TRPGはじめて物語

TRPGのプレイレポートやゲーム、アニメなど気になったことや感想などを独断と偏見でのたれ書いたもの

誰其彼怪奇譚

2017年02月10日 13時55分57秒 | 妄想TRPGリプレイ

第2幕「わったしのたーん!」

「私から引きますよ!」

「どうぞ?」

「(3連続でハートが出る確率は低いはず)」

ーー♦9

「ほ……

ええっと、ダイヤは生活でしたっけ?」

「ダイヤは教養だね」

「(クールな推理が冴え渡るか……)」

「どんな、お話?」

「推理が冴えてきました!……演出が難しい……」

「サンタリリィの領分だしね……じゃ、推理をでっち上げようか?」

「はい」

「僕の考えたシナリオは、夢枕十三の長編小説『誰其彼怪奇譚』は売れていて、何冊も続編を出す売れる本だったけど、最近売上が落ちている。落ち目になる前に新しい展望のために新作を書くことになった……けれど、それを良しとしない者がいた。精魂込めて書いた小説の登場人物たちだ……彼らの人ならざる思念がツキガミになった。ツキガミは彼から新作のネタを奪い去り異界に消えた」

「あの短時間で、そんなこと考えたんですか?」

「というのがふと頭に浮かんだ……

使える技能はないね……普通に振るよ……

ーー⚀⚀⚂⚃⚅……19か……」

「結構、霊力溜まってるなぁ……」

「でも、あんまし使える術がない」(笑)


「僕の……TURN!」

「よっと(ーー♣4……か……)

さて、君はいつものように神社の境内で狐舞を舞っている。

吉原から離れた神社で寒空だから客足もまばら……人も集まらないんで、場所を変えようかと思い始めた頃だね」

「そっか、冬か……寒いよね……防寒着着て舞えるの?」

「防寒具来て舞うの?」

「デスヨネー。

江戸の防寒具って?」

「綿の入った襦袢かなぁ……

さすがに来て動くのはことだよ……

「襦袢脱いで、くるくる踊るよ……」

「心魂と《おどり》で振ってみて……」

「はいーー⚅⚅⚂⚃⚁⚀⚀……お、32です……勝った!」

「なら、いつもお参りしてるお爺さんから、雪女の話を聞くことができたよ。

そういえば、夢枕十三の出身地も雪国だったという話を思い出した」

「うーん。本が打ち切り……雪女と十三の出身地がわかっただけかぁ……」

「これは、三回勝負じゃなくて、三本勝負になって来たね」

「長い戦いになりそう……」


「紅八のターンはなんだったの?」

「生活の4だから、接待をするだね……

吉原にいて接待なら、色事になるけど……

まあ、拒絶反応が凄そうだから、狐舞で不特定多数を接待したということにしたんだね」

「なるほどね……」



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