イラン、英タンカーの拿捕試み 中東ホルムズ海峡【AFP通信】
有志連合、米への忠誠試す=ハイリスク、護衛艦・哨戒機派遣:時事ドットコム【時事通信】
当然、アメリカはイランとの対立に同盟国を巻き込もうとしてるんですよ。しかし、時計の針は戻らないんです。だから先を見ないとダメなんですよね。
現実的な選択を考えると、アデン湾での『ソマリア沖海賊対処活動』に準じ、その解釈を拡張した物と、更に有事の「存立危機事態を予防する」為、平時グレーゾーンでの阻止活動とし『アセット防護』の解釈を拡大して、それ等をミックスした物を適応すれば共同行動が可能だとは思います。
求められる有志連合として、それに近い選択肢を考えるなら、2014年に日米で公表した『アセット防護』の解釈拡大と、援用出来る前例を鑑みれば「ソマリア沖海賊対処活動」。後は国民の生命・財産を脅かす『存立危機事態を防ぐ前提』。
イラン側は「イラン革命防衛隊」の関与を否定している。つまり対国家では無く、「ジェイシ・アドリや、ダーイシュなどの『テロ組織の犯行である可能性』も高い。」と言う論法です。だから、「ソマリア沖海賊対処活動」が援用出来るとしてます。
後は自衛隊の負担の問題です。
先のイギリス海軍の行動が、例になるでしょうが、前提がテロ組織の犯行だと言う体でも、海上自衛隊が派遣されたとしたら、イラン革命防衛隊と直接対峙すると言う事態に陥り兼ねない。その時の行動指針を出して置かないと、後手後手に回る事に成るでしょう。
更に自衛隊が、その場で治められれば良いが、政治問題になった場合の対処も考えて置く必要が有る。
日本とイランは比較的良好な関係を築いて来ているので、政治問題化した場合の最悪を想定した、少なくとも「A案・B案」位は作って置く必要は流石に有るでしょう。
アメリカと違い、日本にとってのイランは純然たる敵では無い。だから安倍総理の外交手腕が問われる。
自衛隊を派遣して終わりじゃなく、日本にとっては「相当舵取りが難しい先が有ります。」から、"そこ"との兼ね合いを見て方向性を示す必要は有るでしょう。
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