健康で文化的な最低限度の生活って何だろう？

「これは義務じゃなくて権利。

国民の3大義務は教育、勤労、納税です」

「憲法の条文ですね」

「まあ、僕は憲法学者みたいなトンチキじゃないから、解釈は各々に任せるとするけど……

こどもに普通教育を『受けさせる』

働くこと。

国民が決めた『法律』に沿った納税を行うことな訳だ」

「……微妙に解釈が別れますね。

教育は子供『の』義務ではないんですね」

「親の義務だね。

しかも、普通教育だから、DQN親の独自教育。教師の独自理論とかは違う。朝鮮学校の反日教育もNGだね。

何をして普通と見るかで、また解釈が変わるね。

下手なグローバルスタンダードを取り入れると左思想になりかねないしね」

「勤労は、まあ、解釈の差異は無さそうですが……

納税って『法律』が関係してるんですね」

「そう……だから、法律作られたら納税するしかない訳だ。

法律があるから、民主党時代の計画通り消費税を上げにゃーならんのだ……

今、国会で拗れてる問題って基本『民主党』時代の負の遺産だから……

それを民主党の残党が文句言ってるんだから、そりゃブーメランも刺さるよなぁ」

「でも、止めることはできるのでは？」

「日本は一度増税したら、なかなか下がらんのだよ。

総選挙やる毎に１％ずつ下げれれば、あと１０年は自民党は安泰だ。

とは、しきしま会のくつざわさんが言ってたけど……

難しいだろうなぁ……」

「財務省は国民から税金を絞りとることしか考えていませんからね」

「一応、法律を作るのは国民の代表者である国会議員だから『財務省』が勝手できる訳じゃない。

憲法で、法律でーって言ってるんだから……

税金上げるときは、国民投票して欲しいなぁー」

「……それやったら、税金が無くなっちゃいますよ？」

「……そうなった場合、公共サービスがすべからく民間に移行するべきだから、経済は回りそうな気がするね」

「社会的弱者に対する福祉が無くなるんじゃ？」

「そういうNPO法人とかできるだろうから、何とかなるんじゃない？」

「韓非子に傾倒しているのに性善説を語らないでください」

「僕は道家思想家だよ。

何も、お金ばっかりが納税なわけじゃない。

まあ、これは道家的な言い方になるけど、法律や道徳に縛られなくても、きちんと道理を弁えていれば、自然と治まるもんなんだよ。

これやるには、かなり高度な教育と勤労意欲が必要だけどね」

「君子の国じゃないですか……」

「……少なくても、現状の日本国憲法は、そういう人間が運用している前提のような憲法だよ？

日本人だけですら、運用に辟易してるような憲法なんだから、変えるなり、国民意識の超改革が必要だと思うよ？」