Fate/GrandOrder

「ハロウィンって、日本人が祝うものじゃないよなぁ〜」

「こいぬー！」

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 「服部剛丈さんって知ってる？」

「誰それ？」

「ハロウィンのたびに思い出すんで、ハロウィンを馬鹿騒ぎする気持ちをあまり理解できない……」

「その格好でいう？」

「まあ、おまいう案件だけどね。リアルでは静かなもんだよ？基本、ここはFateの世界だし」

「ふうん？」

「この人の事件のお陰で『ハロウィン』が日本で有名になったんだ……それまでは海外ドラマでちらほら出てくるだけだったんだけどね……」

「へえ、どんな事件だったの？」

「ハロウィンの仮装した服部剛丈さんが、お菓子を貰いに行った家の人に射殺された事件」

「え”」

「剛丈さんはちゃんと『TRICK＆TREAT』って言ったのに、家人はよく聞き取れなくて不審者ってことで『自衛』したんだ」

「あーうー」

「まあ、そんな事件を知ってる世代にとっては、今の日本のハロウィンの楽しみ方は異常と映るんじゃないかな？……まあ、そのハロウィンを根付かせたディズニーのせいでもあるけど……」

「そんな事件があったんだ……」

「事件があったのは1992年のことだから、24年前だよ……ちなみに撃った家人は刑事事件としては無罪になってるよ……陪審員『全員一致』で無罪……まあ、民事で負けてるし、その後の家人の行く末を見てると因果応報ってあるんだね」

「重い……電波じゃないけど、頭痛い」

「この家人、ガンマニだったららしくて、５丁の銃を持っていたらしいんだけど、よりにもよって、事件に使った銃は44口径……殺意の有無を判断するまでも無いようなものを持ち出しているんだ」

「……話を変えましょう！楽しい感じに……」

「……えーもう少し話したい」

「ほら、渋谷の街を彩るコスプレがアニメイベントみたいだよ！？アニオタのコスプレーヤーを笑えないよね？」

「……『キム・ポッシブル』キムとロンがハロウィンイベントに行くっていうエピソードで、キムが『この歳でお菓子もらいに行くのはちょっと』って、抵抗を示してるんだ……

あの人ら『TRICK&TREAT』って年齢なのかね？」

「あわわ（藪蛇だぁ）」

「エリちゃんたちですら微妙じゃ無いかな？」

「こいぬー！？」