TRPGはじめて物語

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偽典・ロードス島戦記 番外編

2019年10月14日 20時20分02秒 | 妄想TRPGリプレイ

「やれやれ、どうして私がこんなとこに呼び出されたんだろうね?」

「それについては、僕が謝らなければならないだろうな。

GMの考えたトンチキ装備のお披露目会みたいなモノを……

軍事芸術の専門に見てもらいたいんだとよ」

「また、大きく出たね。

じゃあ、拝見しようじゃないか?」


≪弱者の剣≫
知名度=なし
魔力付与者=不明
形状=錆びた銀製の小剣(ショートソード)
基本取引価格=非売品
魔力=最低品質のショートソードー3(D6ー1)
解説=ただひたすら、切れ味と扱い難さを追求した魔力をかけた剣である。この武器でダメージを与えられない場合、追加波動として[30ー筋力]の準エネルギーのダメージを与えることができる。また、受けをファンブルした場合、その場で破壊され[10D10](抵抗効果半減)の衝撃波を半径10mに撒き散らすことができます。


「のっけから、マイナス数字持ち魔法の武器かよぉ!」

「確か、魔法の武器って、ソード+○って感じで数字が高いほど強いんだっけ?

さらに最低品質って?」

「多分、命中、追加ダメージ、受け率、受け値に-5%ってことか?

つまり、命中率と受け率に-20%されてるってことか?」

「ダメージが与えられないって事は、1がでれば[30−筋力]のダメージだろ?

グレートソードのダメージだって、1発20くらいだろ?

筋力の低そうな魔術師が持てば、強そうだねー」

「1〜6」

「なんだい、それ?」

「筋力による追加ダメージが[0]になる値……」

「それは、強くなさそうだね」

「そんな筋力で戦士やるバカはいねぇ!」

「はははは……

しかも、折れたらすごいダメージの衝撃波を撒き散らすとか、どういう実用だろうね?」

「……知るか!」


≪時は金なり≫
知名度=なし
魔力付与者=不明
形状=魔晶石のような黒水晶
基本取引価格=非売品
魔力=精神力に応じて、時間を止める
解説=石に意識を集中して精神力を貯める事によって、使用者の時間を止める。時間を止めることによって、あらゆる攻撃を無効化する。また、自身の時間(寿命)を消費する事によって、この石から精神力を回復することができる。単位は年。


「これまた、使いにくそうな感じだね」

「操作できる時間単位が年単位とか、時間を止めた瞬間に冒険が終わるじゃないか!」

「でも、もう一つの効果は、人間にはキツイけど、亜人には使いやすそうだね?」

「……まあ、ハイエルフって言っちゃえば、精神力が追加1万点だしね……しかし、回復かぁ」

「おや?なにか不服かい?」

「上限が増えるわけでも、石に貯蓄じゃないからし、魔法の拡大とか上級職にでも無いと無いから、あんまり使いどころがないな……無限に精神力があっても、出力がカスだと何も使えない」

「そっか、ソードワールドとは違って『達成値』の拡大は無いからね」

「割と良いとこ突くアイテムじゃないか?」


≪慈悲の剣≫
知名度=なし
魔力付与者=不明
形状=ロングソード(ロングソード+1)
基本取引価格=非売品
魔力=生命力が0になったキャラクターに止めを刺す
解説=半径10mのあらゆる生命力を感知して、範囲内の致命傷を負った者にとどめを刺すべく、自動的に飛んでいく。


「慈悲……かなぁ?」

「これ、味方とかにも効くよね?

生け捕りもできないなんて、ヨーロッパではありえない武器だね!

これ、アンデットには自動に飛んでいくのかな?」

「感知するのは『生命力』なんで、アンデットの『負の生命力』は関係ないんじゃないかなぁ……」

「確実に残虐騎士ってあだ名されるね!」

「アサシンが確実に死ぬために持ってそうだね」


≪生きた水銀の鎧≫
知名度=なし
魔力付与者=不明
形状=スーツメイル
基本取引価格=非売品
魔力=スーツメイル+1(知覚、運動、回避のペナルティなし)
解説=完全に全身を包み込む流体金属製の鎧。下位古代語によるコマンドワードで着脱可能。


「ほう!これは、なかなか強いんじゃないか?」

「しかも、全身鎧によるペナルティを打ち消すのか!?

これ、+1の性能じゃないだろう!!

ん?全身??」

「どうした?高藤くん?」

「……全身を『完全』に覆うって書いてありますね?」

「ああ、そうだね?

……んーこれ『呼吸』はどうなるんだろうね?」

「昔、完全密閉型の『ハニワアーマー』ってのを作ったときもそうだったけど……

どーしても、最強の鎧には『窒息死』の追加効果を付けたいらしいな!」

「コマンドワードで、瞬間着脱って書いてあるところに優しさを感じるね?」

「せめて、視界の穴で空気を補給させてくれ!」

「特に書いてないってことは、ガラスみたいなモノでカバーしてるんだろうなぁ」


≪シェイプマスク≫
知名度=なし
魔力付与者=不明
形状=さまざま
基本取引価格=非売品
魔力=使用した動物に変身できる。
解説=能力までもコピーした変身を行うことができる(本編中に出てきた鷹の羽のマントは、動物特化であるがこのアイテムの汎用版)この動物には、魔獣、幻獣にもなれる。牛の頭のマスクだと思ったら、ミノタウロスだったという事もある。ただし、マスクを脱げないような動物。例えば手がない鳥類や蛇に変身した場合、魔術師に手伝って貰わないと脱ぐことができない。


「最後はこれね?」

「今までのなかで、一番まともに見えるねー」

「呪いじゃない呪いのアイテムが多すぎるんだよ!

しかし、ドラゴンにもなれちゃうのか……【シェイプチェンジ】でも、体重の10倍までなのに、すごいな」

「質量の10倍も凄いっちゃーすごいんだけどね?」

「質量保存の法則があると、重力崩壊があるからなぁ……

そもそも、フォーセリアという世界に重力の概念が無いから大丈夫なんだけどね」

「へえ、そうなんだね?

まあ、確かに近代物理は魔術の敵だから統合するのは難しいとは思うけど……」

「それを言ったら、近代科学はマクロとミクロのミッシングリンクも割と曖昧だよ?」

「しかし、考える人間の性格が出るねー」

「メリットに対してデメリットが大きいのが、彼のマジックアイテムの特徴だね。

曰く『デメリットを打ち消すのはプレイヤーの腕』って言って憚らないけど……GURPSみたいなゲームと、他のゲームを同類とみなしている段階で駄目だろう……」

「GURPS?

ああ、アメリカ人の汎用TRPGか……

確かに、あの自由度で遊ぶんだったら、これくらいはなんて事は無いだろうね」

「あと、人型モンスター専用武器ってのがあるらしいんだけど……

何故か、そっちは超強いんだよ……

ゴブリンソードなんか、ゴブリンロード専用で通常攻撃+衝撃波という武器」

「そんなのもあるのかい?」

「レイガル・ブレイドって魔法の武器に巨人用ってのがあったからなんだけどね……

いい武器は『ネームドモンスター』を倒せって事なんだろうなぁ……」

「運命は掴み取れ!って事なのかね?」

「いやぁ……リスクを取らないとメリットを受けられないって事なんだと思うよ」

「マンチキンは許さない!って事ね」

「プレイスタイルとしては、割と上手なんだけどね?」



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