仕事場行きのものの整理は順調なんですが、合間に「これ何が入ってたっけ?」の箱やら缶が出てきます。
「なんでこんなものとっておくかなぁ」のものもあれば、捨てるのに迷うものもあれば、で、
一つ開けるたびに「悩みはつきない~」状態です。
今回出てきたものは、小さなクリームの空き瓶。直径3センチくらいで、ごく浅い瓶。
たぶん化粧品の瓶だと思います。なんだっけこれ…と裏を見て「あ」と思い出しました。
瓶の裏にマジックで母の書いた字があります。なんと「骨入れ」…。
ずいぶんと前、まだ母も普通の高齢者、つまり元気だったころ、
突然この瓶を出してきて「これ、この茶箪笥の引き出しに入れとくしな」と。
「骨入れてなんやの」と聞くと、自分の葬式でお骨上げをするときに
この瓶にひとかけでいいから遺骨を入れてほしい、ということ、
それを母の実家の墓のはじっこでいいから入れてくれるよう、
Mちゃん(母とは姉弟のように仲良く育った甥っ子のことです)に頼んでおくれと言いました。
Mさんは本家の跡取りです。母とはお互い年をとっても「ねぇちゃん、Mちゃん」と呼び合う
仲のいい叔母甥。母は「Mちゃん、嫌とは言わへんと思うし…」と付け加えました。
まだ親の老いだの葬儀だのと考えたくなかった時期で(…ったく縁起でもない)と思いつつ、
「はいはいワカリマシタ」と答えておきました。
それから長い時が経ってついに母を送ることになったとき、自然と「分骨」を思い、
クリームの瓶のことなどすっかり忘れてMさんに頼みました。
快く引き受けてくれて、母は瓶ではなくちゃんとした真っ白な小さい骨壺に分骨されて、
京都の田舎へと還っていきました。
そのMさんが一昨年でしたか「自分はもう足腰弱って、墓参りもちゃんとできんようになった。
でもちゃんと娘に墓守のことはいってあるから心配せんといて」と言われました。
先年まで、盆や彼岸、法事もちゃんと仕切ってやってくれていたのですが、
ちょっと弱気になっていました。思えばお互いに年を取っているのですよね。
コロナのご時世、法事さえも中止にしたり、家族がひとりだけでというのが増えているそうです。
我が家もそうでした。来年は母の13回忌なのですが、12月です。
それまでにはなんとかなってくれるのでしょうか。
コロナのおかげで、葬儀も今までのようにはできない状態が続いています。
従妹は、仲のいい幼馴染が、いつの間にか亡くなっていて悲しかったと言ってました。
コロナの中、元気でいるかしらと思っていたら、よそから訃報を耳にしたとか。
電話するとご主人が出て「実は先月亡くなって」と…。
こんな時期なので、葬儀は家族だけでひっそりすませたとのこと。
急な病気だったとのことで、あまり長患いもせずに亡くなったのだそうですが、
従妹にしてみれば「たとえお見舞いに行かれなくても、聞いてたら気持ちが違ったと思う」と。
ほんとにコロナ憎し、のいまどきです。
ワクチンにしても何にしても、とにかくおくにのいうこととは、ほんとにボケばかり。
ワクチンの供給量は…とそれはいうけれど、いくらワクチンがたっぷりあっても、
それを接種する場所、人員、予約の方法の充実、そういったことが何も出てきません。
それに先に始まったはずの医療従事者のことも、どのあたりの地域のどの病院が1回目すんでるとか、
そんな情報も全く出てこないです。
さきほどテレビでかろうじて、横浜のような大都市ほど遅くなる、自治体によってバラツキが出る…と、
ワクチン大臣がおっしゃってましたが、とにかく「自治体によって違う」ばっかり。
訪問看護で、月1回来てくれる看護士さんも「なーんの連絡もありません」って。
最初は訪問「介護」の人は、クラスターの心配がないから一般と同じ、なんてアホなことを言ってました。
高齢者や病人ばかりを相手にあちこち移動する介護ヘルパーさんですよ。
クラスターがでるとかでないとかじゃありません。(自分たちは、考えられないような会食なんかやってるくせに)
幸いにも前言撤回で、医療従事者や施設職員と同じ扱いにはなりましたけれど、
どうもきちんと実情を見ていない気がします。
高齢者の接種が今日から始まったというところもありますが、横浜はまだ知らせも来ません。
接種を受けに行ったら、相手の医療従事者がまだ未接種…なんてことだったら、
正直ちょっと心配です。
おまけに、何かというとスマホでパソコンで、というけれど、高齢者ほど
スマホさえ使えない人だっています。父なんかガラケーも使えてません。
ニュースでも、電話しか方法がないので電話したけど、結局間に合わずに予約が取れなかったと、
そんなことも言ってました。
全員が接種できるのであろうとはわかっています。たぶん秋口かしらん。
私は、とにかくいつかはできるだろぅくらいの気持ちでいます。
我が家はとにかく出ないで頑張れますが、仕事や子供のことでどうしても出なければならない人も
たくさんいるわけです。もう少し具体的な情報が欲しいですね。
断捨離のおはなしだったのに、話題がズレましてすみません。
「思い切って捨てるもの」がまたあれこれ出てきました。
いいかげん自分の物持ちの良さにあきれています。毎度のことではありますが。
ウエスト60センチのスカートなんて誰が穿くんじゃぁっ!とか、
バスタオルの古いのはバスマットにするといったのに、10年もそのまんまやないか、
しかも5枚もある、色変わっとるがな…とか文句言いつつ分け分け…。
コロナで家にいる時間が長くなり、断捨離のゴミが増えた…なんてこともちょっと前まで
言われていましたね。ずっと「捨て」続けているもんで、ちょっと控えていたのですが、
また盛大に出すことになりそうです。
ありがとうございました。あわてて訂正いたしました。ドジですー。
私、思い切ることは割とできるのです。
つまり「もう服としては着ない」とか「食器としては使わない」とか…。
その思い切りはいいのですが、つい「何かほかのものに使えないか」と、
それを考えてしまうのです。
最近は、美品や新品は、誰かほかの方に使っていただく…と考えて、
もっぱらバザー用にため込んでいます。
今ため息ついているのは「写真」です。
だいぶ整理はしたのですがねぇ。
スミマセン、小さい事
断捨離、ほんと難しいですよね
私は恥ずかしながら、だらしない人間なので
今死ねないと思うのです
残された人がそのだらしなさに
呆れるだろうと思うからです
いつ自分の身に何が起ころうと
身の回りはキレイに
分かり易くして置きたいものです
断捨離のコツの一つに
捨てるかどうかで迷った時点で捨ててOK
だそうです。
単純に考えてしまえば
楽かもしれませんが、
私は、迷わない物だらけで困ります。