今日、公示日。

「小池百合子の支持率が下がってるみたいだね」

「それは、そうでしょう。

都知事なのに目線があさっての方向なんですから……

都民目線でとか、都民第一って言っときながら、国政政党の代表に就任。

三代続けて、都を食い物のする姦物が都政を蔑ろにされたと思ったら、離れない方がおかしいと思いますよ？」

「『ブームからは何も生まれない』って誰かが言ってたけど、そろそろ、都民も目が覚めたのかもね……

民進党に引導を渡してくれたことには感謝するけど、それ以外は無駄に政局を混乱させただけって言うのが感想かな？

公示日が今日だから、劇的に何かを起こすとしたら、今日だけど……

支持しない都民見捨てて、国政に出てきたら、希望の党は、いち早く滅亡って事になりそうだ」

「最悪な政治家ですね」

「それだけ、前の都知事選の顔ぶれが酷かったってことでしょ？

マック赤坂にやらせたほうが良いかもしれないな」

「……さすがにちょっと……

高須克弥さんにお任せした方が良かったかと……」

「出てたっけ？」

「出てないですね……」

「あの人も個性の強い人だから、いらん不和を招きそうだなぁ……

やっぱり、ケレン味のない政治家が都政には向いてるのかもなぁ……

ま、そういう人は普通政治家にならないけどね」

「はったりやごまかしばかりの伏魔殿ですもんね……」

「今回の選挙の趨勢を占うファクターは今日で出揃うわけだし、選挙戦がどう展開していくのか楽しみだね」

「割りと他人事ですね？」

「僕の信条にあった候補者が居ないからね」

「あなたの思想は、構造改革と教育改革と憲法改正が必要なトリプルA級の理想じゃないですか……」