トミーのお気楽カナダ日記

最近、また新しいことを始めてみたくなりました。だから、ずっと眠っていたブログ再開です☆

お勉強

2006-04-16 | 今日のトミー
トミーにとって、ジェイは持ち運ばなくても勝手についてきてくれる「辞書」なので、分からない事・あやふやな事はすぐに聞いてしまいます

ネットで、
みかんをいっぱい食べると手が黄色くなる

というのを発見。
(うんうん、これは知ってるぞ。小さい頃、みかん食べまくったもんなぁ。冬場は黄色い手をしてた♪)

そして、その記事はつづく・・・

でも、そのことを外国人の私の旦那は知りません。
説明しても、信じてくれませんっ(汗

という内容でした。
なので、ジムから帰ってきたジェイにイキナリ質問タイム

ねぇねぇ。
みかんをいっぱい食べると手が黄色くなるって知ってる?

と聞くと、

知ってるよ。さらに、みかんを食べ過ぎると歯にも良くないよ

と付加情報までついてきた

ほほぅ、それはなんで??

・・・みかんはどういう果物?

「・・・(真剣に考える)・・・ビタミン?・・・ビタミンC!(自慢げ)」

「・・・(´ー`)ウーン(まぁ、いいか
じゃぁ、ビタミンCが含まれる果物(柑橘類)はどんな果物?

すっぱいから・・・・あっ「Acid(酸)」だ!!

当たり。Citric Acidが入ってるんだよ。Citric Acidはわかる?

わかりません」(笑)

Citric Acidは酸だから、摂り過ぎると歯を溶かすかも・・・というのは、ジェイの持論です。
(マジかよ・・・
と不安になったトミーは、ネットで「Citric Acid」を調べてみました。


・・・ナンダ( 〃∇〃) 「クエン酸」のことでした☆
しかも、「みかんを食べ過ぎてはいけませんよ」とか書いてないし。

でも、今日もちょびっとだけ賢くなりました

国際結婚 ④

2006-04-16 | ラブリーなこと
異言語間ギャップ

トミーとジェイの生活は、ほぼ100%英語ベースです。

付き合い始めた頃からそうなので、今さら日本語にするのも気持ちが悪いし、日本語だとまず夫婦間の会話がなくなるでしょう(笑)

ジェイは日本語への興味や学習意欲もあるし、できれば習得したいと思ってるようです。
だけど、ジェイにとっては本気で日本語をマスターするメリットがないんだと思う(トミーの分析だけど(。≖ิ‿≖ิ))。
たとえば、大好きな香港へ行けばジェイの広東語があるし、日本ではトミーの日本語がある。
そういう考え方なので、ジェイが日本語を完璧にする必要がないのです。

☆★☆

トミーの今の職場でも、トミーが結婚してる事を知ってても相手が外国人だと知らない人が多いです。
聞かれなければ言う機会もない事だし、知られれば知られたでいろいろ聞かれるからメンドクサイというのが本音

でも、何かのきっかけでプライベートな話をした人の中には、

じゃぁ、夫婦の会話はずっと英語ですか!?

と、異常に驚く人がけっこういます。
しかも、(それで、ほんとに意思疎通できてるの?)みたいな、心配そうな顔つきで(笑)。

意思疎通がきちんとできてるかどうかは、この際置いといて・・・(それじゃぁ、この話題の意味がない?)


☆★☆

<夫婦の会話は、言葉であって言葉でない>

☆★☆


また、わけわからない事言ってます、ワタクシ(→ܫ←)ハイ。

でもさ~、夫婦ってそういうもんでない?
一緒にいる時間が長いし、それは毎日毎日増える一方で、そのうち自分の親とかよりも長い時間を過ごすようになるわけでしょ?
2人にしかわからない共通の話とか冗談とか、笑いのツボとか・・・

言葉って、もちろん大事です
でも、日常生活で必要な会話っていうのは、思った以上にシンプルで、いわゆる「ツーといえばカー」みたいになっていくわけだから、普段はまったく不便だと思わないのです。

☆★☆

第二外国語だから気をつける事】は、もちろんあります。それは、

①市役所関係の重要事項確認
②家計などの現状把握
③将来設計・子作り子育てプラン
④ケンカ時

他にもあるけれど(思いつかん;)、上記の時はさすがにお互いが納得いくまで辞書を引いてでも時間をかけて話し合います。
トミーの語彙力ではカバーできない事は、ジェイにいろんな言い方や説明をしてもらったり、辞書とインターネット(日本語・英語サイトを駆使)で気が済むまで調べまくる。

特にカナダでの移民申請などでは、トミーにとっては初めての法的手続きの連続で気が滅入りそうになったけれど、それも経験がんばるしかなかったのです。

怖がりのトミーには身がすくむような思いをする事でも、カナダで生活していくためには避けて通っても何の得にもならないな・・・という事に関しては、ジェイはものすごく厳しいので一切手伝わずトミーにやらせます
それは腹が立つほどのスパルタ教育だけど、結果としてトミーの英語力と度胸も鍛えられたから、結果オーライかも。

そういう事を少しずつ経験してくと、夫婦間での言語による不満などはほとんどなくなります。
カナダで生活を始めた頃は、仕事中の英語によるトラブル(電話の相手の英語が聞き取れない とか)の方が深刻な問題で、それは自分の仕事に影響するから必死になり神経も使いました。
なので、それに比べたらジェイとの会話なんて・・・(。≖ิ‿≖ิ)フッ

はっきり言って「通じればいい」のです、夫婦間では(笑)

仕事などでは、相手に失礼のない話し方とか、自分に有利になるようにうまく言葉を選んだり、駆け引きしたり・・・と、いろいろと頑張るところがあったけれど。
ジェイとの会話なんて・・・・ほんとに、どうでもいいもの(笑)

さっき挙げた【第二外国語だから気をつけること】さえ押さえておけば、日常生活での英会話なんて・・・ほんとにダルダルです( 〃∇〃)

☆★☆

気づいてる人もいるだろうけど、リストの④番目の「ケンカ時」。
実はけっこう重要なのです。
ケンカ(話し合い・討論含む)をしてる時は、言葉を武器に戦うわけで、相手の弱みや間違い・自信のないところを目ざとく見つけて突いていくのも必須です
不思議なんだけど、日本語で見聞きした事や考えた事をジェイに英語で伝えようとすると、変な言い方したり間違ってしまいます。
だけどケンカ時のように、自分に頑固たる意見があって、それを頭で整理する前にガーガーと言葉を発してる時は、自分でもビックリするくらいスラスラと英語が出てきます。
英語で考えてる時のほうが、言葉が出てきやすいというのはこういう事なんだと思う。
だから、通訳を本業にしてる人などはすごいなぁと思うのです。日本語ベースで考えてそれを英語に置き換えるなんて、トミーには非常に難しい事だから。


英語圏の友達や、仕事などで英語を話す機会が続いて疲れる事があったとしても、ジェイとの会話で同じような感覚になることはありません。
きっと、言葉以上のプラスアルファがあって(何かわからないけど)、それはあまりにも自分の生活に溶け込んでるから、何とも思わなくなっているのかもしれない。

あまりうまく説明できてませんが・・・
たとえ今、国際恋愛してる人でパートナーとの会話に不安を持ってるとしたら、「心配ないよぉ」と言ってあげたいです。
間違った単語を使っても、しどろもどろになっても、とにかく諦めずにお互いの言葉に耳を貸して、2人の関係をより深く築き上げていく努力さえ続けていれば、ほんとに言葉はあまり気にならなくなります。
しいて言えば、「2人だけの共通語」ができてくるって感じかなぁ??

トミーなんて、ジェイとジェイの友達と一緒にいる時にトミーがベラベラ話すと、ジェイだけが「あっはっは!!」と笑ってる事がよくあります。
他の友達は、トミーが何をしゃべったのか理解できてないの(*´Д`*)
んで、ジェイが同じ事をもう一度みんなに言うと、やっと理解してくれる
そういうのも夫婦っぽくて、いいやと気にしないことにしてます。
何よりも、自分達が問題ないな・・・と思えていたら、それで十分だと思うのです。

だって、日本人でも合わない人や嫌いな人は、何言ってるのかわかんないし、いつまで経っても理解できないもんねー☆


人気blogランキングへ

国際結婚 ③

2006-04-16 | ラブリーなこと
異文化間ギャップ

そうやって、少しずつトミーのストレスが減り始めると、なぜそこまでストレスが溜まっていたのかが見え始めてきました。


<<国際結婚において、共通の常識はあってないようなもの>>

わかってるつもりだったのに、これが本当に理解できてなかったのが一番の原因だと思います。

YES」と「NO」をはっきり言わないと、相手は察してくれないし気づいてくれない北米の文化。
トミーがいやな事は、常識的にわかってくれるはず・・・と、勝手に期待していたのかもしれない。
さらに、トミーは「NO」をはっきり言えなくて、無理して受け入れては不満を持っていたのです。
カナダでは嫌だなと思う事にきちんと丁寧に「NO」と言えば、相手はむしろ喜んでくれる。無理して「YES」というよりも、正直な意思表示をするほうが誠意があり、正しい人付き合いなのだという事を、そこで学んだと思います。

NO」が言えるようになってからは、ものすごく楽になりました
ちょっと気が進まないな・・・)という事があったら、口調や素振りで察してもらおうとせずに、はっきりと断ることがこの国の美徳なのだと気づき、そのおかげでストレスが激減したのです。

☆★☆

そうやって、少しずつ自分の固定観念をとっぱらい、それまでの習慣や考え方も、相手と場所が変わればそれに合わせてモデルチェンジしていけば、どこに行っても順応できるんだなぁと身を持って学習したのです。
それと同時に、生活はどんどん明るさを増して、カナダに自分の居場所がはっきりと感じられるようになっていきました。

国際カップルの場合は、相手の文化を知ることも大切だけど、自分の文化を分析してみるのも大きな手がかりになると思います。
あまりにも長い年月をかけて、「当たり前」になってしまった自国の文化・習慣。
それを客観的に見ることができたら、違う文化も意外とすんなり受け入れることができるし、その摩擦に悩むことが少なくなります。

それを1ヶ月でできるカップルもいれば、何年かかってもお互いの文化摩擦に悩むカップルもいる。
トミーたちは、最初の半年にものすごくハードな日々を過ごしたおかげで、なんとかそこを乗り越えることができました

そういう貴重な体験ができた事がラッキーだなぁとほんとに思う。
トミーの人生に大きな影響を与えた、まさに「人生観が変わった」というヤツでした☆

国際結婚 ②

2006-04-16 | ラブリーなこと
【一緒にいるために、自国を離れて相手国へ移住】

ジェイと結婚後すぐに、トミーは日本からカナダへ移住しました。

結婚しようと思ったら、どちらかが相手国へ引っ越さなければならないという現実にぶち当たったわけ。
そして、我が家ではトミーが住み慣れた日本を離れてカナダへ移住するという決断に至りました。

☆★☆

長期間、海外で暮らす人ならほとんどが味わうと思う「ホームシック」。
トミーの場合は、期限(終わり)がない海外生活でのストレスなどが原因で、「日本」が何よりも素晴らしく思えて、日本の家族や友達が恋しくて気が狂いそうになりました

移住してすぐに幸運にも仕事を見つけて働き出したんだけど、夜はジェイとケンカ、翌朝その気持ちを引きずったまま出勤して仕事でなんとか気を紛らわせ、帰宅後またケンカ・・・という日々。
なぜ、あんなにもケンカしたのか今でも自分たちで関心するほどなんだけど、当時はそれが生死に関わる!というほどに、一つ一つが重大問題だったのです。

今、振り返ってみると・・・
ジェイと結婚した頃のトミーは、頭の中には1つの固定観念しかなくて、それ以外の物事・考え方・習慣などを受け入れることができなかったんだと思う。
慣れない海外生活のせいもあったけれど、そういう余裕がなかったのかもしれない。

トミーの自由にしたらいい・・・と、ジェイをはじめ、ジェイの家族・友達みんながトミーを気遣い、やりたいようにやらせてくれていたのにも関わらず、当時のトミーには毎日が不満だらけで、文句ばかり言ってました。

☆★☆

カナダでのジェイの日常生活は、トミーと結婚した後も何も変わらないように見えて、それが悔しかった(笑)。
日本に全てを置いてカナダまで引っ越してきたのに、トミーは0からスタートでジェイは全てを持ったまま。
そういう考え方だったから、何から何まで面白くなかったのねぇ・・・ハハハ。

あぁΣ( ̄ロ ̄lll) 何もかも思うようにいかないぃぃぃ!

と、ほんとに苛立つ毎日で、その怒りは全てジェイにぶつけました。

☆★☆

今でも、あの時のトミーにジェイはよく耐えてくれたと思う。
あの時に、「じゃ、もういいよ。別れよう」って言われてたら・・・と思うと、ぞっとするもん(笑)

ケンカの仕方も、今ほどに効率的じゃないのが初々しい。
とにかく、トミーはなぜこんなに苛立ち、気持ちがふさぐのかが自分でもわからないから、ジェイに説明することもできなくて困りました。
ジェイがもし日本人なら、(トミーの)この気持ちを察して理解くれるのにっ!
と、まったくもって理不尽な怒りまでもぶちまける始末

ケンカは朝方まで続くことが多く、その頃のトミーとジェイは仕事中もうつろな目をしていたと思います。
とっても辛かったけど、それでも日本に帰ろうと思わなかったから、なんとか解決したかったんだろうねぇ

☆★☆

半年くらい過ぎて、少しずつケンカをした後に成果が残るようになりました。
ただ涙を流すだけじゃなく、なぜトミーがここまで追い詰められてるのかを、2人で手探りで掘り下げて、その根本的要因を見つけて解決する、という方法を見つけ始めたのもこの頃。
おかげで、ケンカした後にものすごくスッキリしたし、ジェイも、
今日もお互いをもっと解り合うことができたね♪
と言ってました。(彼は今でも、その頃のケンカを「討論」と言ってるけれど)

その時、カナダでの生活が「海外生活」ではなくなったんだと思います。
それからは、日本に里帰りしてもカナダへ戻ると「ふぅ、我が家に帰ってきたよ(*´∇`*)」という気持ちになったもの。

ほんとに「住めば都」なんだねぇ・・・(*´∇`*)

国際結婚 ①

2006-04-16 | ラブリーなこと
見た目は「日本人?」というジェイも、中身はバリバリ外国人です。
おかげさまで、トータル3年弱の日本生活で、だいぶ日本語・日本の文化にも慣れてきたようです。

そして、トミーとジェイは国際結婚です。

今更?ってところだけど、少しずつ冷静に自分なりに納得のいく国際結婚像が見えてきたので、少しまとめてみたくなっただけ。

☆★☆

【国際結婚に伴う諸問題】・・・いろいろあるけれど、大きく分けると、

一緒にいるために、片方が母国を離れて相手国へ移住
異文化間ギャップ
異言語間ギャップ ・・・・など

もちろん他の国際カップルさんたちは、もっと問題なくやってると思います。・・・もしくはもっと大変で離婚しちゃったケースも(´・ω・`)
それぞれのコンディションやスタイルがあるので、全てに当てはまるわけではありません。
あくまでも、トミーとジェイのケースなので。

☆★☆

嘘っぽく聞こえるかもしれないけれど、シンプルに言ってしまうと、

好きになって結婚しようと思った人が、たまたま外国人だった

という一言に尽きます。
中には「相手は外国人じゃないとダメ!」という人もいるけれど、それは好みの問題ということで。
トミーにとってジェイが「カナダ人である」という事は、彼が「右手も左手も使える器用な両きき」だとか「物事をものすごく論理的・物理的に考える理数系人間」だとかいうくくりで受け止めてるようなフシがあります
そして、カナダ人であるがために、住む場所がカナダだった・・・という事実がついてきたって感じかな?

☆★☆

国籍も文化も異なる人と、この先の人生を共に過ごしていくためには、いろんな問題やビックリする事にもめげずに立ち向かって、解決しようという姿勢を持ち続ける必要がありました。
何度も何度も、

あー、もうやってらんねぇ!!
カナダ嫌い!大嫌い!! カナダ人、最低!!」

などと、ジェイと別れて日本に帰りたくなることもあったけれど、今もこうして一緒にいます
日本で暮らす機会にも恵まれたし、昨日も今日も幸せで、明日も幸せな気がする毎日を過ごしています。
そういう最悪期があったから、今の2人があるのかもしれないなーと、昔のことを懐かしく思い出したりします。

良い事も悪い事も、恋人や夫婦には国際カップルに限らずどんな関係でもそれぞれに抱えていると思います。
トミーは、そういう一般的にカップルが抱える問題の中でも、国際カップルだからこそ!というものを、少しだけ真剣に書いてみたくなりました。


次回、もう少し詳しく書いてみようと思います。