写真は近くの「ミモザ」です。この花は咲くとほんとに明るいですねぇ。
今日はくもりで雨もポツポツだったんですが、ここだけぱぁっと明るかったです。
さて、写真がないのでこちらへ行って写真を見てください。
これのことを、皆さんなんて呼びますか?
私は子供のころから「蝿帳」でした。
ほんとは「はえちょう」なんだけど、言うときはいつも「はいちょう」…。
これがほしくてネットで探したのですが、なかなか見つからない…。
そのはずです「キッチン・パラソル」とか「フード・カバー」とか、
なんともシャレた名前がついてました。
しかも、なんてかわいかったりモダンだったり…。
大きさも二種類、これけっこう便利なんですよ。
「蝿帳」は、本来は木製の小さな戸棚、というかほんとに「箱」サイズですが、
周りが網になっていて通気性抜群の「小戸棚」のこと。蝿をよけるとともに、
今のような冷蔵庫がまだ普及していなかった時代、食品保存箱でした。
こちらは今でも「蝿帳」で出ますし、販売されてます。
記憶にある風景…なんて言葉があります。
冷蔵庫が木製で、毎日氷屋さんが氷を届けていた時代をかろうじて覚えています。
そういう暮らしの中で、おかずの安全管理は主婦の仕事でした。
夕食で残った煮物などを小鉢に移し、ラップなんてまだありませんから
上から布巾をかけて、この蝿帳に入れるわけです。
我が家は蝿帳がなくて、この小さい「傘型」のものでしたから、
台所の流しの横の台にそれを置いて「傘」をかぶせて…朝になると、
母は小鉢を取り出し「くんくん」と匂いを嗅ぐ…ちょっとひとかけ口に入れて
「ぅんだいじょぶや」と…それを小鍋に移してもう一度火を通して、
それが朝の食卓にでてくるわけです。
昔の人が、毎日こまめに買い物に行ったり、買い置きは野菜以外しなかったり、
まとめ買いをしなかったのは、今のような「冷蔵庫」がなかったからです。
ジャガイモやたまねぎはともかく、肉も魚も豆腐も油揚げも、夏の暑い時期は、
すぐに傷んでしまいます。だから毎日その日の分だけ買い、すぐに火を通して、
風通しのよいところに置いて、少しでも腐らないようにしたんですね。
今は冷蔵庫過信があるそうです。「いれときゃ大丈夫」ですね。
スーパーや生協でまとめ買いできることは、私のような暮らしをしているものにとっては
本当にありがたく、大型冷蔵庫はつよーい見方です。
だからといって詰め込みすぎは良くないとわかっているのに、
買ったことを忘れてまた買っちゃったり…便利になって、昔よりムダが多いんじゃ
なんにもならないんですけどねぇ…。
この蝿帳、いえ「キッチン・パラソル」は、毎度息子の食事のときに使います。
息子はミキサー食なので、毎回彼の分だけはミキサーにかけますが、
ミキサー食というのは、実はもっとも腐りやすい食事です。
バイキンが繁殖するのに好都合なものですから。
そのため、とにかく何でも熱をかけて、あつあつで仕上げることが多いわけです。
息子にそのままたべさせると舌をヤケドしますから、
仕上げたあと器に盛ってからしばらくさます…このときにいるわけです。
昔に比べれば、蝿も蚊もずいぶんみなくなりましたが、
まったくいないわけではありませんし、ほこりもきになるし…。
毎度ラップをかぶせるのは、どうもエコがきになる…。
それで、ずっと使っていたのですが、ついに「傘の骨」がイカレまして…。
それで買い換えたというわけです。いや~2代目を15年近く使いましたかねぇ。
カバー自体が汚くなったときは、柄の細かいカーテン生地のハギレを買ってきて、
つぎはぎで直したのですが、骨がだめになってはしかたありません。
スーパーに行けば、まだ売っているとは思うのですが(ある?)、
思った時に出かけられませんからネットで頼みました。
スーパーなら、あの安っぽいレースのやつ、絶対安い!
ま、息子のものですから、惜しくはありません。それにけっこうしゃれた柄だし。
ただ、これはたぶん昔の人の知恵だと思うのですが、
昔からのものは必ず下にモシャモシャと細いレースが縫い付けてありました。
安っぽい飾り、に見えますが、実はそれで下から「コバエ」が入らないのです。
大きな蝿は隙間から入れませんが、コバエはわずかな隙間からはいりこみますから。
モシャモシャとレースがあることで、隙間をふさげるんですよね。
スマートに見えるイマドキものですが、これから手持ちのレースを
モシャモシャっとつける予定です。
昔実家に、ダイニングテーブルの上一杯の大きなのがありました。
長方形で、長いほうは70~80センチくらいあったと思います。
食卓に、料理や食器を全部並べた上からすっぽり…のサイズでした。
どこで買ったのか、あまりの大きさに使いづらく、母は丸めてしまっちゃったんですが、
これがどこで役に立ったかというと、息子が赤ちゃんの時の「昼寝の蚊帳」…。
実家に行ったとき、ためしにかぶせてみて「あらちょうどよ」と、
そのままもらってきました。息子は「おかず」か…。
すぐに大きくなって使えなくなりましたが、さて、あれはどこへいったやら。
ちなみに、ホンモノ「子供用昼寝の蚊帳」も、納戸にあります。
こればっかりは蝿帳の代わりにならない…大は小をかねませんねぇ。
ふと「昔の道具」を思い出します。
あってももう用がないな…と思うもの、あれの方がよかったなと思うもの、
今あってもいいなぁと思うもの…どれも人が暮らしの助けに考え出したもの…。
割と何でもとってあるウチだもんで、友人がハタキを見てびっくり、
ほうき(あのデカイやつ)を見て「ここは過去の世界か」と笑いましたが…
七輪とか火鉢は実家に行けば…です。
今ほしいなぁは、昔の酒屋さんでくれた「きれいな女の人の絵のついたうちわ」。
古いものを懐かしがるのは、年のせいですかねぇ。
今日はくもりで雨もポツポツだったんですが、ここだけぱぁっと明るかったです。
さて、写真がないのでこちらへ行って写真を見てください。
これのことを、皆さんなんて呼びますか?
私は子供のころから「蝿帳」でした。
ほんとは「はえちょう」なんだけど、言うときはいつも「はいちょう」…。
これがほしくてネットで探したのですが、なかなか見つからない…。
そのはずです「キッチン・パラソル」とか「フード・カバー」とか、
なんともシャレた名前がついてました。
しかも、なんてかわいかったりモダンだったり…。
大きさも二種類、これけっこう便利なんですよ。
「蝿帳」は、本来は木製の小さな戸棚、というかほんとに「箱」サイズですが、
周りが網になっていて通気性抜群の「小戸棚」のこと。蝿をよけるとともに、
今のような冷蔵庫がまだ普及していなかった時代、食品保存箱でした。
こちらは今でも「蝿帳」で出ますし、販売されてます。
記憶にある風景…なんて言葉があります。
冷蔵庫が木製で、毎日氷屋さんが氷を届けていた時代をかろうじて覚えています。
そういう暮らしの中で、おかずの安全管理は主婦の仕事でした。
夕食で残った煮物などを小鉢に移し、ラップなんてまだありませんから
上から布巾をかけて、この蝿帳に入れるわけです。
我が家は蝿帳がなくて、この小さい「傘型」のものでしたから、
台所の流しの横の台にそれを置いて「傘」をかぶせて…朝になると、
母は小鉢を取り出し「くんくん」と匂いを嗅ぐ…ちょっとひとかけ口に入れて
「ぅんだいじょぶや」と…それを小鍋に移してもう一度火を通して、
それが朝の食卓にでてくるわけです。
昔の人が、毎日こまめに買い物に行ったり、買い置きは野菜以外しなかったり、
まとめ買いをしなかったのは、今のような「冷蔵庫」がなかったからです。
ジャガイモやたまねぎはともかく、肉も魚も豆腐も油揚げも、夏の暑い時期は、
すぐに傷んでしまいます。だから毎日その日の分だけ買い、すぐに火を通して、
風通しのよいところに置いて、少しでも腐らないようにしたんですね。
今は冷蔵庫過信があるそうです。「いれときゃ大丈夫」ですね。
スーパーや生協でまとめ買いできることは、私のような暮らしをしているものにとっては
本当にありがたく、大型冷蔵庫はつよーい見方です。
だからといって詰め込みすぎは良くないとわかっているのに、
買ったことを忘れてまた買っちゃったり…便利になって、昔よりムダが多いんじゃ
なんにもならないんですけどねぇ…。
この蝿帳、いえ「キッチン・パラソル」は、毎度息子の食事のときに使います。
息子はミキサー食なので、毎回彼の分だけはミキサーにかけますが、
ミキサー食というのは、実はもっとも腐りやすい食事です。
バイキンが繁殖するのに好都合なものですから。
そのため、とにかく何でも熱をかけて、あつあつで仕上げることが多いわけです。
息子にそのままたべさせると舌をヤケドしますから、
仕上げたあと器に盛ってからしばらくさます…このときにいるわけです。
昔に比べれば、蝿も蚊もずいぶんみなくなりましたが、
まったくいないわけではありませんし、ほこりもきになるし…。
毎度ラップをかぶせるのは、どうもエコがきになる…。
それで、ずっと使っていたのですが、ついに「傘の骨」がイカレまして…。
それで買い換えたというわけです。いや~2代目を15年近く使いましたかねぇ。
カバー自体が汚くなったときは、柄の細かいカーテン生地のハギレを買ってきて、
つぎはぎで直したのですが、骨がだめになってはしかたありません。
スーパーに行けば、まだ売っているとは思うのですが(ある?)、
思った時に出かけられませんからネットで頼みました。
スーパーなら、あの安っぽいレースのやつ、絶対安い!
ま、息子のものですから、惜しくはありません。それにけっこうしゃれた柄だし。
ただ、これはたぶん昔の人の知恵だと思うのですが、
昔からのものは必ず下にモシャモシャと細いレースが縫い付けてありました。
安っぽい飾り、に見えますが、実はそれで下から「コバエ」が入らないのです。
大きな蝿は隙間から入れませんが、コバエはわずかな隙間からはいりこみますから。
モシャモシャとレースがあることで、隙間をふさげるんですよね。
スマートに見えるイマドキものですが、これから手持ちのレースを
モシャモシャっとつける予定です。
昔実家に、ダイニングテーブルの上一杯の大きなのがありました。
長方形で、長いほうは70~80センチくらいあったと思います。
食卓に、料理や食器を全部並べた上からすっぽり…のサイズでした。
どこで買ったのか、あまりの大きさに使いづらく、母は丸めてしまっちゃったんですが、
これがどこで役に立ったかというと、息子が赤ちゃんの時の「昼寝の蚊帳」…。
実家に行ったとき、ためしにかぶせてみて「あらちょうどよ」と、
そのままもらってきました。息子は「おかず」か…。
すぐに大きくなって使えなくなりましたが、さて、あれはどこへいったやら。
ちなみに、ホンモノ「子供用昼寝の蚊帳」も、納戸にあります。
こればっかりは蝿帳の代わりにならない…大は小をかねませんねぇ。
ふと「昔の道具」を思い出します。
あってももう用がないな…と思うもの、あれの方がよかったなと思うもの、
今あってもいいなぁと思うもの…どれも人が暮らしの助けに考え出したもの…。
割と何でもとってあるウチだもんで、友人がハタキを見てびっくり、
ほうき(あのデカイやつ)を見て「ここは過去の世界か」と笑いましたが…
七輪とか火鉢は実家に行けば…です。
今ほしいなぁは、昔の酒屋さんでくれた「きれいな女の人の絵のついたうちわ」。
古いものを懐かしがるのは、年のせいですかねぇ。
キッチンパラソルですか。何十年も使わないと
なんて言っていたか名前も思い出せなくて・・
木製の枠に網の貼っていたのは、「はいらず」
と言っていました。多分「蠅入らず」だと
思うんですけどね。
ハタキも箒もまだ使っています。
掃除機かけるよりこの方が好きなんですよ。
今みたいにスイッチポンの便利な時代じゃ
無く不便だったけど昔の道具は懐かしいですね。
蝿帳の方が役割まで分かっていい名前だと思いますけど。
私自身は田舎の親戚などで見たことがあるくらいですけど、やはり「はいちょう」と言ってました。
もしかして、これも大井川で変わる言葉でしょうか?
あ。とんぼさんの場合はお母様が使われるのは京都の言葉か・・・・
びっくり。
こちら田舎でも、
数年前まで我が家にもありましたよ。
でも、こういうのじゃなくて、
それこそ蚊帳を小さくしたような物でした。
そういえば、蚊帳もどこかに・・・。
鴨居には蚊帳をつった釘が残されています。
古い古い我が家です。
なんだか近頃、
タイムスリップしたような暮らしが、
懐かしく感じます。
中が見えないといちいちもちあげなきゃならないと…。
レースの昔のは○00円ショップで見つけました。
さすがに100円ではなかったです。
しゅろの箒、なつかしいです。
氷の冷蔵庫、スイカを浮かせた井戸、長箒、ハタキ、
などのうち、ハタキは今もって使っています。
若いときは新しいもの好きで、古いものを処分する
ことになんの罪悪感もなかったのですが、
今は、ゆとりとか、心が豊かになる品物に見えています。
それにしても、いろいろが詰まっている納戸をお持ちで
楽しいですね。
入ったら一日出てこられなくなりそうな...。
関西では「蝿入らず」か多いようですね。
母は関西のクセに「はいちょう」でした。
ほうきでささってのは、手軽です。
掃除機をモタモタと持ち出してくるのが
めんどくさくて…。
眼に見えないホコリまで取れるのは
わかるんですけど、絞った茶ガラとか、
ぬれた新聞紙とか…懐かしいです。
何でも横文字…あははです。
「はいちょう」、関東圏みたいなんですよ。
母は関西なのに、父親に染まったのかも?
昔ながらのレースのものも、まだあります。
見つけたのが遅くて、写真のものを
買いましたが、たぶん重さも重いでしょうね。
昔はどこの家にもあったものです。
我が家も夏は蚊帳をつりました。
そうそう、「輪」を吊り下げる釘が
打ってありましたね。
蚊帳もたたんでとってありますが、
広げたら元に戻せないかも…。
レースの法が通気性がいい、
というより、だからレース製だったのだと
思います。クーラーもない時代ですからねぇ。
この写真のは、一面だけがレースで、
中に何が入っているかだけはわかります。
ほうきも高くなりました。
昔はほうきを担いで売りにきたものですね。
懐かしいです。
私も同じで、若いころは新しいものを喜んで
古いものはきにもせずに…でした。
何でもボタンひとつ、なんでもスピーディー、
世の中全体が気ぜわしくなって、
ゆったりしたい…と思うと、
古い道具が急にいとおしく思えてきました。