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千葉市&船橋市中学校演劇発表会

2010-08-16 06:52:00 | 徒然なるままに
8月11日(水)

今日は、演劇部の生徒と一緒に、千葉市と船橋市の中学校演劇部の合同発表会を観てきた。

それぞれの地区大会の上位校3校ずつ計6校の発表は、1校当たり上演時間1時間で、最後の好評まで聞いてから帰ったので、まるまる1日がかりだった。

でも、はるばる出かけていった甲斐があるほど内容の濃い、ハイレベルな発表会だった。
生徒にとっても大いに刺激となり、今日来られなかったほかのメンバーにも見せたかったと言っていた。

6本の中で、その中学校の演劇部作というオリジナル作品があり、内容が児童虐待、ネグレクト(子育て放棄)の親を持つ転校生と演劇部の友情、学校や地域の支援体制という、結構重いテーマの作品だった。
モデルになった話があるのか、とてもリアルで、具体的によく調べて、練ってある作品だと思った。
生徒たちの演技も、真剣そのもので、私はずっと泣きっぱなしだった。
ストーリー的にはハッピーエンドだったが、現実は厳しい。
でも、一人一人のセリフに、しっかりメッセージが込められていて、それは見ている側にも伝わってきた。
重いテーマの中にも、笑いがあったり、ほのぼのするシーンがあったり、場面構成も工夫されていた。

帰り道、生徒と、
「同じ舞台なのに、劇が始まると、そこが江戸時代になったり、学校の教室になったり、戦争前夜の田舎の風景になったり、不思議だね」とか、
「さっきまで舞台の上にいた役者さんが、制服を着た普通の中学生になって、隣の席で一緒にお芝居を観ているなんてとっても不思議な感じがした」
なんて話をしながら帰ってきた。

わが演劇部は、市内に1校だけの演劇部で、さらに、1,2年生だけで、3年生がいない。
今日の舞台で中学校3年間の演劇部の活動を引退する3年生たちの渾身の演技を観て、
「自分たちも引退する時には、あのぐらいのレベルの高い、舞台をやり遂げてから引退したい」
と、意欲も見せていた。
私は今年度だけの講師なので、彼女たちの引退までを指導し、見届けてあげることはできないが、その土壌をつくって、種をまいてあげることはできる。
2学期、冬の発表会を目指して、みんながどれだけやる気になってがんばってくれるか。
いや、私自身、みんなのやる気と持っている力をどこまで引き出せるか。
今から腕が鳴る!

あ~、でも、私だけやる気満々で空回りしてる…なんてことにならないように、いろいろあの手この手で、メンバー1人ひとりに応じたモチベーションの上げ方を検討して工夫しなくっちゃ。
願わくは、男子部員が入ってきてくれるといいんだけどなあぁ…。

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