ブラボー! あるいは ハラショー!
劇場公開時になぜ見に行かなかったのかと、ひさしぶりに自分を責めたくなった傑作です。
主人公はスカイキャプテンですよ。
世界の平和を守る、かっこいいヒーローですよ。
恋人・ポリーは、好奇心旺盛な新聞記者ですよ。
敵はロボット軍団ですよ。
謎の美女も登場ですよ。
アンジェリーナ・ジョリーがアイパッチの軍人役で登場ですよ。
さぁ、なぜ見ない?
胸躍らせる冒険活劇ですぜ。
ベタなアメリカンジョーク(最高!)も満載だというのに。
スカイキャプテンとポリーとが乗り込む飛行機と、
ロボット軍団との戦いが、まずは素敵。
飛行機で1939年のニューヨークを飛び回るんですよ。
カーチェイスならぬスカイチェイス。
セピアを帯びた映像が実にかっこいい!
そして、なんといっても笑いのセンス。
僕はここに一番はまりました。
浮気をしたのしないのという掛け合い。
残りフィルムが2枚になってからの葛藤。
最新兵器が、振れば直ってしまうといういい加減さ。
そして、あのエンディング。
どれもこれも、僕のツボです。
『スター・ウォーズ エピソード3』で、
僕がもっとも不満だった点がこれでよく判りました。
ジョージ・ルーカスとは、
笑いのセンスが合わなかったということに。
全編ほぼCGによって作られた世界は、
無機質ゆえの不思議な魅力に溢れています。
胸躍る秘密兵器もたくさん出てきますよ。
絶対どこかで見たことあるはずなのに、
とても新鮮に見える映像の数々。
こんな素敵な映画が、なんと新人監督のデビュー作品なんですよ!
ケリー・コンラン。
この名前は、きちんと覚えておいてください。
スカイキャプテン、間違いなく続編が作られることでしょう。
今から楽しみです。
それにしても、なぜ『キャシャーン』は
この世界観を目指さなかったんだろう?
映像の雰囲気が似ているだけに、不思議でならないっす。
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