田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

劇団 ・ 酔っぱライ ~ 盆栽

2009-03-05 13:22:33 | 田園ものがたり
「 マスター、持って来たよ! 」 ヒゲの前に三冊の盆栽本が、ポンと。

           


お馴染みの陽に焼けた、県のマッちゃんです ( 周ちゃんの父ちゃん )。
「 あらー、有難う御座います! 」
盆栽初心者のヒゲの為に、持って来て下さったのです。
おまけは、いつもの “ アイスクリーム ” 、 女性軍が大喜びです。


「 ほんなら、冷酒ばもらおうか。 」
浪やんが、さっさと 『 黄色 』 の薩摩切子をお出しした時です。
「 浪江ちゃん! たいぎゃア、御無礼とは思うとバッテン、俺には “ 初代 ” の
  切子ば出してもろうて良かろうか?! 」
皆んな知っているのだ。
“ 初代物 ” と二代・三代目の黄色切子とは、似て非なるものだと。
ボコボコと、二世 (偽せ?) 議員が誕生する風土や、オリジナルの複製に走る
時勢が恥ずかしい。

「 ホイッ 」 と、二口で空いた切子が、ヒゲに飛んでくる。
90ccは入る猪口なのに!?
ヒゲも西銀座で、大酒飲みの “ 番 ” 張っている手前、挑まれた戦いを
後へは引けません。   クイ、クイ、クイッと三口飲みで返盃します。
300ccのお銚子が次々に ・・・・・


浪やんが、ミニ盆栽を持って来ます。
マッちゃん 「 ワァー、こらー、ムゾラシカねぇ。 たいぎゃぁ金のかかっとるたい。  」
浪やん 「 ハイ、阿蘇ン山に、しっかり支払って来ました。 」
マッちゃん 「 マスター、俺、暇になったけん、丸太小屋ば造りよっとよ。
        材料は廃材だけんタダたい。
        この間、よかァー梁(ハリ)ば、見つけた。 解体屋に 『 くれ 』 て言うたら、
        解いた時に来なぁやらんて。 アイツら、ろくな奴じゃなか。 」
浪やんが、次に中盆栽を見せに来る。
「 最近、うちの親父は、こぎゃんとばかり作っとですよ。 どぎゃんですか? 」
マッちゃん 「 ウ~ン、どぅ、浪江ちゃん、ハサミば持って来て!? 」 
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ヒゲとアソウの漢検?

2009-03-04 16:33:09 | ヒゲの毒舌
9/19 のブログにあるように、ヒゲは中1から、取って付けた様に勉強を始めました。
しかし、小学校の “ 6年間 ” もの不勉強のツケは、大きなものでした。
アソウ総理に負けじと、国語も 『 1 』 のヒゲは、特に “ 漢字 ” ばかりを
勉強する訳にはいかなかったからです。
他の科目も、まんべんなくする必要がありました。
                                

さて、国語と社会の試験、 ヒゲは頭を抱え込みました。
答えは解っているのに、それに該当する “ カンジ ” を書けないのです    

困り果てたヒゲは、取り敢えず答案用紙の上の方に、書けない漢字の答えを、
カタカナで書いておきました。
そして、目を皿にして、問題用紙をチェックします。
答えの漢字が、どこかにないかと !!
すると、ようしたもんで、三割くらいは見付かるんですね ・・・ (笑)


時は流れ、リタイアのヒゲに、カカァーが命じました。
「 あァたァはヒマなんだから、ブログなっと書きなっせ! 」
書かされ始めたのは良いが、簡単な漢字がなかなか出てきません。
                           ( 年のせいもアルか? ) 
    ケータイもパソコンも使えないヒゲの、
                        唯一の頼りは 『 電子辞書 』

そんな苦労している父親を見かねてか?
孝行息子夫婦が、黒川温泉に連れて行ってくれることに。
長旅 ( ヒゲにとっては、大変な距離 ) で、チョット怖いが、頑張ってみよう!
カカァーに、だいぶん尻を押されたし ・・・
久し振りの 『 阿蘇 』 ダーァッ !!!

           

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デフレ? パートⅡ

2009-03-03 18:44:12 | よもやま話・料理編
              
カァーちゃんも、 『 生もずく 』 が入った時は御機嫌だ。
軽く洗って、すぐ出せるからだ。
肴を急ぐヒゲの為、 今日は “ 長芋 ” と合わせて酢の物に。

 
沖縄・もずくと言えば、古典では 『 もずく雑炊 』
田園では、その太さを活かして、天種にも。 養殖ものが、使いやすい。
針生姜を少し混ぜ、ちょっとだけ拡げるように揚げます。
ヒゲは、そに揚がったもずくの造形美がお気に入り! 
「 海底のティアラ (?!)   じゃーッ! 」
盛り合わせの中ぐらいに、立てて盛り付けると、主役より目立つ。


ソーメンとのコラボは、酒飲み用。
冷ソーメンと生もずくをざっと混ぜて、薄口醤油の麺つゆを。
薬味に卸し生姜・葱で 『 小吸物 』 風な器が良い。
燗酒で少し熱くなった舌を、冷してくれる食感。
ソーメンの “ ツルリ ” と、太もずくの “ トロン ” が、交互に押し寄せてくる。

      

車海老とホタテの刺し身が出て来た。
海老の頭は塩焼きで、ホタテのわたと真子は茹でて添えてある。
「 あらっ? 」 とカァーちゃんが。 焼いた海老の頭が、黒ずんで来たのだ。
「 エビやカニ、伊勢海老やオマールも、焼き方が浅いと、食べるには良いが、
  少し時間が経つと、 『 アク 』 が出るとタイ。 
  店で焼きカニなんかする時は、客を見て ・・・ ね。
  おしゃべりが長い客に出すと、食べる時には真っ黒になっとる事も。
  それと、ホタテは ・・・ 今の定石では、輪切りではなく、タテの方に切る方が
  食感が出るとよ。 ビラは生でね。 」 と、ヒゲの講釈。
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梅は、満開!

2009-03-02 11:27:04 | 田園ものがたり
             
3/17の厄払いの宴で、海王丸の智ちゃんが、梅の猪口を出してくれた。
佐賀の 『 窓の梅酒造 』 さんから、頂いた物です。
有田焼の特注品で、それは立派なもの。
毎年頂戴したので、何十個と色々な柄・サイズで揃っていました。
その頃、田園で愛飲していたのは、 『 窓の梅・花伝 』 
中吟で値ごろでしたので、色々なセレモニーでも重宝しました。

                                  

     
      ( 北九州酒仙の会様を、田園にお迎えした時の写真 )

18年程前の事です。
小倉で、北九州酒仙の会 (2/23 ブログ)が、パーティーを催すという事で、
熊本から、ヒゲと田園の料理長が参加しました。
テーブルで機嫌良く飲んでいたヒゲに、とある美人が近づいて来ました。
「 あの~、田園のカタヤマさんですよね? 」   「 ハイ 」
「 失礼ですが、お母様のお名前は、“ ともえ ” さんでいらっしゃいますか? 」
「 ハイ 」 どこかのメーカーさんの売り込みと思っていたのが、どうも違うようです。
「 実はわたくし、窓の梅なんですが、蔵に嫁ぐ前、FBS( だったか? 福岡の放送局 )
  のキャスターしておりました。 その最初の仕事で、熊本からのバスの降り客を
  インタビューする企画がありました。 その時のわたくしのインタビューお相手が、
  『 カタヤマ トモエ様 』 だったのです!? 」
ナ、ナ、ナントいう偶然!!!
たちまち、ヒゲのテーブルは盛り上がりました。 ( 爆・爆 )

そして二次会という事で、街を知らないヒゲの為、奥様が案内して下さる事になりました。
ヒゲは厚かましくも、天ぷら専門店を望みました。
ご馳走になって、店を出た時、料理長が 「 マスター、窓の梅の御主人がナンか
おかしかですよ? 」 と告げました。
振り返ると、ヨレヨレふてくされ歩きです。
奥さんが笑いながらおっしゃるには、
「 うちの主人は、わたくしが他の男の方と仲良くすると、すぐ焼き餅やくんですよ! 」 と。
「 ゲエェーッ! 又又、おごちそうさまでぇす! 」
ラブラブの御夫婦でした。
あら~? 我が家といえば ・・・

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うずらに鳥インフル

2009-03-01 17:19:26 | 田園ものがたり
この季節、春を告げる魚 “ シロウオ ” が、田園の卓上でも跳ねていました。
脇役ですが、 “ うずらの玉子 ” も出番です。

        

春らしく明るい原稿をアップする予定の所に、嫌なニュースが飛び込んできました。
今も営業していたら、どうしていたでしょう?


いつものホームセンターに、店で使う洗剤等を仕入れに行った時です。
束の間の時間を、“ めぼしい物はないかいな? ” とウロウロしていたら、
いい物を見つけました。 1cm幅の細長い薄板です。
さっそく、 “ ものは試し ” と買い込みました。
                                                
図面を書き上げ、切り出しを始めました。
目的は、10cm大の “ 三段のひな壇 ” です。
・・・ しかし、製作は困難を極めました。
飛行機の模型なんぞ作った事のない年配女性には、慣れない作業でした。
一週間かかって、やっと10体。
これに赤色紙を被せて、三月三日のひな祭り用前菜の器の出来上がりです。

        
                 ( これは田園ではなく、よそ様の作品です )

最上段には “ うずらの卵 ” の姫見立て。
茹でた物に、焼いた金串で小さく焼印。とっぺんに、赤い梅肉を爪楊枝で小さくポトリと。
二段目には、地漬けの菜の花。 煎り卵をパラリ。
      灯りをつけましょ~   ぼんぼりに~   
三段目には、三色菱形真丈。 ヒゲの同級生の松○カマボコ店の製品。
田園で使うスリ身は、全てここから調達していたが、店がなくなり困ってしまった事も。

食前酒には、年に一度の “ 菊姫のにごり ” 。
吸い物は、 “ 蛤吸 ” ~ 茹で貝割菜に白胡椒を少々。
この時季、地物の蛤は急に値を上げるから、困ったもんだ。

次は、お飾り!
ディスプレイには、京都展の時に手に入れた “ 飾り雛 ”
客が入って直ぐの席には、 “ 立て雛 ” を掛けて、雰囲気を出して ・・・




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