TRPGはじめて物語

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艦これ? おるたなてぃぶ!

2017年01月09日 09時49分03秒 | 艦これ? おるたなてぃぶ!

「なんなの……これ?」

「ロボットか?」

「巡航機です」

「どこが巡航機だ!」

「武装がついてないです!」

「手足ついてたら、武装あるなし関係ないでしょ!

立派な、戦闘機よ!」

「これを戦闘機と評すのは待ってもらおうか?」

「誰!」

「ちっ」

「それは、多目的駆動機械……

もともと兵器を目的にしてないから……

戦闘機じゃない」

「……それは、屁理屈と言うんだ!」

「結果、戦闘にも使えるというだけだ……

使っている者が軍人だから仕方ない……

私の設計思想は間違ってはいないよ」

「出てこい……ハル・ボーエン」

「艦娘とはいえ、所詮は凡人か……

物事の本質がわからないとは……

天才にはわからない苦労だ……」

「出て来いと……言ったぞ……?」

「……それは、私に言っているのか?」

「当たり前だ!」

「そうか、呼ばれなかったので……

気が付かなかった……」

「……相変わらず不愉快な耳だな!

天才っ!ハル・ボーエン」

「呼んだか!」

「……ハル……ボーエン!?」

「知っているのか?五十鈴!」

「疑似モノポール理論で常温核融合を実現させて、ノーベル賞の打診を受けたときに……

『ノーベルなんていう凡夫の賞を受けるのは、天才たる私に取っては恥だ。私の名前を冠した賞なら喜んで受けよう」と言い放って、受賞を蹴った!?」

「……それは……バカなんじゃないか?」

「その後、ドイツ軍の資金援助でモノポールリアクターを開発して、トンズラ!

『世界に天才たる所以を見せる』とか言って、艦娘やらいろんな超人兵器を揃えて、世界征服を目論でG7連合軍に袋叩きにあって……拘禁……

でも、その頭脳を惜しむア帝がモノポールリアクターの技術供与で取引しようとしたところ……

なぜか、日本にその情報をリークして、ア帝の企みを潰して、日本に亡命。

日本は拒否るんだけど……厚かましく居座ってる。

おかげで、日アが非常に仲悪くなった……

まあ、リアクターの副次理論を共同研究することで、多少良くなったけど……」

「……そんなことになってたの?

「なんで、知ってるんだ?」

「察しても良さそうなものだがな……

しかし、天才は凡才の苦悩を知っている。

……こいつは、現場に居た……ただ、それだけだ」

「腐れ縁だよなぁ!くそっ!」

「対物ライフルの銃口は、なかなか迫力があるな……」

「お前を警護してたドイツ艦はどうしたよ!」

「……今に来るだろう……」

「博士ー」

「あ、生きてた」

「この程度の警護、拘束が私に聞くわけなかろう?」

「ドイツ艦……駆逐艦か……」

「Z1とZ3ね……え?艦娘が警護してて、このざまなの?」

「天才だからな!」

「……うう、本当にいろいろあって……」

「私ら……やっぱり、解体?」

「……僕に権限はないけど……こいつの身柄は僕が預かるようにするから、君たちも僕の泊地に赴任できるように手配するよ……五十鈴さんが!」

「え”」

Danke! 」

Vielen Dank fuer Ihre Zusammenarbeit.」

「ぽんぽんが!ぺいん!」

「やれやれ、酷い司令官もいたものだな……」

「てめえが言うな!」



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