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僕が知っている野中広務さんのこと(田原総一朗) - BLOGOS(ブロゴス)
湾岸戦争。国連決議678に基づく武力行使がどう正当化されるかと言う議論は未だに提起される事は有るがしかし、クウェートに侵攻したイラクに対して国際社会は共同で抵抗する事を決めたんですよね。
対して日本。海部内閣の時です。その曖昧な国際法的根拠に反対するのでも無く、半ば盲目的に賛成の立場を取り、戦費を大量に投じたが、自衛隊は出さなかった。これ当に『歪な平和主義』ですよ。
確かに集団的自衛権はアメリカが恣意的に国連憲章に盛り込んだ物だと言われるが、それでも例えばニカラグア事件、国際司法は必ずしも有利な判決を出さないし、クウェート侵攻以降は人の為ならずの意味合いも大きくなった。しかし、日本の場合、「アメリカ家父長主義」が支える「殊更に歪んだ平和主義」が前提に有るから、みんな思考停止するんだろう。
だから未だに『もし日本が、クウェートと同じ立場に成るなら。』と言う観点では語られ無い。
《戦争の反省》と言う【体の良い言い訳】と、『アメリカ家父長制』に護られて、特に古典的な○○学者とか、古典的な○○パネリストとか、古典的な○○ジャーナリストとかは、言うなれば「父親に逆らう思春期の中二病」を演じてれば良かったんだよね。ここなんだよな・・・。
歪んだ平和主義の盲信で、真面な考察が出来無いから、総からく『安全神話』で中途半端だと、何時に成ったら気付くのだろうか。
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