「……5人もいるのに、僕も参加するのかい?」
「まあ、4〜6人用だし……大丈夫だろう?」
「……まあ、面白いならね……2、3人殺したりしても、いい人数だよな……」
「まあ、それくらいの死亡率があるゲームだしな」
「殺伐としてるわね」
「このメンツで、殺伐としないほうがおかしい……」
「失礼な!アララギ先輩!」
「カンバルじゃあるまいに……」
「おまゆう案件!?」
「……あれ?『上海ベイベー』しかないな……」
「銀行強盗よりはマシじゃないか?」
「うーん……(付録が消えてるのが問題なんだけど……)
まいっか」
「いいんだ……」
「今回は全振りで決めようか?」
「待て!振る前に初期設定として、性別はPCと合わせて、みんな知り合いでチームを組んでいることにするからね!?」
「……そう?」
「……うむ?」
「なるほど、軌道修正しやすくするわけか……」
「プレイヤーの性能を理解したか……」
「当たり前だよね?」
「よし、キャラを作る前に『サタスペ』について少し説明。
日本の大阪を舞台にしたアジアンパンクなゲームだ。
戦後日本なんだけど、GHQやら中国やらロシア、ドイツに分割統治されている無法地帯なんだ」
「いつの戦後なのかしら?」
「ドイツはナチスなのか?」
「ナチはヨーロッパ征服してたよな、確か……」
「とんでもないな……」
「……色々、複雑な感情が……」
Fate/GO『第1章 邪竜百年戦争オルレアン』をプレイしよう!
「僕達PCは、亜侠というアウトロウで、様々な仕事をこなしていくんだ」
「アウトロウか……」
「まず、能力値を決めるわけか?」
「いや、カルマ(ベーシックカルマ)から決めようと思うんだ」
「カルマ?」
「チームでの役割みたいなもんだよ……
確かに、先に決めておいたほうがいいか……」
「クラスみたいなもんね」
「どんなのがあるんだ?」
「うい。
リーダー、参謀、技術屋、荒事屋、マネージャー、道化師ですね。
簡単に説明すると……
リーダー:勇者。
参謀:魔法使い。
技術屋:盗賊。
荒事屋:戦士。
マネージャー:商人。
道化師:遊び人……
って感じかな?」
「なるほど、リーダーと参謀以外から、選べということだな?」
「え?」
「そうね……私は荒事師にしようかしら?」
「参謀は誰やるの?」
「あ、それ狙っていたんだが……センジョウガハラ先輩がそれを選ぶなら、私は、マネージャーだな!
アララギ先輩は、道化師が似合うんじゃないか?」
「お前……僕のこと嫌いだろ?
(ルールブックを見て)……技術屋にする……
ファンブル……怖い」
「……道化師は、僕がやるよ」
「あ!?」
「俺が、参謀ね……」
「乗り遅れちゃった……リーダーは私ね」
「僕にしたかったみたいだけど……道化師が残るのは計算外だったかな?」
「道化師らしい男が選ばなかったからね」
「勝手にポンポン決めやがって……」
「とりあえず、初期カルマはこれで行こうか……」
「じゃーまー……」
「サイコロ振って能力値を決定しましょう!」
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