「刑部って何?」
「怪談で振るよ
ーー⚅⚄⚃⚃⚂⚀……27か……
刑部っていうのは、そういう狸がいるんだよ。
または刑部姫という天守閣に住む女妖もいる」
「件って?」
「不幸を予言する人面牛のことだね。
男女存在して、未来と不幸を予言する
……あ、判定忘れた!」
「もういいんじゃない?」
「……そうね」
「んー夜鷹?」
「日本じゃ遊女のことをそう呼ぶことがあるよ」
「え?そうなの……?
……じゃあ、仲間はずれは『雲外鏡』かなぁ?」
「その心は?」
「一つだけ、器物」
「なるほど……(まあ、そうなるかな?)」
「第一段の雲外鏡!
君に決めた!」
「そこは、倉庫の中だ……奥には場違いな立派な鏡があるよ」
「倉庫?
そうか、ここに記憶があるのかも!」
「本や紙のたぐいは見当たらないね」
「鏡が怪しい!その辺のものを持って投げます!」
「投げる前に声がするよ」
「ボスの声?」
「金切り声……かな?」
「へ?」
「声は君の手の中から聞こえてくるよ」
「ほえ?」
「君が手に取った下駄から手足が生えてるよ?」
「うわぁ!」
「投げると、放物線の弧を描いて鏡に当たるとそれは、力なく地面に落ちて、割れちゃうね」
「はい?」
「すると、あたりの万華鏡の風景にヒビが入るよ」
「あ、お話が破綻したんだ」
「この異界の『要』を壊しただけだよ」
「へ?」
「このままだと、この異界は存在できない。消滅するよ」
「きゃあ!だ、だっしゅつ!」
「そうだね、破綻した空間からもとの空間が覗いているよ」
「そこの飛び込みます」
「おk……じゃ、終幕行こうか?」
「あれ?いろいろなんかわすれてる?」
「元凶は倒したけど……いくつか謎が残ってるよ……
でも、もう調べている時間はない」
「……記憶は戻るのかしら?」
「アイデア帳……探してないじゃないか?」
「あ!」
「ま、いっか」
「よ、よくなーい!」
「正解は?」
「浄土」
「その心は?」
「他のは一匹の妖怪譚だけど、こいつだけ異界譚」
「ガハラさんは?」
「私は雲外鏡」
「その心は?」
「妖怪が女性格じゃない!」
「なるほどね……で?
正解は?」
「夜鷹浄土」
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