TRPGはじめて物語

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艦これ? おるたなてぃぶ!

2016年11月24日 14時18分53秒 | 艦これ? おるたなてぃぶ!

「我々が提督の愛を受けられぬはずはない!

主力高速戦艦!

兵は神速を尊ぶべしは、孫子ものたまった!

低速たちにこれ以上遅れは取れない!

我らが、かの昏き世界からGhostを引き上げたのはなんのためか!」

「戦うためじゃね?」


「大艦巨砲主義の残滓がこれ以上幅を利かすのは、我慢できない!

真なる海戦の主は、最大戦速を誇る。

この駆逐艦である!

でかじり、きょにゅうにもはや価値はない!

立て!駆逐艦よ!

時代は我らに追いついたのだ!」

「早いと言っても、音速で飛来する戦闘機には敵わないし、海戦力の基本と言っても過言ではないけど……基本の枠は出ないなぁ……

あと、身体的な特徴をあげつらうのは、演説としては下策だよ?

それに、発育的には、追いついたってよりは、戻ってきたっていうのが正しいし、未だにニッチな性癖だと思うよ?」


「時代は航空戦力!

航空機を有する我々こそ、提督からの愛を受ける価値があります!

最強の肩書はすでに時代遅れの戦艦ではなく!

我ら空母にあり!

正規空母こそ、海戦の主!

これぞ、一航戦の誇りここにあり」

「一応、兵器は運用の仕方で用途が変わるから、空母と言っても万能じゃないし……

戦略無くして戦術なし。

戦場で有用だからといって『戦争』に有用とは限らない。

あと、一航戦の誇りは関係ないなぁ……」

 


「外が騒がしいな……ふむ、相変わらず弾薬の消費が激しいな……東京急行や北方鼠をもっと効率よく回せないか……五十鈴!軽巡と駆逐艦の練度表をくれ!」

「……」

「?……おい、五十鈴?」

「んあ?何?ぼうっとしてたわ」

「おいおい、しっかりしてくれよ?司令官が電波指令だから、私達がしっかりしないと、この泊地が一瞬で干からびるぞ」

「……そうね!うん。大丈夫よ……あいつの行く末。最後まで見守ってあげるんだから!」

(終わり!)



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