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ソードワールド妄想リプレイ「失われた詩」 序章

2017年08月31日 17時48分23秒 | 妄想TRPGリプレイ

「さっそく、燃えるものを集めに行こう!

油はあるし!

ほくち箱も持ってる!」

「文化財の破壊です!」

「知ったことかよ!

ぶっちゃけ、あんにゃろめが焼け死んでくれたほうが、都合がいいぞ?」

「欲望がてんこ盛りね?

見取り図で庭があったみたいだし、枯れ枝くらいは落ちてるんじゃない?」

「よし、いこう!」

「即決……燃やす気まんまんですね……」

「行くの?

なら、危険感知してね?

ーー⚄⚃……死んだかな?

「へ?」

「難易度9……これは、全員お願いするよ……

白い導師……いや、ピピン?

僕だって同じことを考えるよ?」

「あ!?

シーフ技能しかないのに、野外の仕掛け作ってたのは、その伏線か!?」

「良心的だろ?

平目を許可する。

と、言っても6ゾロじゃないかぎり引っかかってくれ……

スネア付きの落とし穴に!」

「へ?ーー⚀⚅……」

「ほへ?ーー⚅⚂……」

「原始的なーー⚄⚀……」

「ふっざけるなぁ!?ーー⚁⚅……」

「おしい!一歩足りなかったね?

仕掛けは、しなる枝が足を払って、倒れたところに落とし穴が1メートル」

「1メートル?殺す気は無かったか……」

「穴の下には、割れたガラスと古城に残った金属製の物が、鋭いほうが上になって突き刺さってる……

人糞とか巻きたかったけど……準備できなかった!」

「きーー」

「きゃー!?」

「痛い!聞いてるだけで、痛いです!!」

「落とし穴にスパイク……しかも人糞etcって

パンジステーク!?

いつから、ベトコンになった!?」

「今からだよ?

ほんとは、アサシンなんだから毒くらい持ちたかったなぁ……

シャドウニードルくらい持たされてないかな?」

「与太話はいいから、ダメージ寄越せよ……」

「一応、固定値で3点(落下ダメージ)

打撃力10、クリティカル値10でダメージ判定を各自に振らせてあげよう」

「くっ妥当じゃないか……」

「ふふふ……エルフと君が生き残れるかな?」

「死ぬわけねーだろ!

ソードワールドで即死なんて、GMが事故った時しかねーよ!

ーー⚁⚂……5か……レーティング表は2で追加ダメージが3……5点か……

ーー⚄⚄……4点止めて、ダメージ減少2がついて……かーん!」

「ちぇー」

「穴が浅かったな!」

「庭にほった穴だから、浅かったんですよ!」

「(まあ、そういうこと……)」

「よっとーー⚄⚁……で、レーティング表10は〜

3点……合わせて6点か……

ーー⚀⚂……うわ!?

ええっと……1点のダメージ減少が2だから、2点のダメージ!?

ひ、一桁が見える……」

「頑張りますよぉ!

ーー⚂⚀……!

やった、4点です!

ーー⚀⚄……アイタ!?

1点受けました……」

「主よご加護を……

ーー⚂⚅……9点のダメージですか……」

「神様に嫌われてるわね?」

「主は、乗り越えられない試練はお与えになりません……

ーー⚀⚂……5点のダメージ……これは、なかなか……」

「エティは、回復魔法をかけたら、どうだ?」

「いえ、まだ大した怪我ではありません。

生命力の少なさでは……

エクレールの方が低いですし……」

「私は別に要らないわよ?

私は後衛。

あなた前衛。

必然的にあなたの方が怪我しやすいんだもの。

あなたは回復すべきよ?」

「いえ、私も大丈夫でしょう……

まだ、生命力には、余裕がありますし……

さあ、水を差されましたが、先へ進みましょう!」

「(なんか奇妙な感じだな)」

「(火花は散ってませんが、静電気を帯びた感じです!)」

「電気?」

「呼んでないから、帰れ!」

「先に進むも何も……燃えそうな薪を拾って、本宅……そうか……無理か……

「どうしたんですか?

「いや、この状況だと、どこにブービートラップが仕掛けられているかわからない。ここから屋敷までに、何か仕掛けがあった場合……

手を塞がれた状態じゃあ、対応できない」

「確かに……余計な荷物は持てないわね……」

「火計は、できない……ですね」

「そうなると、本格的に二手に別れて捜索が良いんだけど……

別れたチームで意思疎通ができないのがネックだな……」

「魔法でテレパシーとかは?」

「まだ覚えていないです」

「虫と意思疎通できるんじゃなかった?」

「……桿状神経に何を期待する?

それに、魔術師でも虫と会話はできないからな?」

「できそうな魔法はあるんですけどね……」

「考えていても拉致が飽きませんね……外は、村の人たちが見張っててくれますし、固まって動いても何とかなるのではないですか?」

「待って!火攻めは有効だと思うわ……」

「……でも、そのためには、作業をするために動線の安全が必要なんです……」

「外からのアプローチがだめなら、中があるでしょ?

屋敷の燃えやすいところに火を放つのは、ありじゃない?

コンピューターが相手じゃないから、柔軟に対応しましょう。

相手がいるなら、相手の思考に合わせなきゃ……

で、どう思う?

敵の考えはわからないかしら?」

「ふむ……

ヤツの性格上『罠にはすべて引っかかって欲しい』はずだから……

回避不可能な場所に、致命的な罠を仕掛けるはずだ……

屋内に引きづりこむことを考えてるだろうな……

古城なら抜け道もありそうだし……それを探してる可能性もある……

スキル的にこちらと本格的にことを構える能力はないし……

時間稼ぎをして、自分は脱出するのが目的ってところか……」

「時間的猶予はどれくらいあるんでしょうか?」

「2時間くらいかな?」

「教えてくれるんですか?」

「PvPはレギュレーションが大切だからね?

それだけの権限がGMにはあるわけだし……

「2時間であいつを追い詰めれば良い訳ね?」

「策があったら聞こうか?」

「……抜け穴と言えば、トンネルですよね?

少し、調べてみたいところがあるんですが……」

「奇遇ですね。私もです」

「GMの発想で、もっとも意味のない場所ね……」

「……あ、そうか」

「池です!」

「……(正解と不正解)」


パンジステーク……

ベトコンってヘイトになるのかなぁ〜

ベトナム人ゲリラ兵は、ほんと様々な罠でアメリカの正規軍を苦しめたといいます。

さすが、アメリカに勝った国ですね!

個人的にはワイルダネスダンジョンが好きですね。

大掛かりな仕掛けよりも、自然に溶け込む危険!

なんか、ロマンを感じますよね?

「冒険小説の読みすぎ……」



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