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『13歳からのハローワーク』

2003-12-05 09:00:00 | 徒然なるままに
12月1日(月)

今朝の毎日新聞の広告覧に『13歳のハローワーク』(村上龍・幻冬舎)と言う本の広告が載っていた。

「<いい学校を出て、いい会社に入れば安心>と言う時代はもう終わりました。
一度しかない人生を楽しむためには、好きな仕事に出会えるまで絶対にあきらめてはいけない。」

「その人に向いた仕事、ぴったりの仕事と言うのは、誰のでもあるのです。
出来るだけ、多くの人たちに、自分に向いた仕事、自分にぴったりの仕事を見つけてほしいと考えて、この本を作りました。―『はじめに』より」

「あなたは何が『好き』ですか?
 全39種類の『好き』から探せる514の働き方
 派遣、企業、資格など、雇用の現状を全て網羅した仕事の百科全書。」

昼頃起きてきた長女に、この広告を見せた。
彼女には、かなり具体的な夢がある。自分は、こうしたい。こうなりたい。というビジョンがはっきりしている。
ただ、今は「不登校」という長いトンネルのような、自分という「さなぎ」の中で葛藤の毎日を送っているのだ。
私は、母親として、彼女の本来の持ち味と、好きなことを生かせる道はきっとあると信じている。

39種類の「好き」の中に、いくつかのじぶんの「好き」を見つけた娘に、
「その好きなことを活かして、そう言う仕事をしてみたいと思うのなら、例えば、語学。英語はもちろん、フランス語やイタリア語も必要になってくる。中国語や、韓国語、タイ語も出来ると便利かもしれないよね。言葉は、『勉強』と言うより『道具』だと思ってごらん。あなたは、耳がいいから、伝えたい気持ちや、知りたい言葉使いがあれば、何語でもまず耳から覚えるだろうし、思いと勇気があれば、それを使って、外国の人とコミュニケーションをとってみたくなるでしょ。そしたら、もっと使える単語や、言い方を増やしたくなって、勉強したくなってきたら、どんどん頭の中に入ってくると思うよ。」

「外国の人と一緒に話したり、仕事をしたり、生活したりするようになると、次に必要なのは、その国の文化や歴史を知るということ。宗教的なマナーや、その国のルールを知ることも大事になってくる。それと同時に、その国の人に、「日本ではこういうときどうするの?」とか、「その頃は、日本ではどんな時代だったの?」なんて事を聞かれた時、日本人なのに日本のことを良く知らなかったりすると恥ずかしいでしょ。だから、ちゃんと、日本のことも勉強しておく必要があるの。箸の持ち方や、漢字の書き順や敬語の使い方なんか、日本が好きな外国人のほうが上手だったりするんだよ。」

娘はいつになく、穏やかな様子で、私の話を聞いていた。

「高校によっては、第2外国語を選択できる学校もあるし、在学中に、海外の姉妹校との交流が出来るところもあるよ。授業も、一日中教室の自分の席に座って、先生が教室に来るのではなくて、卒業に必要な単位を自分で選択して時間割を決めたり、その授業をやっている教室に自分達で受けに行く大学みたいなスタイルをとっている学校もあるよ。部活だって、ESSや、ブラスバンドではなくてシンフォニックオーケストラがある高校だってあるよ。今のままだと、受け入れてくれる学校はあるかもしれないけど、自分の希望する高校は選べないかもしれない。今から頑張れば、少しでも、夢に近づくことが出来ると思って、頑張ってみよう」

かなり、プレッシャーをかけてしまっただろうか・・・。

娘は、午後から、進研ゼミをやりだした。

13歳。『魔女の宅急便』の主人公キキは、魔女の世界では一人前の魔女になるための修行の旅に出るための『旅立ち』のとき。自分が生活できる町を探す旅に出るのだ。

『13歳からのハローワーク』
43歳からでも、遅くはないかしら・・・?





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