第7ターン
「ちょっとさっきまでの行程とGMの発言を思い出したんだけど……
あと2回戦闘マスがあるわ」
「だって、書いてあるもの」(←100マスダンジョンのアンチョコ)
本当だ。
戦闘は5回、トラップは10箇所って書いてあるな……
なら、トラップも出せそうだな」
確か、1〜2〜2〜1〜……あと、2、3回かな?」
「ふむ、でもウィスプで偵察してたら、普通にモンスターはわかりそうだな……
逃げた魔術師が何かしてなければ!
だけど……」
んだが……幻覚や毒ガスはきついな」
「(戦闘は2回残ってないけど……あ、そうか魔術師がスケルトンと被ってたっけ)強行するんだよね?」
「さすがに2ターン分行ったり来たりしたら……ーー……あれ?間に合うな」
「この2ターン使いきれば、魔術師未満の敵なら何とかなりそうだな。
スケルトンウォーリアなら諦めるが」
「(そういえば、戦闘前にサイコロ振って決める予定だったんだっけ……)ラストは振りましょうか?」
「んーいやーここでアンデット以外のモンスターは無くないかな?
途中で出てきたとき『死霊魔術師』みたいだったし、逃げたんなら『味方がいる』と見ていいんじゃないかな?」
不意打たれるのも嫌だな……
とは、言っても感知できる人間が居ないか……
よし、全力で行って帰って来るか!」
よし!覚悟を決めた!!
行くぜ!」
ーー①⑦⑦③……18!!94残り6!!!
「ん?そーいえば、ウィスプは精神防御と毒無効か……しかも浮遊。
だけど、暗闇で消えるんだよね?」
そして、君は78で幻覚を見るけど……右隣のプレイヤーキャラクターを殴る」
隣も何も俺一人だぞ?」
……いえ、私じゃないです」
だから、ランスロットさんと一緒に行った『ウィルオーウィスプ』が、右隣のキャラクターです!」
闇に突っ込んで終わりじゃないか?」
なら、消えるんじゃ?」
でも、まーうまい具合に分断したし、君たちの間を遮るようにモンスターが出てくるよ?」
さて、イニシアティブはそれぞれ振ろうか!!」
何m離れてる??」
そうですね。
もともと、スケルトンは89にいたから、今の差は5か……
ん?明かりは持ってるよね?」
「ふむ……5mとかいうとイニシアティブ負けたら死にますよね?」
「ええっと……(5D10+10かーー24……34点で装甲2で回避が10ぅぅ!?)」
「アベレージで35。装甲値が2で、ランスロットの3回攻撃のD10+10……3回ヒットで即死だな」
ダイス運悪いから、こっちのデスが決まれば!逆転の目がある!!」
「そうか」ーー⑤……「イニシアティブが5、戦闘指揮が」ーー10……「成功して、イニシアティブが9な?」
45%なら!期待値で2発くらい!!」
「動くなよ、肉が上手く削げないじゃないか!」ーー26……「3HITだな?
……GM。
サイコロだけは振らせてやるよ」
す、スケルトンは!?」
「さっき、ウィルオーウィスプを追って鉄鋼線に入っていきましたけど?」
「……ラストくらいGM権限でスケルトンウォーリア2体にしとくんだった……」
「暗黒魔術師の取得できる魔法枠が少なすぎて取れん勝ったし……ダークネスとかマインドブラストが重くて、何もできんかった」
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