能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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完全売り手市場の学卒定期採用・・・就職戦線がスタート!リクルート会社、人材エージェント、RPO(採用アウトソーシング)が儲かる時代

2025年02月27日 | 社会・経済

中小企業の社長と話していて一番多い話題が、人手不足。

本当に採れないそうです。

かたや、隣の青い芝生を見て、転職していく社員・・・踏んだり蹴ったりです。

大手企業のCHRO(人財最高責任者)も、本当に採りたい優秀な学生が採用できないと嘆いてました。

人口減少、少子高齢化・・・この国も、たいへんなことになったものです。

マイナビやインディードなどのリクルート会社も繁盛しています。

人材エージェント、RPO(採用アウトソーシング)といった新しいビジネスも隆盛しています。

最近では、大手企業を中心に学卒の初任給が30万円、35万円、40万円といったところが出てきています。

若手や学生は完全な売り手市場になっており、人事担当者、採用担当者は超多忙になっています。

また、労働組合の要求も定昇ベアが1万円を超えることが普通になってきており、組合によっては2万円近い要求をしています。

インフレ対応、人手確保とはいえ、すごい時代になったものです。

もう、「石の上にも3年」とか「継続は力なり」といったことも、労働の世界では通用しなくなったということでしょう。

大学卒の新入社員も、入社3年で3割辞める時代です。

人手不足・・・企業組織も個人も、しっかり考えて前に進んでいくしかありません。

いくら売り手市場と言っても、会社は入社してみなければ分かりません。

リアリティショックが待ち受けているかもしれません。

経営学者のピーター・ドラッカー博士も言っています。

「最初の就職は、ギャンブルのようなものだ」

就職して会社に入るまでは、分からない・・・ということだと思います。

新卒一括採用をとっているのは、世界的に見ても日本だけ。

超特殊な採用方法です。

3月から会社説明会が始まり、6月から採用選考、そして10月からは内定出しが始まります。

人生や生涯に関わる就職という活動・・・短い期間で意思決定しなければなりません。

今年も、プラックスーツを着た男女学生がビジネス街を闊歩するのでしょうか?

成功を祈ります!


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