昨日は古典的?な引き抜きで結びました。
現代は、普通の袋帯、名古屋帯ですから、それで締めてみようと思います。
今日は「袋帯」で…。
そもそも「角出し」というのは、お太鼓の帯の「手」が横に飛び出している…というものです。
つまり「そういう形」に仕上がればいいわけで、結び方はいろいろです。
元々、丸帯にかわって「袋帯」が登場し、元々は名前のとおり袋状のもので「本袋」といい、
やがて表裏二枚を別々に織ってじ合わせたものが出てきて「綴じ袋」と言われています。
どちらも同格ですが、裏が無地で表全面に柄のあるものを「全通」、
締めたとき表に出る部分だけに柄をいれたものを「六通」といいます。
昨日使った「六通」で、今様角出しをやってみましょう。
先にお詫びしておきます。
途中ドジりましてフラッシュになっているのに気づかず「色」がおかしいところがあります。ごめんなさいです。
まず、手の長さはこれくらい。長すぎても短すぎてもやり直しになりますから、帯を決めたらシミュレーションを…。
胴にふた巻きも同じです。
結ぶのも同じ、「巻いてきたほうを上」にして結び、手を左下へ。
まず結んだらぎゅっと立てて、手を右に持って行きます。
たれの方は、ちゃんと裏になるようにして広げます。
ちと失敗しました。上はできるだけきれいに広げ、下に垂らして、
その上に手を右から左に、寝かせるようにしてのせます。
ここでまた失敗、帯枕、ゆがんでますがな。まっすぐにね。
下からたれで手を包むようにして持ち上げ、おたいこの山を決めて帯枕をします。
わかりやすいように帯揚げかけてません。
もう一度、たれを上からおろします。(この帯、かなり長めなんです)
たれの一番下の位置を決めて、仮ヒモで締めます。
もう一度おろしますが、まだ長いですね。
横から見るとこんな感じです。
この垂れ下がっている部分を、おたいこの分だけ残して、後は巻き上げます。
フラッシュのおかけで、帯の柄が消えていてすみません。ちゃんと表側ですので。
あまり分を内側に巻き上げたところ、外れないように帯締めをしっかりかけて、結びます。
こんな感じに仕上がります。
上から目線ですが、角出しは下がゆるい三角になる方が形がいいわけです。もちっとですね。
この帯は古いもので、とても柔らかくて締めやすいのですが、かわりに形を整えてもしなっとなります。
帯の固さは微妙なものですが、現代はどちらかと言うときっちと形を整えるのが主流ですから、
あまり柔らかすぎる帯はむかないかもしれません。
それと、上の写真でわかるように、六通だと、手の方の柄の長さによって、
地の部分(柄のないところ)がでる可能性があります。
この帯は、たまたま関西仕立てで、帯の端を柄の終わりで折り返さず、
オランダ線がわりに地の色を出しています。(左の手の先のところ)
それで、右の手の部分も、わざと地の色を出して、左右あわせることができました。
通常なら、左の手の先は、柄で切れているはずですから、右の地だけが「たりませんでした」と、
カオを出すことになります。
そのためにも、できれば全通帯が望ましいところです。
明日は、手をあとから通す締め方をやってみましょう。
以前は、すっと手がまわったのに、
情けないハナシです。
とりあえず、半幅を使ったものを書いています。
名古屋もやってみましょうね。
コツは同じなんですが…。
後ろに手が廻りません。
前結びが名古屋帯で出来る何って・・・。
是非是非、教えていただきたい物です。
m(_ _)m
たぶん…と思っていることがあります。
別メールしましたのでー。
そして どんなに気軽に着物を着る事が出来る事か
宜しくお願いします
立体映像で、自分の後姿を思いながら…
なんていっても、言葉ではわかりづらいですねぇ。
書いてみますね。
後ろで結ぶのを前で結ぶだけだから簡単じゃない
という人もいるのですが
何が何だか えっ????が浮かび出すと
考えるのが面倒になってしまって
私も最近、今頃五十肩?みたいな痛みがありまして、
もっぱら前でむすんでくるりです。
若い方の成人式用ナンタラ花結び…なんてのはともかく、
おたいこや角出しは、前結びでまわせます。
コツは…今度書いてみましょうかね。
つまらないというより「粋」だといわれている結び方なので、
それを好む方とか、アンティーク者をお召しになる方とかが、
結ぶようですね。
帯の固い柔らかいは、表現が難しいのですが、
今の柔らかさと昔帯の柔らかさって、ちょっと違います。
また使い込んでるかどうかでも違いますからね。
あとは素材、やはり礼装用の帯などは、素材的にも固めになります。
ひとくちにはいえませんね。昨日の源氏車のアンティーク帯などは、
「芯なし」のように柔らかいです。
私も塩瀬などは一番薄い柔らかい芯を使ってもらってます。
自分が締めるのに都合のいいように選ぶのが一番ですね。
六通、全通は、どちらでもいいんです。ロクツウ、ロクトオシ、どちらも言います。
ただ、話すときに「ろくとおし」というより「ろくつう」の方が早いでしょ。
だから呉服屋さんなどでも「ろくつう」が多いようですよ。
まぁ お太鼓も出来るとは言い難いのですが
最近では 前で結んで くるりと回す方法が
何処かに出ていないかと思っているのですが・・・
手抜きもあるけれど 肩の状態もあって
違う、角出しですね。
いっつもおんなじ形ばかりじゃつまんなーいってこういう結び方するんでしょうか?
おしゃれっぽくって変わってて素敵だ。
今は柔らかい帯が主流だって聞きました。
それだと難しい訳ですか、固いめの袋帯があるのでトライしてみます。
でも、柄向きがちょっと似合わないかな、すっごい古典柄なの。
あの、六通とか全通って(ロクトオシ・ゼントオシ)って発音するんですか?
ずっと疑問なんです、教えて!。
そうなんです。
結婚したてのころ、いつも決まった帯で
普段に結んでいたときは「ここ」ってのが
決まってましたが、別の帯だと何回もやりなおしたり…。
ほんと「かっこ」って大切ですよねぇ。
短いと出ないし、長いとダラッと
下るし、なかなか一度でピシッと
決められません。
帯の長いのもやりにくくて、つい
敬遠してしまいます。
こういうのって本当に格好ものですね。