無関係画像ですが、我が家の山茶花、手入れ不足ですが、たくさん咲いてくれています。
大晦日の夕方のことです。
中途半端に履物をつっかけ、半端に引きずりながら「枯葉ゴミ」を、ゴミ袋にちゃちゃっと入れて、
ひょいと顔をあげましたら、、薄暗くなりかけた道の向こうから男性が一人…あれは「和装!」。
用は済んでたけど、なんとなくそのへんを片付けながらみていましたら、
着流しに羽織、衿巻きをふところにひょいと押し込んで、懐手で、頭には毛糸の帽子。
あらら、カッコいいじゃあーりませんか。お年は私よりちょっと上くらいでしょうか。
前を通るとき、おもわず「こんにちは」と声をかけてしまいました。
「こんちは」と答えてくださって、飄々と歩いていかれました。
じろじろ見なかったのですが、紺系の着物と羽織、べつべつの柄。
ちょっとツヤもあったようだし、見た目の薄さ加減からウールには見えませんでした。
ほんとは「ちょとシツレイ」…なんて手にとって見たかったんですけどねぇ…。
グレーのマフラーは仕事人の中村主水さんみたいに、くしゃっとつっこんであって…。
まぁできれば帽子は「中折れ」にしてほしかったですけど、寒かったですからねぇ。
しまったことに「履物」を見なかった…。
男性は「雪駄チャラチャラ」といいますが、ゲタであったような気がします。
イマドキのゲタはゴム裏ですから、カランコロンと音はしませんでしたが。
着慣れたご様子で、懐手もサマになっていました。
「まだ、こんな方がいたんだ、しかも近隣に」と、とんぼ大晦日の出会いにカンゲキ!
近くに神社がありますから、お正月も初詣らしき人が通りますが、まず和装はおめにかかりません。
さみしいですよねぇ…と言ってる私が、元日から「いつものニットシャツにフリースのパンツ」という、
晴れ着でさえもないという、ひどいカッコで申し訳ないんですが…。
男性の着物は、女性よりはるかにカンタンに着られるのですから、着てほしいものですね。
今はイスの生活が多いですから、畳の時代より、よっぽど動きも楽なはずなんですが…。
さて、今日は「箱根駅伝」。
別に駅伝大好きというわけではないのですが、これはなんだか「正月の決まりごと」みたいで、
毎年見ています。そのくせ、去年はどこが優勝したっけ?なんてところなんですが。
今年は風とても強くて、これから先の海岸線、タイヘンだろうなぁと思っています。
普通の駅伝と違って、1区が20キロ以上ですから、ハーフマラソンでつないでいくのと同じです。
学生のころでさえ、800メートル走るのがやっとだった私にとっては、「全部走れるだけでも尊敬」。
持久走?私は「ガマンのない子」なんだから、私の辞書に「持久・耐久」はないっ…胸張って言ってどーする…。
あったかい部屋でぬくぬくしながら、必死で走る彼らを見ているこの時間は、
いつもちょっと後ろめたさを感じながらのひとときです。
長丁場ですから、すわりこんでないで私もそろそろ動きましょう。
といったって、せいぜい散らかった本や新聞片付けたり、お昼のおかずを考えたり程度なんですけどね。
ちらりちらりと応援しながら、動くことに致します。
同年齢の男性でしたか
それにしても 本当に着なれた着こなしだった様で
強風でベランダの別付けの屋根が音を立てています。
この様な中で 走っているなんて・・・
海岸線に出たら どんなに大変か
日体大の2年生が2位に上がったとアナウンスしています。
どの大学を強く応援しているという事も無いので
皆さん 自分の力を出し切り 怪我も無く走り切る事を祈るばかりです。
以前にも、別の男性ですが、もう白髪の多い頭を
短く刈り込んで、粋な着付けで歩いてました。
まぁ今日の風はいつまでも吹いてましたねぇ。
リタイアが二人でましたが、低体温になるのも脱水になるのも、
あの風のせいでしょうね。
昔女子マラソンで、外国の選手が、もうあと少しというところで、
腕にはめていたもの、手首から二の腕あたりまでの長いもの、
それをはずしたら、とたんにペースが落ちて、順位を落としました。
あったかくなったとおもったのに油断した、と言ってました。
皮膚からどんどん体温も水分も失われていくのでしょうね。
明日は穏やかになるといいんですが。箱根はそれでなくても寒かろに。