京料理 ～ タイ焼き論？

結婚式も賑やかな盛り上がりで無事に終わり、一時の休憩の後には、
打ち上げの宴会が待っています。
休憩なしで飲んでいるのもおったような？？　（　さすが、片山一家　）
そこに、トヨポンから差し入れ！

　　　　

熊本で、はやっとる　（流行）　らしい。
グリーン　・　ホワイト　・　ピンク　　初めて見る　“　たい焼き　”　だ。　
ＴＶ　“　ケンミンショー　”　でも紹介された。


ヒゲ修業時代の話　・・・
歌　『　およげ鯛焼き君　』　の好きなライバルがいました。
ある日、　“　大根のケン　”　をやりたいヒゲは、ライバルを出し抜く為、
普段より一時間早い、朝６時に起きて調理場に、コソーッと向かいました。
一時間後、彼氏がやって来ました。
ヒ ゲ　「　ああ、ケンはやっときましたよ。　」
彼氏　「　そうかい？　（　ニタリと・・・　）」

そして、次の日。
目をこすりながら調理場に向かうヒゲの耳に、あの歌が聞こえてきました。
　　　毎日　毎日　ボクらは鉄板の～　　　　上で　～　　
なんと朝五時に起きて、ヒゲを出し抜いた彼氏の鼻歌でした。
その日から、今でも、　“　鯛焼き　”　を見る度に、修業時代の辛苦のシーンが
思い出されるので御座います。

西銀座・田園での話　・・・
前菜を見たヒゲが、ストップを掛けた。
「　この流し物は、ユリ根の入っとらんタイ　（不良品たい）　？　」
調理場＆Ｓトウ　「　ああ、そこはヘタ（端）ですけん、入っとらんです！　」
ヒゲは驚きました。
“　端だから、具が入ってなくても当然　”　などという答えに。

次の日、ヒゲがその流し物を、目の前で造って見せました。
具　（ユリ根）　を、先ず四隅に配置して仕上げしてみせると、調理場から思わず、
「　ホォーッ　」　とため息が漏れたのです。
“　たい焼き　”　で言い換えれば、　「　尾っぽの先までアンコが詰まっている。」
という物です。
京都では、端まで詰まっていても、さらにヘタを切り落とすというのに　・・・。
映画でもそうですが、ディーテイルにどこまでこだわるかで作品の仕上がりが変わってきます。
それにしても、端だから具がなくても当たり前というのには、ア然としたヒゲで御座いました。


沢山頂いた　“　たい焼き　”　を、冷凍しておきました。
今朝のお茶菓子に、オーブンで焼いて　・・・
皮がパリッとして、美味しいです。　従来の鯛焼きと同じ触感かな？
アンコもいっぱいで、餅（白い部分）も入っています。
カラフルな鯛の皮はモチモチしていて、新商品です。