田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

秘やかな楽しみ

2010-06-28 22:05:20 | ヒゲの盤上の世界
ず~と昔の、M田将棋道場。
盤の横には、一升瓶の酒が据えてあります。
湯飲みに注ぎながら、将棋が進んで行くのでした。
                      
時折、 “ 札 ” が盤上を飛び交います。 (笑)
それは、まさに “ 鉄火場 ” の雰囲気でございました。 
                        
             

それから、ず~と経った、西銀座・田園。
営業も終わる10時半ぐらいからやって来る、ケシカラン客がおりました。
お目当ては、ヒゲと酒。
オヤジ達の “ 夜の将棋 (碁) 会所 ” という訳です。
酒代が席料になり、悪くない話です。
ママには、少し面はゆい所ですが。
                       
夜の将棋の良い所は、負けても 「 あれは、酒を飲み過ぎていたからだ! 
シラフなら強いんだぞ? 」 と言い訳を用意できることでしょうか。
とは言うものの、敵(?)も必死です。
なにせ、飛車角落ちで、コロコロ負けては、沽券にかかわりますもの。

それは兎も角、夜には夜の愉しみがあるのです。
そのチョッピリ後ろめたい所が、酒の味を益々上げるので御座います。
「 酒を呑みながら、将棋を指す。 」 という、いささか背徳的な行為に、
男は酔ってしまうのです。(笑)

店を閉じた後、ヒゲにとっての、このささやかな愉しみが、長い事なかったのですが ・・・ 
Wiiが来て、将棋ソフトが手に入って復活したのです。
今度のソフトには、駒落ち戦も入っていて、 「 ヤッター 」 と思いました。
“ 銀星将棋 ” の一級の人とは二枚落ち、二段の人とは飛車落ちでやれるんです。
ママちゃんが携帯のモバゲーをやり始めたら、ヒゲもすぐテレビをゲームに切り替えます。
酒は、勿論、日本酒が良い。
                         

こうして、シチュエーションは整ったけど、やはり人間相手の方が、酒が旨い!?
というのも、ソフトの奴、間(ま)がないもん。 (怒)
こっちが指した瞬間、指してくる。 まるで、馬鹿にしているように。
自分が指した手で、相手が苦吟(!)に沈み込む、その間に頂く酒こそが
美味しいというのに。 (笑)
それこそ、ただの二級酒が吟醸酒に昇華する至福の時間で御座いますよ。

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