埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

心がだいじ

2013-08-02 23:59:29 | ライフ&ワーク
今日はさいたま市が平成16年度から実施している早期起業家教育事業「“さいたま”あんとれすくーる」の開校式&1回目の授業だった。さいたまあんとれすくーるは、小学4年生から中学3年生を対象に、ビジネス体験を通し自らの資質や能力を存分に発揮して社会に貢献し、地域経済を活性化するべく力強い人材を育成する事業。今年も企画コンペの難関をくぐり抜け、運営させていただけることになりました。心から感謝です。気を引き締めてがんばります!

さて、初日の本日。ゲスト講師が2名も来てくださった。

埼玉りそな銀行さんとお花やさんを経営する石井社長さん。
埼玉りそな銀行さんには「お金や経済、働くということ」について。石井社長さんにはご自分の思いや経験をお話いただいた。

「銀行の方が、あんなこと言うとは思いませんでした。」
と、我が社の大学生スタッフ。
彼は、銀行の人が「会社は利益を上げることがだいじ。だけど自分だけが儲かれば良い、そう考えないでください」と言ったことにちょっと驚いたんだとか。

今日のお話の中に「社会はつながっている」というキーワード。「例えば、ケーキを仕入れて売る会社がある。仕入れるケーキは材料やさんから材料を買う。我が社がケーキ屋さんからケーキを仕入れる。ケーキを運ぶには、運送屋さんがいる。運送屋さんはトラックを車屋さんから買い・・・」、つまり、社会はつながっている。自分だけが得をしようとして人をだましたり、意地悪したりしたら、それは自分に返ってくる。一人では商売などできない。人に感謝する心をもとう、とのメッセージだった。

銀行さんがそう言うなんて!と驚いたという大学生スタッフの言葉から。それは伝える内容が「理念的」であったかららしい。改めて、損得(単なる計算式)ばかりでないことを教えるこの教育の必要性を感じてしまう。

お花屋さんを経営する石井社長さんのお話から。
「心がだいじ」。

商売人が、おいしいものを作る、いいものを提供する、そんなことは当たり前。みんながやっていることだ。だいじなのは「こころ」。心ってのは、相手を思いやることなんだ。

自分が商売をしていて、心底そう感じていること。それを、子どもたちに真剣に伝えてくださった。偽りでないその迫力は子どもたちの感性に響く。なぜルールを守ることが必要なのか、過ちを認めて謝ること、素直であること、助け合うこと、感謝すること、人に支えられて自分があると思うこと、などなど。

早期起業家教育。
15歳までの子どもたちにとって必要なのは、自分を知ることと、自らを社会と結びつけて自分をどう生かせるかと考えるクセをつけること。繰り返し繰り返し。社会に出ることを当たり前としてとらえて、自分を探求する。そこには、社会を生きる様々な大人との関係づくりが必須。そうしたら、生きることが楽になるのです。

実践者の言葉の迫力と、それを体中で受け止める子どもたちの柔軟さに感動。さらに、我が社のスタッフも仕事をしながらメモを取り。いいです。いただいたこの仕事を通してどれだけの人が育つか。素晴らしい事業に関わらせていただけたことに感謝。すべてに感謝の一日でした。

【今日の名言】
『意なく、必なく、固なく、我なし』
※決めつけずに、心は柔らかくね!
 孔子先生

【写真】
子どものノート。

ボランティアの高校生が書いている「“さいたま”あんとれすくーる活動報告」ブログ。
http://blog.goo.ne.jp/saitama_entre2012

有限会社E-スタヂオ
とんさんのTwitterサイト

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 拝啓 18歳になる娘へ | トップ | 最高の休日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ライフ&ワーク」カテゴリの最新記事