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報復力と拒否力・懲罰力ZERO 『普天間問題の方向性』

2010-09-02 03:55:19 | 日記

国会議事録(174 - 衆 - 安全保障委員会 - 5号・平成22年05月14日)から引用。)

岡田克也外相が言うには【日本に攻撃が加えられれば、それを防ぐことはあっても、それに対してやり返すとか、そういうことは基本的には想定されていない。能力的にもそういうことは考えられていない。だから、日本というのは限られた兵器しか持っていないということであります。】

【もし攻撃を受ければ、それをやり返す、相手にそれ以上のダメージを与え得るという備えがあって初めて、相手方の攻撃を思いとどまらせる、こういうことになるわけで、それが基本的には抑止力の考え方であります。】

【もう一度整理をいたしますと、万が一の保険だとしても、いずれにしても、日本が攻撃を受けないための備えとして、自衛隊だけでは限りがあり、そこに米軍の存在というものはある。それなくして、日本の国民の安全ということは維持できないというふうに思います。】

【なぜ沖縄かということは先ほど申し上げたとおりで、海兵隊について、全体を日本のほかに移すということは、それは可能性はゼロかといえば、私はゼロではないと率直に思います。しかし、それを現実に引き受けるところはありませんし、ベター論でいえば、地理的状況からいって、本州、四国、九州、北海道もそうですが、それと比べれば沖縄の方がより近いということですから、それだけ抑止力としてもより大きなものが期待できる、こういうことだと思います。】引用終わり。

 

まず、自衛は可能。更に9条の解釈にはまだ余地があると言うことを前提します。

 

新安保懇言うように日本において「国家存立を脅かすような本格的な武力侵攻は想定されない。」とするなら、懸念は日本側の主張する国境付近での小規模な戦闘ってことになるんでしょう。

日本が自前の戦力で国境付近で行われる敵性国の挑発行動や侵犯を抑えられるのならアメリカの役目をさらに限定できるはず。

もし、大規模な戦闘が突発的に起きたとしてもアメリカが駆け付けるまでダメージ少なく持ち堪えられる戦力を保持できれば日本においての米軍基地の更なる縮小を見せても対外的抑止力を維持できるじゃない。

岡田外相のさ答弁に沿うならだよ。日本の防衛に特化するとして言うなら、米海兵隊に匹敵する自衛隊の部隊を日本が持てば米海兵隊全体を日本のほかに移すか、また米軍再編計画よりも更なる縮小化ができるってことだよね。

米海兵隊に替わる自衛隊の部隊があれば米海兵隊による日本防衛に関した意味あいは薄くなるって読み方もできるでしょ。

従ってある自衛隊部隊の海兵隊化を進める方向性を模索すれば普天間基地移転問題に別の方向性が見えてくるって話じゃない。当然、アメリカは日米安保の維持とアジアの安定、更には台湾を盾にしてくるとは思うけど、それでもさ。中小規模海上基地の提供でも提案すれば彼らの主張の根幹を揺るがすことはできると思えるね。


菅か小沢。どっちが首相になるか解らないけどさ。単に日米合意を踏襲だとかマニフェストを履行だとかって、まぁ、どうなるか知らないけどね。重要なのは将来どのような日本にして行くかのビジョンだと思うなぁ。何年もかかって構築されたものを一辺に変えるなんてできる訳ないよね。徐々に慣らし、情勢を思惑に合わせて行く方向性が重要なんじゃないの。

紛争に際して大国様の支援が必要なのはどこの国でも同じな訳なんだろうけど、それでもさ。自国に米軍の基地をおくかどうかは相対的なものでしょう。縮小したいなら国民を煽ることよりも仕掛けが必要なんじゃない。

俺は専門化ではないんで妄想を吐いているだけだけどさ。方法が全くない訳じゃないと思うなぁ。まずは何が必要か見極めること、次に何ができるか見極めることだよね。



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