必死にテンポを探す、ディノは一番目立つビルの屋上に凄まじく大量の包帯を巻きテンポの自殺を思いとどまらせる。

ディノは中学時代絵の上手いマイウーと関西人のツッコミと3人でいつも仲良く過ごしていた。
しかしマイウーの心には闇があり、ディノがたまたま遊びに行けなかった日にツッコミを刺してしまいツッコミは下半身不随になってしまった。

ディノはツッコミは自分の代わりに刺されたと思い、それ以来他人の痛みを知ろうとし始めた。
ツッコミの事をひと時も忘れないように関西弁を使うようになった。

そして事件以来会えなかったツッコミにワラに手伝ってもらい会いに行く。


(評価)
非常にメッセージ性の強い情熱的な作品でした。

高校生くらいの心境ってこんなだったなって思いました。
何か情熱的で世界を変えてやりたい!みたいな。

しかし柳楽君の演じたキャラは少々ぶっとび過ぎていてさぶかったです。
演技力は流石でしたけど。

石原さとみさんの演技はあまり観たことありませんでしたが非常に上手かったです。いい感じです。

悩める高校生とかが観たらバチコーンってなるかもしれません。
そんなエネルギーは感じれる映画です。

弾けてます。

ですので6点。

何より僕の大好きなハンバートハンバートの音楽が全編に渡って流れていて嬉しかったです。

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