まずはお詫びでして、昨日またしても途中で「投稿」状態にしてしまいまして、
おいでになった方、ハンパな記事で、ほんとにごめんなさい。
先日「江戸小紋は紋をつければ略礼装になる」と書きました。
訪問着とつけ下げのお話でしたので、あっさり書きましたが、
紋をつけて略礼装になるのはかぎられた柄だけですのでそのあたりのお話しを。
ではまず、江戸小紋ってなんなんだーというお話しから。
まず、着物の進化ということなんですが、原則の一つ「形式昇格の原則」、
つまり、庶民や身分の低いものが着ていたものが、
だんだん上のほうの人の着るものになっていく…です。
平安期に、いわば下級の人たちの日常着だったものが、
やがて、武士のユニフォームになったのが「直垂」です。
この直垂の袖がなくなり、元々前は着物のように重ねていなかったので、
そのまま細くなり、袴の中に入れるようになった…これが裃、です。
なんてあっさり言っちゃいましたが、
ある日突然ささっとこうなったわけではありません。
こまかいところが時間をかけて少しずつかわっていって、
最終的に江戸時代に確立したわけです。
素材も元は麻であったものが、やがて木綿を使うことが許され
「武士のユニフォーム」となりました。
そのユニフォームに染められたのが、各大名のシンボルマーク。
まだ裃になる前から、着物に大きな紋をつけていたんですね。
その柄がだんだんハデになって競い合うようになりました。
そこで幕府は「ハデにしちゃだめ、しつじつごーけん!」とやめさせました。
そこで「小さければいいだろう」と柄を小さくし、目立たないようにしました。
今度は「小さいことはいいことだ…」じゃないですが、いかに細かく、
遠くから見たら無地に見えるか、とそれを競うようになり
その結果、その模様つけの技術が発達したのが「江戸小紋」、というわけです。
ただし、この江戸小紋という名称は、近代になってからで、
昭和30年、今、江戸小紋の第一人者といわれる小宮康助氏が、
重要無形文化財(人間国宝)に指定されたとき
「京小紋」と区別するため、つけられた名称です。
さて、そうやって確立されていった江戸小紋ですが、
今、紋をつけて略礼装として使えるのは「鮫・行儀・角通し」の三種類です。
「三役」と言われる柄で、これに紋をつければ…というわけです。
またそれの更にこまかいものを「極(ごく)鮫」のようにと呼びます。
大名それぞれの小紋は定紋と呼ばれて、他家が使うことはできませんでした。
さて、こんなかっこいいものを、江戸の庶民はほっておきませんでした。
武士の使う定紋をつかわなきゃいいんだよねーと、
全く関係のない柄を次々作り出しました。
例えば普通の着物の柄にあるような「宝尽くし」とか「南天」など、
めでたい柄や、縁起のいい柄を作り出しました。
そういうものを「いわれ小紋」といいます。なんらかのいわれがある…ですね。
身の回りのものはなんでも柄にしていまして、
「釘や金槌、かんな」とか「枡・じょうご、桶」なんてのがあります。
鶴亀や千鳥、魚など動物も、つまり「なんでもあり」…おもしろいですね。
大根とおろしがねという柄の風呂敷をみたことがあるのですが、
大根は昔から「胃の薬」というところから、シャレでふぐやカキを
食べに行くときは「当たらない」と、わざわざ着ていったとか、
「当たらない」ということで「難(何)にもあたらない」という縁起とか。
庶民って、そのあたりの感覚、すごいですねぇ。
こちらポリです。残念ながらヤケがあるので、着用はギリギリかなーです。
こういう柄って写真にとっても高画質でアップできなくて…わかりづらいですが
江戸小紋のさらに切り嵌め、いろいろ柄が入ってます。ゼータク?
これ、裏はピンクの鮫小紋なんです。
単で仕立てると前裾がひるがえったときにオシャレ…だそうです。
一度洗ってサッパリしたら、ポリですからおうち着物でもいいですね。
こちらも販売予定、これは正絹です。20年くらい前に古着で買いました。
それが30半ばで買って、朱色の帯をしたんですがバサマに酷評されました。
ジミなのはわかっていたのですが、なによりも似合わないと。
江戸小紋だから、柄なんてないようなもん…ってわけにいかないんですね。
バサマが言うには「丸っこい柄より角っぽい柄のほうがお前には合う」…。
これは松の柄なので、なんとなく花のような感じで、丸っこいんですよね。
小さくても「柄」、遠目はともかく、近くで見たときに落ち着かないそうです。
よく見たら「名前」のようにみえるんです。上の写真の矢印のところ。
「やえ」と見えませんか?どアップこちら。
こちらはダメージもないのでちょっとお高くなるかなー。
江戸小紋は、ひとつ紋をつければ…、いただいたコメントにもありましたが
これって「呉服屋さんの常套句」なんですよね。
私も、簡単に言ってますが、それは「そういうものですよ」という説明、
でもそこでとまっちゃいけないんですよね。
例えばお茶席では、江戸小紋に紋は必要です。お茶をやっておられる方なら
そういう使い方をなさることも多いかと思います。
でも、そうでない場合は使う頻度はどうだろう…ってことなんですね。
一つ紋をつけておけば○○に使える…といっても、紋というものは厄介なもので
つけりゃいいってもんでもないんですよね。
よくブラックフォーマルなどに取り外しできるリボンなんてのがついてますが、
紋はそうはいきません、インチキ貼り紋でもない限りそのままですから、
つけたら「つけた格」で使うわけです。(実際ペタンの貼り紋、ありますが)
小さくて目立たない縫い紋であっても紋付は紋付ですから…。
最近は入学式とか卒業式に着物で出席、というのがなくなりました。
たとえば着ていくと「なんかおおげさ」ととられることもあるようです。
やりにくくなりましたね。そうなると紋をつける以前の問題ですね。
また、最近結婚式で「色無地・江戸小紋」の扱いが、なんだかややこしい…。
まず、私の周りには呉服屋さんと年取ったハバと、着物通といわれるヒトと…、
まぁいろいろいるわけですが、その中で今まで教えてもらったことは、
ごく当たり前だと思うのですが、色無地・江戸小紋は紋つきでOK。
ところがですねぇ、最近呉服屋さんが言うには、
イマドキ結婚式に色無地や江戸小紋は、紋が入っていようがいまいが
ジミだからやめたほうがいい…。
最近の結婚式は、確かにいろいろ趣向をこらして全体的にハデめですね。
地方によって、個人によってというのもありますから一概には言えないのですが、
まぁ一般的には私のころに比べれば、招くほうもお客様も、華やかになりました。
お色直しだって、私のころは着物で挙式してお色直しにドレスとか、
白無垢で挙式して、色打掛にかえるとか、そんなもんでした。
それが今はお色直しも複数回ですし、いろんなイベント?が入ったり、
さらには招待客のお嬢さんたちも振袖やらパーティー用ドレスやら…。
そんな中では、色無地と江戸小紋は貧弱だそうです。
私はめだちたくないからいいの、と思っても、ほら、いつぞやの
「結婚式に黒はどうか」というのと同じで、ルールもあるけど見た目もね…、
というのがあるわけですよね。
結婚式の正装は招待してくれた方に対するお祝いのためのものですから、
そのかたのご家族、結婚相手のご家族に失礼のないように。
あとで「花嫁さんのお友達、なーんかジミだったわねー」と言われないように。
あぁそこまで考えなきゃなんないのー、と言ったら、
結婚式はハデにしてきゃ間違いない、そりゃ呉服屋さんの目論見だろって。
いや、冗談半分の会話でしたが、それでも実際、色無地や江戸小紋は、
今はジミだと言われるのだそうです。
かといって、先ほどの入学卒業も着ない…となると着る機会が少ない…。
だったら紋はつけずにいたほうが、まだ着る機会はふえるかな…とも思います。
江戸小紋なんかはよけいですね。私は紋ナシでよく着ます。
今回ちょっとネットで調べたら、江戸小紋は紋がなければ小紋だから、
結婚式には着られない、とするひとと、江戸小紋は別格だから、
紋がなくても結婚式に着られる、とするひとと…。
また柄も「三役」でなくても、鶴とか亀とか宝尽くしとか、
おめでたい柄なら、紋をつけて略礼装になる…みたいなことが
書いてあるところもありました。コレでは迷いますよね。
紋と言うのはやっかいなもの、と言うのはそういうところも含みます。
私は紋のついているのは渋めの鮫小紋。
これは「法事用」がほとんどです。この年になりますと、
祖父母、伯父伯母、といったつながりの法事で、もう7回忌とか13回忌とか。
私の実父なんかあと5年ほどで50回忌ですよ。
喪服よりも、鮫とか色無地の赤くない色目のほうが使います。
色無地はいつもグリーン系を着用、あとは帯を回によって黒とかグレーとかで。
こう考えてみると、色無地や江戸小紋は、地味目の色のほうが
長く使えますね。色無地は母のものをグリーンと2枚もらったのですが、
もう一枚の濃いローズ色は、考えてみると一度も着ていません。
お嫁入りのときは一枚は持たせる…というのが色無地とか江戸小紋ですが、
結婚式とか、入学式とか、お通夜とか法事とか…着物で参列することが
少ないのなら、中年以降に着られるようにジミな色目を一枚、縫い紋で、
というのが無難ということなのでしょうか…。
若いうちは、振袖・訪問着のほうが、使い勝手はいいかもしれません。
本当は「使い勝手がいい」はずだった色無地・江戸小紋は、
着物で参列するところが減ってしまって、
かえってややこしい立場になってしまったのかもしれませんね。
本日のおまけ、ひさしぶりに「我が家のフェンス」への忘れ物、
もしかしたら「わざとの」忘れ物?でも、新しいんですよ。
「ヴァルナ・コレクション」という題のマンガです。
昨日からあったらしく、夜中の雨に濡れて、もうぶよぶよです。
乾いても本としては形がねぇ…まだ新しいようで、よく入っている
小さいチラシもはいったままでした。
持ち上げたらしずくがたれるので、とりあえず「乾燥中」、
さてどーしたもんか…。
おいでになった方、ハンパな記事で、ほんとにごめんなさい。
先日「江戸小紋は紋をつければ略礼装になる」と書きました。
訪問着とつけ下げのお話でしたので、あっさり書きましたが、
紋をつけて略礼装になるのはかぎられた柄だけですのでそのあたりのお話しを。
ではまず、江戸小紋ってなんなんだーというお話しから。
まず、着物の進化ということなんですが、原則の一つ「形式昇格の原則」、
つまり、庶民や身分の低いものが着ていたものが、
だんだん上のほうの人の着るものになっていく…です。
平安期に、いわば下級の人たちの日常着だったものが、
やがて、武士のユニフォームになったのが「直垂」です。
この直垂の袖がなくなり、元々前は着物のように重ねていなかったので、
そのまま細くなり、袴の中に入れるようになった…これが裃、です。
なんてあっさり言っちゃいましたが、
ある日突然ささっとこうなったわけではありません。
こまかいところが時間をかけて少しずつかわっていって、
最終的に江戸時代に確立したわけです。
素材も元は麻であったものが、やがて木綿を使うことが許され
「武士のユニフォーム」となりました。
そのユニフォームに染められたのが、各大名のシンボルマーク。
まだ裃になる前から、着物に大きな紋をつけていたんですね。
その柄がだんだんハデになって競い合うようになりました。
そこで幕府は「ハデにしちゃだめ、しつじつごーけん!」とやめさせました。
そこで「小さければいいだろう」と柄を小さくし、目立たないようにしました。
今度は「小さいことはいいことだ…」じゃないですが、いかに細かく、
遠くから見たら無地に見えるか、とそれを競うようになり
その結果、その模様つけの技術が発達したのが「江戸小紋」、というわけです。
ただし、この江戸小紋という名称は、近代になってからで、
昭和30年、今、江戸小紋の第一人者といわれる小宮康助氏が、
重要無形文化財(人間国宝)に指定されたとき
「京小紋」と区別するため、つけられた名称です。
さて、そうやって確立されていった江戸小紋ですが、
今、紋をつけて略礼装として使えるのは「鮫・行儀・角通し」の三種類です。
「三役」と言われる柄で、これに紋をつければ…というわけです。
またそれの更にこまかいものを「極(ごく)鮫」のようにと呼びます。
大名それぞれの小紋は定紋と呼ばれて、他家が使うことはできませんでした。
さて、こんなかっこいいものを、江戸の庶民はほっておきませんでした。
武士の使う定紋をつかわなきゃいいんだよねーと、
全く関係のない柄を次々作り出しました。
例えば普通の着物の柄にあるような「宝尽くし」とか「南天」など、
めでたい柄や、縁起のいい柄を作り出しました。
そういうものを「いわれ小紋」といいます。なんらかのいわれがある…ですね。
身の回りのものはなんでも柄にしていまして、
「釘や金槌、かんな」とか「枡・じょうご、桶」なんてのがあります。
鶴亀や千鳥、魚など動物も、つまり「なんでもあり」…おもしろいですね。
大根とおろしがねという柄の風呂敷をみたことがあるのですが、
大根は昔から「胃の薬」というところから、シャレでふぐやカキを
食べに行くときは「当たらない」と、わざわざ着ていったとか、
「当たらない」ということで「難(何)にもあたらない」という縁起とか。
庶民って、そのあたりの感覚、すごいですねぇ。
こちらポリです。残念ながらヤケがあるので、着用はギリギリかなーです。
こういう柄って写真にとっても高画質でアップできなくて…わかりづらいですが
江戸小紋のさらに切り嵌め、いろいろ柄が入ってます。ゼータク?
これ、裏はピンクの鮫小紋なんです。
単で仕立てると前裾がひるがえったときにオシャレ…だそうです。
一度洗ってサッパリしたら、ポリですからおうち着物でもいいですね。
こちらも販売予定、これは正絹です。20年くらい前に古着で買いました。
それが30半ばで買って、朱色の帯をしたんですがバサマに酷評されました。
ジミなのはわかっていたのですが、なによりも似合わないと。
江戸小紋だから、柄なんてないようなもん…ってわけにいかないんですね。
バサマが言うには「丸っこい柄より角っぽい柄のほうがお前には合う」…。
これは松の柄なので、なんとなく花のような感じで、丸っこいんですよね。
小さくても「柄」、遠目はともかく、近くで見たときに落ち着かないそうです。
よく見たら「名前」のようにみえるんです。上の写真の矢印のところ。
「やえ」と見えませんか?どアップこちら。
こちらはダメージもないのでちょっとお高くなるかなー。
江戸小紋は、ひとつ紋をつければ…、いただいたコメントにもありましたが
これって「呉服屋さんの常套句」なんですよね。
私も、簡単に言ってますが、それは「そういうものですよ」という説明、
でもそこでとまっちゃいけないんですよね。
例えばお茶席では、江戸小紋に紋は必要です。お茶をやっておられる方なら
そういう使い方をなさることも多いかと思います。
でも、そうでない場合は使う頻度はどうだろう…ってことなんですね。
一つ紋をつけておけば○○に使える…といっても、紋というものは厄介なもので
つけりゃいいってもんでもないんですよね。
よくブラックフォーマルなどに取り外しできるリボンなんてのがついてますが、
紋はそうはいきません、インチキ貼り紋でもない限りそのままですから、
つけたら「つけた格」で使うわけです。(実際ペタンの貼り紋、ありますが)
小さくて目立たない縫い紋であっても紋付は紋付ですから…。
最近は入学式とか卒業式に着物で出席、というのがなくなりました。
たとえば着ていくと「なんかおおげさ」ととられることもあるようです。
やりにくくなりましたね。そうなると紋をつける以前の問題ですね。
また、最近結婚式で「色無地・江戸小紋」の扱いが、なんだかややこしい…。
まず、私の周りには呉服屋さんと年取ったハバと、着物通といわれるヒトと…、
まぁいろいろいるわけですが、その中で今まで教えてもらったことは、
ごく当たり前だと思うのですが、色無地・江戸小紋は紋つきでOK。
ところがですねぇ、最近呉服屋さんが言うには、
イマドキ結婚式に色無地や江戸小紋は、紋が入っていようがいまいが
ジミだからやめたほうがいい…。
最近の結婚式は、確かにいろいろ趣向をこらして全体的にハデめですね。
地方によって、個人によってというのもありますから一概には言えないのですが、
まぁ一般的には私のころに比べれば、招くほうもお客様も、華やかになりました。
お色直しだって、私のころは着物で挙式してお色直しにドレスとか、
白無垢で挙式して、色打掛にかえるとか、そんなもんでした。
それが今はお色直しも複数回ですし、いろんなイベント?が入ったり、
さらには招待客のお嬢さんたちも振袖やらパーティー用ドレスやら…。
そんな中では、色無地と江戸小紋は貧弱だそうです。
私はめだちたくないからいいの、と思っても、ほら、いつぞやの
「結婚式に黒はどうか」というのと同じで、ルールもあるけど見た目もね…、
というのがあるわけですよね。
結婚式の正装は招待してくれた方に対するお祝いのためのものですから、
そのかたのご家族、結婚相手のご家族に失礼のないように。
あとで「花嫁さんのお友達、なーんかジミだったわねー」と言われないように。
あぁそこまで考えなきゃなんないのー、と言ったら、
結婚式はハデにしてきゃ間違いない、そりゃ呉服屋さんの目論見だろって。
いや、冗談半分の会話でしたが、それでも実際、色無地や江戸小紋は、
今はジミだと言われるのだそうです。
かといって、先ほどの入学卒業も着ない…となると着る機会が少ない…。
だったら紋はつけずにいたほうが、まだ着る機会はふえるかな…とも思います。
江戸小紋なんかはよけいですね。私は紋ナシでよく着ます。
今回ちょっとネットで調べたら、江戸小紋は紋がなければ小紋だから、
結婚式には着られない、とするひとと、江戸小紋は別格だから、
紋がなくても結婚式に着られる、とするひとと…。
また柄も「三役」でなくても、鶴とか亀とか宝尽くしとか、
おめでたい柄なら、紋をつけて略礼装になる…みたいなことが
書いてあるところもありました。コレでは迷いますよね。
紋と言うのはやっかいなもの、と言うのはそういうところも含みます。
私は紋のついているのは渋めの鮫小紋。
これは「法事用」がほとんどです。この年になりますと、
祖父母、伯父伯母、といったつながりの法事で、もう7回忌とか13回忌とか。
私の実父なんかあと5年ほどで50回忌ですよ。
喪服よりも、鮫とか色無地の赤くない色目のほうが使います。
色無地はいつもグリーン系を着用、あとは帯を回によって黒とかグレーとかで。
こう考えてみると、色無地や江戸小紋は、地味目の色のほうが
長く使えますね。色無地は母のものをグリーンと2枚もらったのですが、
もう一枚の濃いローズ色は、考えてみると一度も着ていません。
お嫁入りのときは一枚は持たせる…というのが色無地とか江戸小紋ですが、
結婚式とか、入学式とか、お通夜とか法事とか…着物で参列することが
少ないのなら、中年以降に着られるようにジミな色目を一枚、縫い紋で、
というのが無難ということなのでしょうか…。
若いうちは、振袖・訪問着のほうが、使い勝手はいいかもしれません。
本当は「使い勝手がいい」はずだった色無地・江戸小紋は、
着物で参列するところが減ってしまって、
かえってややこしい立場になってしまったのかもしれませんね。
本日のおまけ、ひさしぶりに「我が家のフェンス」への忘れ物、
もしかしたら「わざとの」忘れ物?でも、新しいんですよ。
「ヴァルナ・コレクション」という題のマンガです。
昨日からあったらしく、夜中の雨に濡れて、もうぶよぶよです。
乾いても本としては形がねぇ…まだ新しいようで、よく入っている
小さいチラシもはいったままでした。
持ち上げたらしずくがたれるので、とりあえず「乾燥中」、
さてどーしたもんか…。
今は結婚式に色無地や江戸小紋は地味なんですか。なんか寂しいですね。これこそシンプルの極み、オトナなかっこよさがあると思ってたんですが。
先日のジャージ着物、今日みなさんのコメントを見させていただいて少し冷静になってきました(笑)。そうよねー、最初のうちは人気がでるかもしれないけど、そんなに長続きはしないはず!と私も確信します。でもこれがきっかけで着物を好きになってくれる人が増えればいいなあと切に思います。
紋を入れるかどうか迷うとこですね。
若い頃の鮫小紋は小紋に染め替えて
着ています。薄紫の色無地には紋を
入れたので藍色系の鮫小紋には紋は
入れませんでした。
10年ぐらい前に結婚式に出席した時には
色無地を着ておられた方が数名いらっしゃった
んですが、今はまた華美になっているんですね。色無地も重ね衿をして華やかな感じにすればペラペラのドレスを着ていくよりよっぽど
いいと私は思うのですが・・・
ああもったいない~^^;
この方のバレエ漫画で育ったクチです。
先日、CSで匠の世界を放映していて
小紋に使う型紙の職人さんのお話でした。
このひとつひとつの「点々」、ひとつひとつ穴をあけている
姿に
もうひとつの日本をみた感じがしました。
その時は達磨さん柄だったのですが
いわれ柄なるものとは…さすが
とんぼさんです^^それにしても、ああもったいない~。
す。江戸小紋も一つ紋ですか。色無地はお茶席
ではだめですか?一つ紋を入れればOKですか?
江戸小紋を着てみたいと憧れていますが、お茶
席に出る訳でもないので、紋は入れない覚悟で
す。柄は角通しですかね。鮫小紋はなんとなく
敬遠したいような、、。
江戸小紋は、さらっと着られていいですね。
いわれの中の、特別変わったの、がいい?
結婚式で色無地江戸小紋、
いいと思いますけどね、さりげない品格で。
なんか今は「見た目の華やかさ」が
優先なんでしょうか。
私も同じことを思いました。
ジャージーが「いいきっかけ」につながると
いいですねぇ。
といいつつ、自分が率先して着たり??
ナイナイッ!
私の色無地、グリーンのも
少し明るすぎる感じになりました。
染め替えようかなーと思っています。
着物ってそういうところ、便利ですねぇ。
私も、色無地での参列、ちっともかまわないと思いますけど、なんかヘンに豪華ですよね、
最近は…。
洋装でも、なんだか場所違いみたいなのも
みますね。やたらキンキラで。
いろんなことが変わっていくみたいで
ついていけませーん。
そうでしたか、なにやらバレー漫画だなーと
それしか見なかったんですが、
もったいないです。新品みたいだし。
伊勢型は、ほんとにすごいですね。
あれだけで飾れます。芸術品…。
額に入れて飾っておきたいです。
私は茶事にはとてもうといので、
よくはわからないのですが、
色無地も同じだと思います。
江戸小紋は元々が、男物が始まりですから、
どれでもOKだと思いますが、
やはりシンプルなのがいいと思います。
私は万筋とあられが好きです。
鮫はあまりにも広まりすぎてて、
どこでも目にしますね。
落ち着いた色目で、ぜひ一枚どうぞ。
そうそう、色無地で八掛に江戸小紋ってのも、
粋ですよ。
「やえ」という名前に改名してこの着物着ちゃいたいくらい!!
(本名、「やえ」じゃなくて良かったです~!?)
一体どういう方がこんな凝りに凝ったすごいことしていたんでしょうねぇ?
こういう「私だけが知っているフッフッフ」な技を見るにつけ「どうだ!日本ってすごいだろ!」と、誰にとも無く大威張りしたくなってしまいます。
ああ、嬉しい~♪
なんて理由で色無地を敬遠する人も多いみたいですね。
私は色無地が大好きなので、
貧弱とか言われると悲しくなっちゃいます。
あの飾り気のない色一つの潔さ、
何より綺麗だなと感じるのですが…。
そんな私は、着物を着るようになってからの結婚式は
2回とも一つ紋の色無地で参列しました。
着物参列者の多い式でしたが、自分で言うのもなんですが、
見劣りしてなかったと思います。
(ああ、自分で言うのは恥ずかしい…)
仲居さんならまず着ないような、
汚れの目立ちそうな淡い色合いの色無地で
色取り取りの振袖の中で良い意味で目立っていたかなと。
(目立つのが目的ではないですが)
色無地を着る人が少ないからこそ、
華やかな着物の中に色無地が違った色を添えるのかな?
なんて思っています。
私、かなり色無地贔屓がはいってますね(笑)
あ、でも江戸小紋も大好きです。
卒園式では一つ紋の江戸小紋を着ました。
江戸小紋、三役もそうでないものも、
凛とした雰囲気や遊び心がたまりません!