【激動・朝鮮半島】南北会談の無期延期を通知 北朝鮮、米韓訓練を非難 米朝首脳会談中止の可能性もちらつかせ - 産経ニュース【産経ニュース】
【フット・イン・ザ・ドア・テクニック( foot in the door technique)】
依頼や交渉の際、相手が承諾しやすい要求から始めて、徐々に要求を大きくしていく交渉術。段階的要請法。小さな要求への承諾をステップとしながら、徐々に要求を強め最終的に、こちらの最も望ましい要求を承諾するよう相手を導く事を目的にする手法
北朝鮮の場合。アメリカはまず、ICBMの破棄から要求し、次は豊渓里の閉鎖。その次はIRBMの破棄。更にMRBM・SRBMの破棄。最終的には核の完全放棄、核科学者の海外移転、核兵器監視団の受け入れと恒久的な非核化要求。更にボルトンが要求してるような生物化学兵器の破棄と拡大させる。
【ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック(Door in the face technique)】
所謂、譲歩的要請法。依頼や交渉の際に最初、難度の高い過大な要求を突き付けて敢えて断らせる事により「このまま交渉を打ち切られるのでは無いか?」のような後ろめたい精神状態にさせ、それを確認したらハードルを下げた要求行う事で安心を誘い、相手が承諾してしまうような流れを作り出す手法。
北朝鮮の場合は最初『弾道ミサイルと核の完全放棄。科学者の海外移転。核監視団の受け入れ。将来に渡る半島非核化。生物化学兵器の破棄。』のように強い要求を行い敢えて拒否させて、代わりに交渉打ち切りのような雰囲気を匂わせる。そして相手側が弱気に成った事を確認したら、ハードルを下げた要求を行う。そうする事で相手は安心して、こちら側が意図する段階の要求を飲む事になる。
後は着地点をどこに想定してるかです。ポンペオ路線であっても少なくともICBMの放棄、豊渓里の破棄では納得しないようだ。そして北朝鮮の反応は、その逆です。
要するにディールですよ。
北朝鮮絡みで『トランプのブレ』に見えるのは、上記の段階的要請法・譲歩的要請法などを用いたディールの結果だと見てる。だから短絡的な結論は流石に受け入れ難いんです。
と言うか『トランプ・バカ説』は基本的に違うと思っていて、それ程、見くびって掛かって良い存在では無いと思ってる。
個人的な独断と偏見ではクズに近いとは思うが、優秀では有るとは思ってます。
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