おんな城主 直虎

「もう、飽きたんじゃが……」

「まだ、桶狭間の戦い前じゃないですか！

せめて、そこまで興味を持ってください！」

「そうは言っても……海外時代劇レベルの妄想ファンタジーを見せられるとのう……

伊達政宗に謝れ！」

「何、訳のわからないこと言ってるんですか？」

「……なんつーかな……話がちっさいのだ！

多分、直虎は井伊谷からほとんど出んで一生を終わるし、イベントも少ない。

歴史的女性偉人がいないから、○○の妻系ばっかりじゃからな……

日本は、どこぞと違って歴史観がしっかりしておるから、ファンタジーを挟み込む余裕はないのじゃよ……

結果、劣化韓国ドラマが出来上がるわけじゃが……」

「あ、一応韓ドラを意識してたんですね？」

「幻想時代劇としては、出来がいいからの……

『おんな城主　直虎』も小説レベルの信憑性しかない古文書から出てきた人物じゃし……

今回もツッコミどころ前回じゃったし……

なんか、直虎の親の年齢を年代で見たら、直盛１０歳のときの子供じゃったし」

「１０歳！？

……え？普通数えだから、８か９歳！？

さすがにちょっとそれは……」

「まあ、この矛盾はどうでもいいがの……

その辺の考証は、考えないでファンタジーにしちゃったしね」

「日本むかし話級の考証ですね……」

「あれより、悪いわ……

まあ、文句言いつつ見ておるのじゃが……」

「今回は何分耐えれたんですか？」

「なんと、３５分耐えたのじゃ！」

「文句言うにしても……全部見てから言ってくださいね……」