TRPGはじめて物語

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タイタス・クロウの事件簿

2009年06月08日 17時18分30秒 | 小説
ブライアン・ラムレイが産んだ最強のダークハンター(邪神狩人)タイタス・クロウの生誕から青年期、そして、親友であるド・マリニーの「ニクトリスの鏡」にまつわる話
そして、邪悪なる魔術師たちとの死闘と
一冊でいくつも美味しい気分になれる作品集で
各章の冒頭にはラムレイ氏自らのコメントが寄せられている
できれば、ファンとして自制してもらいたいと思ったのだが
冒頭の書き込みのおかげで、すんなりと物語の中に入っていけるような気がするので
これはこれで楽しみな前振りでした

本家、ラブクラフトは歴史愛好者なので、彼の作品にはところどころ史実を元にした表現が散見されるが
このラムレイ氏はラブクラフト氏とは違い、彼の生み出した世界の常識をちりばめることによって、それがあたかも史実であるかのような語り口で書いている
無論、こういう表現は本家の癖を熟知していないとテイストが伝わらない感があるのだが
全集(荒俣宏編)しか知らない(あとは、エンサイクロペディアw)この身でも、飲み込むことができる
クトゥルフ神話の入門書としては非常に優秀かも知れない

最近、頭の中がラノベ脳になっているせいか
登場人物に年少の女性やヒロインがいないと落ち着かなくなってきている自分がいやになるw
タイタス・クロウ作品のおかげで、かなり戻りつつあるが
感知には程遠い
エリナ・クォリー教母はきっと美少女に違いないと名前だけで妄想したり(僕の記憶ならタイタス・クロウより年上w)
女医エミリー(ファミリーネームは不明)はきっと美女とかw(文面に「いかつい顔」との表記ありw)
ただ、主人公を始めとして登場人物の平均年齢は非常に高くw
ラノベの登場人物の約3倍ほどの開きがある
もちろん、魔法の力で若返りなんてことはできないので
わりと年少のほうのド・マリニーも46歳と少々トウが経ってしまっているw
まあ、でも
ティーンの魔法使い見習いが悪の魔法使いと戦うため同じティーンの魔法使い達と騎士団を結成するという同じイギリス人作家の書いたファンタジーものよりは
次元1つ(文字通りw)超えて面白いと思いますwww

創元推理文庫より、長編「地を穿つ魔」「タイタス・クロウの帰還」短編集「タイタス・クロウの事件簿」絶賛発売中なので、買ってくださいw
買ってくれないと後(長編4作)が翻訳されませんのでwww


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