ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

つながるあきた 地宝づくりプロジェクトチームのこと

2013-08-28 | 発信したい!
今私が関っている活動を紹介します。『つながるあきた 地宝づくりプロジェクト』といいます。

この会の目的は以下です。

わたしたちは、3.11大震災による東電福島第一原発の深刻な大事故を経験し、これまでの「原発はクリーンエネルギー」という認識が過去のものとなり、反原発、脱原発の道へと舵取りが求められるようになった。原子力政策の論点が、経済性、利便性からの出発であったのに対し、反原発、脱原発提案については、根本的に人間が制御することのできない核融合についての正義的問いからのはじまりであることが重大なポイントであり、これまでの政策がたどり着いた壁は、この近代文明にとっての袋小路のようにも見える。
 
事故を契機に、関心を高めることになった「身の回りのエネルギー」やわたしたちの身体をつかさどっている「食」について、従来の認識ではなく、新しい発想による意識の転換が必要な時にきたのではないだろうか。すなわち、これまでの社会が優先してきた経済、利便性が母なる地球であり自然を犠牲にしてきたのに対し、未来はその地球、いのち、循環をもとに再生・循環のフィードバックが連動する自然循環型・共生型社会へと向かうべきである。

年間3万人もの自殺者を出してしまう社会は異常だと思う。私たちの意図するところは、身の周りの暮らしを身近な自然と共に満ち足りて、鳥たちが唄えば自分たちも笑っていられる。そんなあたりまえの暮らし、真の豊かさを取り戻すことである。わたしたちはまた、これからの未来を担うこどもたちを育てる世代でもある。わたしたちにはこどもたちに明るい未来を手渡す義務がある。地球、いのち、循環、地域、自然などを基礎とした循環的で優しく、支え合うような社会の入り口をつくって、彼らに渡すまでがわたしたちに課されたミッションである。

エネルギー政策について、原子力に賛成、反対という対立軸をつくるのではなく、「なんだ電気だってやってみたら自給自足できるんだ」というもうひとつの選択肢を提示したい。一方、食については、「生きる」と同義的な自然根本的な営みであることを再認識し、今、もっとも無防備な状態にある子どもを守っていくという観点から、最良の選択ができるようなしくみを構築したい。そのような新しい視点で県内地域を見渡すとき、実に豊かでユニークな自然の循環と資源が備わっている事に気づかされる。海や山々、田畑、人々が織りなしてきた暮らしすべてが私たちの貴重な宝、「地宝(ちほう)」であり、この未来のエネルギーを最大限引き出し、暮らしの中で 活用できるようにすることを目標としたい。

最初は、田中優さんの講演会を秋田でもやりたいというFさんの気持に賛同した人間が集まって始まったものなんです。

第一回のワークショップ『未来の食のあたりまえ』も終え、次はいよいよ、9月29日の田中優さんのイベントです。忙しいけど楽しい!

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