ロマンシングサガ リ・ユニバース

「クリスマスかぁ……ウィル爺さんが、ソリで空飛んでたわよ？

世界観は大丈夫なの？」

「そ、そうよね……空が飛べないから、ドラゴン用意するくらいの世界だもんね……

クリスマスだって、私達の世界には無さそうだし……」

「フロンティアのキャラが居るから、何があっても大丈夫だろ？

それにクリスマスの件だが、キャラクターの名前にこれだけキリスト教と関わりのある名前を使っておいて、今更だろ？

トーマスだって、もとを正せば十二使徒の名前だし、ホリーオーダーの名前はもろだよ？」

「な、なるほど……」

「それに世界観に合わせるなら、こっちには『聖王』がいるだろ？

俺の記憶が確かなら、名前は設定されて無かったはずだ。

名前がジーザス・クライストと同じという可能性はゼロじゃないだろ？」

「う、うーん」

「と、まあ、屁理屈こねれば、いくらでも出てくるわけだ」

「屁理屈かよ！？」

「そんなこと言ったら、他の異世界型ソシャゲが世界観度外視してクリスマスやってるじゃないか？

そういうお祭りだと思って、楽しもうぜ？」

「なんだか、煙に巻かれたような気がする」

「これだから、口の上手いやつは！」