「一応、蝮殿は槍と鉄砲の達人つー触れ込みだから、鉄砲に興味を持つのは不思議じゃないし、まあ、かの御仁なら孫子くらい諳んじられても不思議じゃないが……
出てくるたんびにキャラ付けがわざとらしくて、辟易するのー」
「数珠持って、孫子を読むくらいなら、毘沙門天に祈念したほうが、よっぽど元僧侶らしいわい!」
「そもそも、孫子なんて実践してたら天下布武とか言ってられんからね?
まだ、方丈記の方が実利があるわい」
同じ川でも黄河や長江のある大陸と急流や山の多い日本では、戦術の組み立て方が違うわい!
まあ、その辺はコーエーの『三国志』と『信長の野望』でもやれば、嫌でもわかるじゃろ」
「今回の文句はそこじゃなくて、道三の演技プランじゃからなー」
まあ、槍の達人ということじゃから、室内でぶん回すのは良いが……
もう、何がしたいのやら……
運動不足だったら、おんもでやれ!」
長さ的には、室内用でしたけれども……」
「とにかく、道三のエピソード回収とキャラ立てが性急すぎて、何が伝えたいのかよくわからん。
主人公にも焦点を当てつつ、脇を固める道三を目立たせたいというのはわかるんじゃが……
超絶ナルシストな道三になっているのに違和感があるんじゃ」
自分好きで息子に裏切られてますし」
下からの献策とか聞かんじゃろ?
少なくても、この斎藤道三は、その手のタイプじゃ」
確かに自己アピールが強い人ではありますよね」
そりゃ、義龍も裏切るわ」
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