この一節は、筆者が読んだ漫画、「疾風伝説 特攻の拓」で、
極悪蝶の元初代、来栖奈緒巳がよく使った、印象的な台詞です。
この漫画は、一般的には知られませんが、アキバ系で有名な
「みくみくにしてやんよ!」の語源にも成る台詞、
「挽肉にしてやんよ!」も出て来る、所謂不良漫画です。
と言う事で、典型的なDQN漫画として有名で、
一部DQNを馬鹿にする層からは蔑みを受け、
独特のセリフが多く出て来る事から、ネタ好きな層からは、
ネタ漫画とも目されている作品です。
始めは筆者も、この漫画が好きでは有りませんでした。
登場する不良達が、筋の通って無い暴力をするのに、嫌悪感を抱いたからです。
ただ、読み続けて行くと、そんな中にも登場人物達の人間ドラマが展開して来て、
それぞれの登場人物の想いが解って来ます。
そのドラマの中心に、元イジメられっこで、冴えないんだけど、
純粋な心を持った主人公“拓”が、その不良達と関わる事で成長し、
また不良達にも影響を与えていく、と言う物語。
この作品の中で、筆者が一番好きなエピソードの一つが、
表題のセリフを吐いた来栖と拓との話です。
来栖は、中学時代は普通の少年でしたが、
ある日から毎日母校に暴走族が襲撃して来る様に成りました。
日に日に彼らの行動はエスカレートし、遂には生徒達も襲う様に成りました。
来栖は学校の仲間達を救いたい一心で、奴らと対峙して、
校庭にガソリンを撒いて火の海にして、その暴走族達を壊滅させてしまいました。
しかし、中学の仲間を救おうとして行った行動が余りにも過激だった為に、
友達からも恐れられて、遂には「見えない君」として、周囲からシカトをされる様に成ってしまいます。
この事がトラウマと成り、彼は人間を誰も信じられなく成りました。
もう彼に信じられる物は、機械(マシン)である、自分のバイクだけです。
彼の愛機も、スクラップ寸前だったバイクを、同じ境遇と感じたのか、
彼が救い、組み上げた物でした。
この時、スクラップ寸前だった自分の愛機に語り掛けた言葉が…
「オレはオマエを裏切らない」
です。
このセリフは、その後、来栖と拓との物語でも度々登場して、
このセリフが重要な意味を持って行きます。
マシンしか信じる事が出来なく成った来栖は、
人を力でねじ伏せて、遂には地元の喧嘩族、極悪蝶の初代総長に、
実力でのし上がります。
しかし、人を信用できない彼は、その族すらも投げ出し、
一人で周りに喧嘩を売る、孤独な少年に成りました。
そんな中、拓と知り合う事と成ります。
自分に対し友情を示して来る拓を、彼は何度も何度も跳ね除け、拒絶します。
しかし、拓は、来栖との友情を信じて、自分がバイクに語り掛けた
「オレはオマエを裏切らない」
と言う言葉を実践するが如く、彼の心をを救おうとするのです。
このエピソードが、人間の残酷さから、人を信じられなく成った来栖の悲しさ、
また、それを強い信念で彼を救おうとする拓のやさしさが、一番出ている話で、
筆者は一番好きなのです。
筆者もまた、好きな人に対しては、そうありたいと思います。
「オレはオマエを裏切らない」
極悪蝶の元初代、来栖奈緒巳がよく使った、印象的な台詞です。
この漫画は、一般的には知られませんが、アキバ系で有名な
「みくみくにしてやんよ!」の語源にも成る台詞、
「挽肉にしてやんよ!」も出て来る、所謂不良漫画です。
と言う事で、典型的なDQN漫画として有名で、
一部DQNを馬鹿にする層からは蔑みを受け、
独特のセリフが多く出て来る事から、ネタ好きな層からは、
ネタ漫画とも目されている作品です。
始めは筆者も、この漫画が好きでは有りませんでした。
登場する不良達が、筋の通って無い暴力をするのに、嫌悪感を抱いたからです。
ただ、読み続けて行くと、そんな中にも登場人物達の人間ドラマが展開して来て、
それぞれの登場人物の想いが解って来ます。
そのドラマの中心に、元イジメられっこで、冴えないんだけど、
純粋な心を持った主人公“拓”が、その不良達と関わる事で成長し、
また不良達にも影響を与えていく、と言う物語。
この作品の中で、筆者が一番好きなエピソードの一つが、
表題のセリフを吐いた来栖と拓との話です。
来栖は、中学時代は普通の少年でしたが、
ある日から毎日母校に暴走族が襲撃して来る様に成りました。
日に日に彼らの行動はエスカレートし、遂には生徒達も襲う様に成りました。
来栖は学校の仲間達を救いたい一心で、奴らと対峙して、
校庭にガソリンを撒いて火の海にして、その暴走族達を壊滅させてしまいました。
しかし、中学の仲間を救おうとして行った行動が余りにも過激だった為に、
友達からも恐れられて、遂には「見えない君」として、周囲からシカトをされる様に成ってしまいます。
この事がトラウマと成り、彼は人間を誰も信じられなく成りました。
もう彼に信じられる物は、機械(マシン)である、自分のバイクだけです。
彼の愛機も、スクラップ寸前だったバイクを、同じ境遇と感じたのか、
彼が救い、組み上げた物でした。
この時、スクラップ寸前だった自分の愛機に語り掛けた言葉が…
「オレはオマエを裏切らない」
です。
このセリフは、その後、来栖と拓との物語でも度々登場して、
このセリフが重要な意味を持って行きます。
マシンしか信じる事が出来なく成った来栖は、
人を力でねじ伏せて、遂には地元の喧嘩族、極悪蝶の初代総長に、
実力でのし上がります。
しかし、人を信用できない彼は、その族すらも投げ出し、
一人で周りに喧嘩を売る、孤独な少年に成りました。
そんな中、拓と知り合う事と成ります。
自分に対し友情を示して来る拓を、彼は何度も何度も跳ね除け、拒絶します。
しかし、拓は、来栖との友情を信じて、自分がバイクに語り掛けた
「オレはオマエを裏切らない」
と言う言葉を実践するが如く、彼の心をを救おうとするのです。
このエピソードが、人間の残酷さから、人を信じられなく成った来栖の悲しさ、
また、それを強い信念で彼を救おうとする拓のやさしさが、一番出ている話で、
筆者は一番好きなのです。
筆者もまた、好きな人に対しては、そうありたいと思います。
「オレはオマエを裏切らない」