3・11に際して皆様のご安全・ご健康を心よりお祈り申し上げます
また、ご無念ながらに天上に召されました御霊・御仏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
あの日あの時の1時間前・1日前に戻れたら、自分も大切な誰かも地域社会の仲間たちも、みんな守れるよう、いろいろなことができたのかもしれません。
しかし、災害は、深夜・早朝・平日・土日祝を問わず、地域も問わず、事前の予想すら問わず、誰の身にも直面し得るものなのかもしれません。
ずいぶん昔から防災指導で普及啓発に駆け回る際、①備えておいて「空振り」が最上策、②「備えておいて良かった・助かった」が次善策、最悪なのは「備えておけば良かったのに・助かったのに」という、「空振り」を目指す防災を提唱しつつ、自らも指導者として指導内容の実践にあたっていたりします。
また、戸村流の格言「リスク管理は昼行燈(ひるあんどん)」として、普段は役に立っているのかどうかわからないとしても、いざ、危機・不安の闇夜が訪れた際には、人々を安全・安心に導く光となることを目指し、コツコツ取り組んでいくようにしていたりします。
いつ、災害・事故・事件などで旅立つかもしれない世の中で、玄関を出る際には、その瞬間が最後の一瞬かもしれないと心して、いつも笑顔で玄関を出るようにしていたりしますが、そもそも、そのような最後の一瞬とならなくて済む・空振りに終わり続けてくれることを切に願っております。
各地での災害・事故・事件や複雑化する国際情勢などで、多難な社会状況にありますが、みなさまのご安全・ご健康・ご快癒とともに、尊い御霊・御仏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。