さても、蕨を扱う時の最大のネックはワラ灰です。
「 そんなモン、重曹や炭酸等の薬を使えば簡単さぁ! 」と熊本の料理人。
しかし、京都やヒゲみたいなモッコス主義者は、ヤク(薬)を使いません。
ワラ灰を使ってのメリットは、効き過ぎないことです。
重曹や炭酸を使った時、匙加減(!)にしくじって、わらびがトロトロに
なった経験をお持ちの方もあるでしょう。
そんなおトロしいしくじり(失敗)は、ワラ灰では殆どありません。
で、天然の灰を求めますが、これがまた大変ですね。
藁(ワラ)を焼いて、その灰を集める。
簡単なようですが、実際は大変です。
昔のように、手短な処に藁は見当たりませんからね。 (笑)
懐かしい光景ですね~ ⤵
先ず、ワラをそこそこに集めるのにひと苦労。
又、焼くという作業も、とても恐ろしいものです。
火🔥が付いた藁は、浮き上がりやすいし舞い上がりますので。
ヒゲは、とうとうギブアップ。
カァちゃんの実家に頼み込みました。
( 今では、ネットショッピングで簡単に入手出来る様ですが 😆 )
一度だけ、自力(?)で灰を手に入れたことが。
益城のゴルフ練習場に行った時の事、田畑を焼いた後が黒く見えます。
「 ヤッター! 」 とばかりに、ビニール袋を持って座り込みました。
ご機嫌で表面のワラ灰をかき集めていると、通り過ぎる車窓から怪訝顔で
見られているのが心痛い思いでした。
商売だからと、耐えられましたが? (苦笑)
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