バイクおやじの独り言(元ライダーズカフェ・風の隠れ家

ライダーズカフェ風の隠れ家も終了したのでまた独り言を勝手につぶやきます。ツイッターは心が荒みますので好きじゃないです。

多分15年以上動いていないハーレー

2011-12-27 15:38:35 | 日記


カヌーに夢中になっている頃
かわいそうなこのバイクは
ずっと眠っていた

24歳のときに買ったこいつ
買った次の日に
走っていて
ギアチェンジしようと左足を動かした
感触が無い・・・・
えっ??
ギアペダルが外れて
ステップに引っかかってた
買って次の日だっつーの!!

ま いっか

エンジンがかからずに
バッテリーが上がる
しょうがないから
押しがけするが
なかなか かからず
近所のオヤジさんが不思議そうに
<そのバイク、新車だよな?

ま いいか

Vツインの鼓動が
心を叩く
憧れだったこいつが
今ある
それだけで満足だった

ハンドルをプルバックハンドルに交換
ハンドルが大きいため
振動を軽減するために
ゴムブッシュで止められているそれは
ふにゃふにゃな感触になってしまう
ゴムブッシュを鉄の削りだしに変える
これでゆったりとした姿勢になる

マフラーはノーマルでは
もそもそとした、最悪の音
最初からテーパードマフラーにしている
低めの抑えた音 でも切れがある

バッテリーにメッキカバーをつける
バッテリーは日本製ユアサがついている

しばらくはそれで満足

ライトが気に入らない
帽子をかぶったような姿が
どうにも我慢できなくなる
ステーごとすっきりとした
ライトに交換する

水戸に仲間ができて
3台で走る
その頃水戸にはチョッパータイプは
この3台しかなかった

仲間と走るその姿を見ながら
ああ・・俺もこんな風に見えるんだ・・・
ちくしょ~かっこいいぜ~!!!

自己満足の世界であった

そのうちに改造は
徐々にエスカレートしていく



エンジンをばらし
各パーツを一個一個
サンダーで削り、
表面の黒い塗装を落とす

下地になったら
サンドペーパーをかける
200番ー600番ー800番
番数を上げ、きめを細かくする
水ペーパーできれいにする

アルミはここから
ピカールで磨き=金属磨きはこれが一番
最後の仕上げに
新聞紙でこすると
鏡のようになる
鏡面仕上げである
鉄はメッキをかける

ひとつ、ひとつ磨き上げるたびに
一人 にた~と、にやける
多分それを他人が見たら
きっと頭がおかしいと思われただろう



ローライダー
それで充分だったはずなのに
いつかチョッパーへと
はまり込んでいく

タンクを換え
またハンドルを換え
シートを換え
ライトを換え
タイヤ、ホイールを換え
フェンダーを換え
とうとうフレームを換え
セルモーターをはずし
ベルトドライブにし
オイルタンクを換え
オイルラインを換え
テールランプ、ウインカー
シーシーバーを換え
その他もろもろ
いったい何が残ってるかって感じ
ってくらいの改造車になってしまった

こいつは俺が死ぬまで持つやつだから
それでいいのだ

でも死んだら一緒には埋められねえな・・・・・

そしてかれこれ31年が過ぎ
今 また
はじめようかと・・・・

今度はできるだけノーマルに近く
地味に、目立たぬように
そんな風に仕上げたい




カヌーに引き込まれた

2011-12-27 08:51:22 | 日記
続けてバイクの話から
脱線して、カヌーの思いでをつづります

カヌーと言ってるけど
本当はカヤックです

カヌーとカヤックの違い
それはパドルにあります
オールではありませんのであしからず

パドルの両端が、広くなっていて
両側で漕ぐのが、カヤック

片側しか広くなっていないパドル
もちろん常にパドルの片側でしか漕げない
それがカヌーです

とりあえずそれだけ知っていれば
後は座り方、長さ、形、色々あっても
基本の呼び方なのでOKです

さて、昔  
まだうちの2人の子供が小さかった頃
カヌーをやってる友人に
バーべキュウに誘われました

それまではその友人に
カヌーを誘われていたけど
これ以上趣味は増やせない
と言って断っていました

まあバーべキュウなら
子供も喜ぶし、家族4人で那珂川に
他の家族も来ていたので
わいわいがやがやと・・・

そこは比較的広い水たまりになっていて
カヌーを持ってきて
遊んでました

別に興味が無くても
とりあえず
そこにあればやってみる

別に難しくないだろうと漕ぎ出す
流れの無いところで
誰でもできるよ

でも真っ直ぐ進まない
あれ・・おかしいな
回りだすと、パドルを反対方向に漕いでるはず
なのに、その回転が止められない

最初は5mも真っ直ぐ行かない
何回かやると何とか10m
でもまた回ってしまう

なんか悔しい
ついむきになってる自分

一ヶ月位たってから
またバーべキュウの誘い

また、そこでカヌーをする
何とか少しずつ真っ直ぐいけるようになってくる

今度はロールしてみるか
そういって、他の若い奴らに
わざと転覆させて(沈・チンと言う)
パドルで起き上がる練習をさせる

皆で笑いながらそれを見てる
今度はと言って俺に振ってくる
人がやってるのを見て笑ってるのに
断るわけにも行かず  やる

教えられたとおりにやると
一発で起き上がれた
何回かやって、結構安定的に
できるようになると

人の船借りて、人よりうまくなるのはずるいな~
とかいわれ、もう一人別な友人も
カヌー買おうかな・・とか言うので
つい、つられて一緒に買ってしまった

完璧な罠だ、俺の性格を見抜いて
さりげなく、狡猾に俺を嵌めた

何でもそうだけど
買ったら、もう毎週川に出かけてしまう
覚えることが楽しく
いろんな技必死でやる

カヌーは大きく分けると
スラローム
ワイルドウォーター
カナディアンカヌー
シーカヤック になる





基本技術はスラロームで
パドルの平たい面と水の抵抗を
いかに効率よく、回転運動に代えるか
それが全てであるが
驚いたことに、
カヌーでおきる筋肉痛は
腕ではなく、足であった

流れを読み
方向を自在に変える
急流では恐怖と、突っ込む度胸と
水の動き

自分の持っている物を
全て使って乗り切る

無事に急流の岩だらけの
難所を
乗り切ったときの満足感

ジェットコースターなど比じゃない

その後にまってる
皆との酒を酌み交わしながらの
その日の笑い話

焚き火
沈み行く夕日

そりゃ・・誰でもはまるさ

いつの間にかクラブになっていた
鉾田カヌークラブ
酋長のバンさんが皆を引っ張って
那珂川カヌーフェティバル
を開催したり、
天竜川のレースに行ったり
久慈川のレースに出たり
いろんなことがあった

その度に何かしら事件があったけど
笑い話だ