<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」

2013年02月19日 |  映画
2007年 アメリカ映画

ケビン・コスナー主演

これは特筆すべき映画かも。
分野はサイコスリラーというのか、ちょっと違う気もするが
とにかく、殺人者を主人公として描いてあるにも関わらず
悪い気持ちにならないのは何故か。
これは、倫理的に自分がおかしいのか、と思ってしまうほど。

主人公のアール・ブルックスは表向きは
大会社の社長であり、「今年の顔」に選ばれるほど社会的には認められた男。
しかし、実は、殺人依存症。
そんな依存症があるのかどうか知らないが、
本人はその依存に苦しんでおり、しかも克服しようとしている。
アルコールや薬物依存と同じように。

けれどもう一人の悪の存在「マーシャル」が彼につきまとう。
アールが作り出したもう一人の自分だ。

複雑な男の心理をケビン・コスナーが見事に演じている。
もともと、大好きな俳優だけど、
この映画でますます好きになった。
彼の演技がなければこの映画は成り立たなかったと思う。
又、刑事役のデミ・ムーアもすごく良かった。

脚本が素晴らしいのだと思う。
完璧な殺人鬼と同様に、脚本、俳優、共に素晴らしい完璧な映画かも。
映画がお好きな人にはお勧めの1本。

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