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地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

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ジオストーム

2018年01月28日 | 映画
ジオストーム
を観ました。


たび重なる異常気象、頻発する自然災害。
この深刻な事態に世界はひとつとなり、「気象コントロール衛生」を開発。
全世界の天気は精巧なシステで完璧に管理され、人類は永遠の自然との調和を手に入れたかに思えた。
ところが!ある日突然、衛生が暴走を始めた!
リオデジャネイロが寒波に、香港が地割れに、ドバイが大洪水に、そして東京も・・・。
この星をすべて破壊し尽くさんばかりの、想像を絶する空前絶後の巨大災害が次々勃発。
なぜ!?いったい地球はどうなる!?
この地球滅亡の危機を受け、科学者ジェイクは、再び人類の英知を信じて仲間の待つ宇宙ステーションへと飛び立った―。


ディーン・デブリン監督です。
色々パニック映画の製作をしてきた人みたいですが、今作が長編デビューだそうです。

気象コントロールする衛生を作った世界のお話ですが、コレはなかなか現実味のある設定だと思います。
北京オリンピックなどでも天候をコントロールしようとしてましたし、
こうしてシステマティックに衛生で地球を囲ってしまう時代が来る日も近い気がしますね。

それが密かに乗っ取られてハリウッド必殺の地球滅亡の危機です。
地球滅亡の危機、昔は大作の定番設定でしたが今やB級映画の素材って感じですね。

ただ今作は地球滅亡の危機にミステリー要素が加わっています。
天災?いや天災ではなくシステムの不具合だ、、、となり。
いやシステムの不具合ではなく誰かが意図的にやっている、、、となり。
じゃあ犯人はだれだ、、、となります。

そこにあるあるの家族の確執、意地の張り合いがあります。
地球滅亡の危機でもその要素入れてきたりするから、そういうところが要らないのだよなぁとは思います。

マイナス要素もありますがブラッシュアップされたパニック映画という感じで楽しめました。
起承転結の見事さ、テンポの良さ、アクションのカッコよさ。
そしてゼロ・グラビティ以降ちょいちょい見かけるようになったゼロ・グラビティ感満載な宇宙シーン。
パニックシーンの映像は大迫力で満足でした。

この手の映画のクライマックスでいつも同じツッコミですが、
勿論ハッピーエンド的な大団円ですが、
ああ良かったみたいに、よく終われるな!って思います。
めちゃくちゃ人死んだのに自分たちが生き残れば万々歳な発想がちょっと共感できないのです。

主人公のジェラルド・バトラーはエンジニアとして宇宙で活躍します。
地球に居る弟と協力してトリックを探す感じですね。
何か最近こうした小手先な感じの仕事が多い気がしますが、存在感もあって妥当にこなしますね。

もう一人の主人公はジム・スタージェスで政府関係のシステムの責任者として地球で犯人探しする感じです。
何かちょっと間抜けさを感じましたが妥当にこなしていたと思います。

その恋人役で大統領のSPをしていたアビー・コーニッシュは素晴らしかったですね。
非常に美人でしたし、何よりアクションがカッコ良かったです。
この人のシーンだけ急にキングスマン的な雰囲気を漂わせます。
このポジションのキャラが想定外に強いってのは軽い裏切りで痛快でした。

他にもエド・ハリスとアンディ・ガルシアという大御所も出ていました。
大御所は作品を引き締めるので良いですね。

劇場で観るエンターテイメント作品としては上々でしょう。


そんなわけで6点。

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