或る日の田園調理場。
「 ニハ〜イ サンビャ〜 ヨンヒャー ・・・ 」の声が聞こえてきます。
まるで、昔の邦画 『 番町皿屋敷 』 のワンシーンみたいです。
お菊さんが、家宝の皿を数えているような? (笑)
厨房に入ってみると、料理長が出汁をお玉で数えているようで、
「 ナナヒャ〜 ハッピャ〜 ・・・ 」 と続いています。
ヒゲ 「 そら何や? 」 と尋ねると。
料理長「 ハイ、3F広間から味噌汁の注文が26人分言うてきたっです。
だけん、出汁ば量りよっとです。 」
ヒゲ 「 なら、柄杓(ひしゃく)で量ると簡単だろうタイ? 」
料理長「 マスター!
おっどま(俺達)、かけ算なんかシーきらん(出来ない)とですヨ!
マスターは、かけ算ばシーきっとですか? 」
ヒゲ 「 ま、ま、まあーな、一応はな~ 💦😖 」
料理長「 アッ、物言われたけん、数の分からんゴツなったですタイ💢 」
ヒゲ 「 そ、そ、そうか?(^_^;) 😵 」
落語≪時蕎麦≫、そのまんまですね?
そう言われると、もうヒゲは引き下がるしかありませんでした。
当時の古い昭和の料理人を職に選ぶ時。
数字が嫌いな者は和食系、算数が出来る人は洋食系に進むのが、一般的な
カテゴライズでした。
そうは言っても、ヒゲは調理場の運営が心配でたまりません。
これで、料理を段取り良く提供出来るのか?
スピード感よく、能率的な時間の使い方は大丈夫だろうか?
或いは、調理器具のメンテナンスを上手くやれるのだろうか?
心配のタネは尽きないヒゲでしたが、任せてあるから仕方ありません! 😰
昔々の事を、ふと思い出してしまいました。 (爆笑)
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もちろん、こだわる料理人もいますけど。
今、暇つぶし&小遣い稼ぎに事業所食堂や学食の手伝いしてますが、現役を離れたばかりの私でも知らない物ばかり。
野菜はタマネギ・キャベツ・レタス・モヤシ以外は全部カット冷凍品。
金平ごぼうミックスって製品は、ささがきor千切りで人参入りや揚げ入りなどなど。
汁物は昆布・鰹・イリコの顆粒出汁&麺ツユ。和え物は胡麻和えなどの素でで和えるだけ。
具材入りサラダは既製品のパックもの。
冷蔵庫の中見ると、うどん用濃縮だし・ソバ用濃縮だし・白だし・焼肉のたれ・しょうが焼きのたれ、数種のラーメンスープなどなど。
肉類は全てカット納品、玉子料理は目玉焼きまで冷凍品があります。
包丁は研がずにシャープナーか砥ぎ器でゴリゴリ。河豚も平目やウマズラや鯛の薄造りは冷凍がありますし、今どきの造りの盛はアシライ無しのベタ盛なのでパートでも簡単です。
じゃぁ、料理人はなにするのか?人件費削減のために少ない人数でやるのです。
ハサミと缶切と電卓を駆使して。あたりは塩分濃度計ありますし。レシピ通りに作れば・・・・。
新物のブログネタが沸き起こりました。
ありがとうございます。そのうち、公開出来ると。
それにしても、今どき板前、本焼包丁を買ったけど!使うのはハサミだけ?
馬鹿とハサミは使いようの見本みたいな
厨房景色が残念ですが。
そんな板前、あっちに行ってマエ💢とおじさんは怒るしかありません?