2ターン目
「この呪いのカードはどうしよう……」
「さっき、呪いって言ってたけど。
それを持っていれば、コンボで12以上になったら流れるから……
強い敵には会わないよ?」
「それって、次会うとしたら5レベルか6レベルってことか?
と、言うかこの調子でモンスター狩っても、レベルは上がらないぞ?
それに過去ログで特技ポイントも経験点200に付き1点だから、今回の戦闘では特技ポイント発生してないじゃないか?」
「それも考えて、♤の数字分上げると言うことで」
「今回は?」
「ジャックでしょ?」
「意味なしかよ!」
「12点寄越しなさいよ!」
「あげるなら10点だけどね……
まあ、生存組との兼ね合いもあるから、今回は『数字』にします」
「……なら、所持の数字が5レベルに達しなければ、4レベルの敵が出てくるってことだな?」
「そうなりますね」
「……ちまちま稼ぐしかないか……」
「むう」
「さあ!次を開けましょう!!」
「するか!」
「四隅を探索するぞ!」
「そうね……分担はどうするの?」
「知覚は僕が一番低いから、君たちで内側を捜索してくれ」
「じゃあ、ボクは右上(◇3)を捜索するよ」
「私が、右斜め下ね」
「じゃ、僕が左下にしようかな……」ーー25……「なんで、成功するんだろうか?」
「失敗するよりはいいでしょう?
足元にハートの10が落ちてるよ?」
「だけか!?
割と当たりかな?」
「目ぼしいものが無かったら、そこに行きましょう」ーー17……「こっちも成功!」
「ん?この赤字のJOKってなんだ?」
「ああ、これ?『ダンジョンBOSS』です」
「魔神王かよ!」
「いえ?
『ダンジョンBOSS』です。
魔神王はストーリー5レベルで戦って貰いますが、ダンジョンBOSSは、この100マスダンジョンのBOSSです」
「……裏ボスみたいなもんか?」
「似たようなもんですね……わかりやすく言うと
『F.O.E』です」
「絶対、戦わん!」
「……ほう」
「何それ?」
「世界樹の迷宮シリーズに出てくる階層BOSSくらいの強敵。
シンボルエンカウントで回避する事がダンジョンギミックになってるーー
って?」
「まあ、そういうことなんだろ?」
「どーいうこと?」
「F.O.Eは、ダンジョンギミックとして存在してるんだ。
GMがわざわざ『裏ボス』ではないと言うってことは、戦わなくても、何かに使うってことだ……」
「なるほど……」
「完全にランダムだったけど、落ち場としては、なかなか良いとこ落ちているんだよ」
「とりあえず、僕も捜索しておこうか」ーー96……「うーん……集中力を使うべきか悩むところだなぁ……」
「使っておけば?ここは、頑張るとこだよ?」
「基本、集中力を成功させた事が無いんだがなぁ」ーー26……「おっと成功!……いや『ああっと!』成功」
「君が望むなら、ランダムエンカウント用意するけど?」
「いや、普通に情報寄越せ」
「あっそう……」(モンスターメーカーのカードをしまう)
「(……5%でドラゴン出す気だったな?)」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/19/9a185538294857263058b8b403a10fbe.jpg)
「♤Qと♧3が開放っと」
「結構開けたわね」
「次のターンは、ハートかな?」
「ジョーカーを見るだけ見てみたいな……」
「とりあえず、このターンはお終いね」
「ちょっと山がないな、一回戦闘挟まない?」
「残りLP1のエルダードラゴンなら、戦ってやっても良いぞ?」
「良いの!?」
「やらんでいい!!」
ーー(゜-゜)……
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