鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

エビノコバンの襲撃をつぶさに観察

2008年07月12日 15時25分14秒 | 随筆或いはエッセイ

昨日ホームセンターにエビを買いに行った。飼っているエビノコバンを寄生させるためだ。スジエビとかテナガエビに寄生しているということが検索して判ったのだが、ペットコーナーに安いエビはヤマトヌマエビしか売っていない。スジエビ、テナガエビは食料の鮮魚の方らしい。

ヤマトヌマエビでも構わないだろうと思い5匹購入した。1匹130円だが5匹だと480円だった。甘エビなんかと比較すると高い。ヤマトヌマエビは水槽の苔を食べる掃除屋として飼うようだ。エビノコバンのために買う人間は、たぶんあまり居ないだろう。

持ち帰ってさっそく入れてみた。持ち帰り用にしてくれたナイロン袋の水を全部入れてもいいように、エビノコバンの居るたらいの水をあらかじめ捨てておいて合流させた。行方不明になることもあるエビノコバンは居合わせたので、じっくり観察した。

ヤマトヌマエビは生きが良くて、新居をぐるぐる回って探索をする。エビノコバンは新しい水が入ったからか環境異変を感じたからか、エビが横を通っても知らん振りをしてじっとしている。何度も複数のエビとニアミスがあっても10分程じっと動かないコバン。

事態は一気に急変した。はたと気がついたのか、じっと観察の末の決断だったのか、コバンが1匹のエビに狙いを定めて跳びかかった。エビも素早く泳いで逃げる。タライを一周したところでコバンがエビの髭か脚かを掴んだ(食いついた?)。エビはそれをふりほどくための奇妙な動きをしたり高速泳ぎをするけれどコバンは離れない。徐々に徐々に好位置に移動していく。

そして、ネットで調べた通りの位置に頭をエビの尻尾の方に向いた格好で納まった。もうエビも観念したのか普通にしている。体液をコバンに吸われてエビが死ぬことはないようだし、他のエビを渡り歩いたりもするようだ。これで私の思惑通りになった。エビ5匹の内一番大きい1匹は別の水槽に入れた。種は違うかもしれないけれど孤独な先住者が1匹居る筈だから、彼のために。

4匹のエビが居れば、ヒモのコバンも安泰だろう。その内、コバンにも相棒というか仲間というか連れ合いというか、世話しなくてはならないことになるのかも知れない。本日撮影のために、別のたらいに移して撮った。エビノコバンはヤマトヌマエビと一体になって離れようともしない。

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