冬のそよ風

　　　　　　　　　　　　　　　　気づくと
　　　　　　　　　　　　　　　　見知らぬ場所に
　　　　　　　　　　　　　　　　紛れ込んだような




　　　　　　　　　　　　　　　　穏やかな冬の日




　　　　　　　　　　　　　　　　身も心も軽くして
　　　　　　　　　　　　　　　　すっかり枯れた葉




　　　　　　　　　　　　　　　　まるで春の日のように
　　　　　　　　　　　　　　　　そよ風に身を任せ




　　　　　　　　　　　　　　　　ふんわりと
　　　　　　　　　　　　　　　　舞い上がりそうに揺れていた

金細工のように

　　　　　　　　　　　　　　　金色に輝く冬枯れの花




　　　　　　　　　　　　　　　花びら一つ一つ見ていると




　　　　　　　　　　　　　　　まるで金細工のよう




　　　　　　　　　　　　　　　このまま本当に作ってみようと
　　　　　　　　　　　　　　　思う人がいるのではと




　　　　　　　　　　　　　　　手振れの写真を見ながら・・
　　　　　　　　　　　　　　　もう一度カメラにと出かけてみると




　　　　　　　　　　　　　　　花は全部刈られていて




　　　　　　　　　　　　　　　少し後悔の混ざる
　　　　　　　　　　　　　　　最後の輝き・・・

冬の輝き

　　　　　　　　　　　　　　　　　　冬の光・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　スポットライトを浴びると




　　　　　　　　　　　　　　　　　　それまで沈んでいた花は




　　　　　　　　　　　　　　　　　　瞬く間に輝きはじめる




　　　　　　　　　　　　　　　　　　繊細な模様を描き出して




　　　　　　　　　　　　　　　　　　触れればたちまち崩れそうな




　　　　　　　　　　　　　　　　　　儚い夢の中の絵




　　　　　　　　　　　　　　　　　　透明な輝きは冬の宝石

新年の舞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　新年の舞




　　　　　　　　　　　　　　　　　　となればよかったのだけど・・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　カメラを構えて数分




　　　　　　　　　　　　　　　　　　突然の！！




　　　　　　　　　　　　　　　　　　羽繕い・・大あくび？・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　時々オスマシ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　さぁて・・いよいよ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　美しい新年の舞は？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　見ずじまい

一月の薔薇

　　　　　　　　　　　　　　　　　　北風はお休み・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　明るい冬の日差し




　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい空気が凍みてくる




　　　　　　　　　　　　　　　　　　見渡せば・・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　枯れた薔薇の花




　　　　　　　　　　　　　　　　　　冬なのだ・・と呟く言葉が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　細く消えていく




　　　　　　　　　　　　　　　　　　消えた言葉を拭って
　　　　　　　　　　　　　　　　　　眺めると




　　　　　　　　　　　　　　　　　　深い皺を刻んだ薔薇の花




　　　　　　　　　　　　　　　　　　美しく枯れた花




　　　　　　　　　　　　　　　　　　一月の花は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　自然に枯れた薔薇の花

枯葉の夢

　　　　　　　　　　　　　　　　　日向でウトウト




　　　　　　　　　　　　　　　　　散った落ち葉は長閑に




　　　　　　　　　　　　　　　　　小枝でおしゃべりした




　　　　　　　　　　　　　　　　　あの小鳥達の声を聞きながら




　　　　　　　　　　　　　　　　　緑色だったあの頃を




　　　　　　　　　　　　　　　　　思い出しながら




　　　　　　　　　　　　　　　　　冬の林の下は




　　　　　　　　　　　　　　　　　日差しが射して




　　　　　　　　　　　　　　　　　華やかな枯れ葉色




　　　　　　　　　　　　　　　　　見る夢もきっと・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　華やかなセピア色

微笑ましい赤い実

　　　　　　　　　　　　　　　　北風におどけて揺れる




　　　　　　　　　　　　　　　　隣の実を蹴ってみたり
　　　　　　　　　　　　　　　　みんなで合わせて揺れたり




　　　　　　　　　　　　　　　　オイオイカメラを向けてる
　　　　　　　　　　　　　　　　こちらは困るのよ！




　　　　　　　　　　　　　　　　お構いなしに
　　　　　　　　　　　　　　　　日向ぼっこが楽しいのか




　　　　　　　　　　　　　　　　時々ちょっとはしゃぎすぎ




　　　　　　　　　　　　　　　　手を離しちゃだめだよ
　　　　　　　　　　　　　　　　せっかく赤く弾けたんだから




　　　　　　　　　　　　　　　　いつか雪が降って
　　　　　　　　　　　　　　　　白い帽子なんてかぶるまで
　　　　　　　　　　　　　　　　頑張っていなよ

山茶花の咲く頃に

　　　　　　　　　　　　　　　　寒さの中で
　　　　　　　　　　　　　　　　赤い山茶花の花を見ると




　　　　　　　　　　　　　　　　ほんのりと
　　　　　　　　　　　　　　　　暖かさを感じる時と




　　　　　　　　　　　　　　　　ぴりりとした寒さを
　　　　　　　　　　　　　　　　さらに感じる時と




　　　　　　　　　　　　　　　　その時の気持によって・・




　　　　　　　　　　　　　　　　色の不思議
　　　　　　　　　　　　　　　　花の不思議




　　　　　　　　　　　　　　　　今日は・・・

今年も御節で♪

　　　　　　　　　　　　　　　「あけましておめでとう」は御節とともに




　　　　　　　　　　　　　　　と言っても我が家の人口減少は妨げず
　　　　　　　　　　　　　　　少々少なめ設定・・・のはずが




　　　　　　　　　　　　　　　味見だけで体重増加！！




　　　　　　　　　　　　　　　寝正月！と決め込んでいたけど
　　　　　　　　　　　　　　　そうも行かない？
　　　　　　　　　　　　　　　明日は小鳥に新年のご挨拶でも行こうか・・・

あけまして おめでとう ございます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あけまして
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おめでとう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ございます


　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年もどうぞよろしくお願いいたします