主力高速戦艦!
兵は神速を尊ぶべしは、孫子ものたまった!
低速たちにこれ以上遅れは取れない!
我らが、かの昏き世界からGhostを引き上げたのはなんのためか!」
「大艦巨砲主義の残滓がこれ以上幅を利かすのは、我慢できない!
真なる海戦の主は、最大戦速を誇る。
この駆逐艦である!
でかじり、きょにゅうにもはや価値はない!
立て!駆逐艦よ!
時代は我らに追いついたのだ!」
「早いと言っても、音速で飛来する戦闘機には敵わないし、海戦力の基本と言っても過言ではないけど……基本の枠は出ないなぁ……
あと、身体的な特徴をあげつらうのは、演説としては下策だよ?
それに、発育的には、追いついたってよりは、戻ってきたっていうのが正しいし、未だにニッチな性癖だと思うよ?」
航空機を有する我々こそ、提督からの愛を受ける価値があります!
最強の肩書はすでに時代遅れの戦艦ではなく!
我ら空母にあり!
正規空母こそ、海戦の主!
これぞ、一航戦の誇りここにあり」
「一応、兵器は運用の仕方で用途が変わるから、空母と言っても万能じゃないし……
戦略無くして戦術なし。
戦場で有用だからといって『戦争』に有用とは限らない。
あと、一航戦の誇りは関係ないなぁ……」
「外が騒がしいな……ふむ、相変わらず弾薬の消費が激しいな……東京急行や北方鼠をもっと効率よく回せないか……五十鈴!軽巡と駆逐艦の練度表をくれ!」
「おいおい、しっかりしてくれよ?司令官が電波指令だから、私達がしっかりしないと、この泊地が一瞬で干からびるぞ」
「……そうね!うん。大丈夫よ……あいつの行く末。最後まで見守ってあげるんだから!」
(終わり!)
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